日本はサービスが過剰すぎる(ドイツとの比較)

ドイツでのサービスの悪さ→飲食店の従業員の態度は日本と比べると非常に悪く、間違えても謝らないしへりくだった態度を客に取らない。ドイツではサービスは無料ではないという考え(チップは代金の10%が目安、アメリカでは15%)。しかしサービスが悪いため日本よりも割安になっている場合も多い。日本の新幹線は終着駅に12分間停止しそのうち7分で清掃を終えるが、これは世界的にはやや過剰すぎるサービスといえる。大企業の場合はアメリカ企業のように社内研修用として顧客との電話を録音する会社も増えたので多少はマシになった。また、一部を除けばほとんどの商店は日曜や祝日には閉まっているし、日本のような24時間営業コンビニもない。日曜や祝日に店を開ければ稼げるというのはアジア的な発想で、香港やバンコクでも日曜にはすべての店が開いている。ドイツでは店員の休む権利が守られているため市民が買い物をする権利は制限されている(開店法という法律で定められている)。

ドイツでサービスより休暇を優先した事例→マインツ駅で駅員の休暇が被ったせいで列車のポイント切り替えをする駅員が不在となり、列車がこの駅に停まれなくなった。他の駅から派遣すればよさそうだが、ドイツの労働組合的にはそれは他の駅員に過剰な負担を強いるだけでなく、マインツ駅で休暇中の駅員の権益を侵害するものであるという主張。戦後最悪の不況になった2009年ですら休暇を減らそうという議論は起こらなかったため、それくらいドイツの休暇に対する価値観は日本とずれている。

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