日本のノンフィクションはたとえ面白いと感じても、ちょっと物足りなさがあることが多いのだが、本書は充実していてとても良かった。
Twitterを活発にしていたころ、当初は自分自身がこの「ローハンギングフルーツ」だったと思う。徐々にそういう自分を改めるようになったが、そうすると「ローハンギングフルーツ」な人たちの言動に嫌気がさしはじめた。少しずつTwitterから距離をとっていた時期に、期せずして大量のローハンギングフルーツを収穫することになってしまい、それを機にアカウントを閉鎖した。
SNSにはデマも多く、それを熱心に修正しようとする人たちとのイタチごっこが続いている。だが、こういう話もある。
SNSについて少しでも危機感を抱いている人なら、読んでおいて絶対に損がない本だと思う。