マガジンのカバー画像

100分de名著を語ろう:レジュメ一覧

106
clubhouse内で展開しているクラブの「100分de名著を語ろう」についての記事をまとめてあります。
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

【100分de名著を語ろう】『アイヌ神謡集』④

こんにちは。 今回のnoteは、今夜(9月29日)開催されるclubhouseのルーム「100分de名著を語ろう #78」のレジュメとして作成しています。ご覧くださいますと幸いです。 今月は、史上初めて日本語の文字に翻訳されたアイヌの口承文学である、知里幸恵編著の『アイヌ神謡集』を扱ってきました。第4回放送分(9月26日放送)のサブタイトルは、「知里幸恵の想い」でした。以下、放送テキストの小見出しに連番を振って、内容を見てまいります。 ①名文で知られる「序」・その昔この

【100分de名著を語ろう】『アイヌ神謡集』③

こんにちは。 放送中のEテレ「100分de名著」、今月は知里幸恵著の『アイヌ神謡集』の第3回は、本著の巻頭に掲げられている「銀の滴降る降るまわりに」について取り上げられます。シマフクロウのカムイが、貧しいアイヌの子に射られたあと、何が起きたのかについて謡われています。 ①最も長く、有名な物語②シマフクロウの「手」・ここで言う「手」というのは魂の手です(略)カムイの魂は人間と同じ形をしています。 ・アイヌの考えでは魂は不滅であり(略)肉体というのはカムイの着物であり(略)

【100分de名著を語ろう】『アイヌ神謡集』①②

こんにちは。 今月のタイトルは、知里幸恵著の『アイヌ神謡集』で、解説を『ゴールデン・カムイ』でアイヌ語監修を務めた中川裕さんが担当されています。今回は、第1回(9月5日本放送)と第2回(9月12日本放送)の2回分のテキストの小見出しを紹介するのを中心にお届けします。 はじめに:魅力あふれるアイヌの物語世界・1923年、アイヌの手によって書かれた初めてのアイヌ語の本。 ・知里幸恵(1903~1922年)著。刊行前年に、19歳で没。 ・13篇の神謡を収める。 第1回:ア

【100分de名著を語ろう】『「名著」の読み方』を語ろう

こんにちは。 9月8日(木)のclubhouse「100分de名著を語ろう」ルームでは、番組プロデューサー氏の近著である『「名著」の読み方』について取り上げます。氏の読書論、仕事術の一端を窺い知ることができるはずです。 目次はじめに 第1章 本を読む準備 第2章 本を汚す 第3章 本と対話する 第4章 本に委ねる 第5章 読み終わった本との向き合い方 あとがき 巻末付録 名著ブックリスト コラム 本に相談する ①赤毛のアン ②茶の本 ③法華経 ④構造・神話・労働 ⑤幸