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【広報日記】 新しいひと、編集長へ51の質問。

皆さん、こんにちは。今日は、5月に入った新しいメンバーをご紹介したいと思います。編集長の三田 智朗(さんだ ともあき)さんです。
三田編集長に、51個の質問にお答えいただきました。



プライベートでは、一児の父

インタビュー

  1. 生まれはどちらですか?
    生まれは福岡・北九州ですが、生まれて1年くらいに神奈川の日吉に引っ越して、それからまた引っ越ししたので、育ったのは千葉の船橋です。

  2. これまでの経歴を教えてください
    大学は国際総合科学部卒業→出版社の営業5年→IT業界に半年→出版社営業2年→出版社の営業2年/宣伝1年/編集3年半→ブックダム

  3. なぜ「編集者」というお仕事に?
    本が好きだったから、大学の就活のときから編集職をやりたかった。

  4. 本の編集の仕事の魅力3つ教えてください
    1、自分が好きなもの(本)のクオリティをあげられる
    2、時間をかけて作れるところ(本はだいだい1年くらいかけて作る)
    3、人の人生や社会を、よくできる(変える)力がある、それに携われること

  5. なぜブックダムに入社を決めたのですか?
    代表の菊池さんと仕事をしたことが大きかった。本に対する気持ちの強さを感じたし、会社のミッションから説明をする人はあまりいないから、強く印象に残ったのもある。熱意のある人だなと思った。

  6. ブックダムでやりたいことは何ですか?
    世の中に本の魅力を伝える活動をもっとやりたい。
    業界のポジティブニュースを出していきたい。

  7. どんな本を作っていきたい(作ってみたい)?
    著者の魅力を最大限に引き出す本(制約に捉われない本)
    人の心に残る本(人生の価値観を変える本)

  8. 本作りでのこだわり・大切にしていることは何ですか?
    ①著者の理想が、ブックダムの理念と合うものか。とくに、社会に読者に良い影響を与えるものかどうか、大事にしている。

    ②シーンの描き方を大事にしている。ノウハウを載せるだけではなく、どういう思いでこの本が生まれているのか。また、その人の独自のエピソードや失敗談、なぜそう思うのか、とか取材のなかで十分に聞き出している。

    ③類書を読んで分析すること。あと本を読むだけじゃなく、アマゾンレビューを見ることも大事にしている。

  9. どのようにして新しい著者や作品を見つけているんですか?
    SNSをチェックしています。あとは、本屋に行って、売れているコーナーを見て、いい本を出しているなぁと思う著者さんにはアプローチしたくなります。

  10. 「編集やっててよかった!」と思った瞬間はどんなときですか?
    すべての本にはすべて本気を出しているが、純粋に本が売れたときはやっぱり嬉しい。でも、売れなかった時の悔しいと感じる気持ちも、じつは大事にしています。

  11. 著者とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
    リスペクトすること。

  12. これまで手がけた本で一番印象に残っている本は?
    「1日1分読むだけで身につく お金大全100」著者が高校の友達。彼と作った本が一番印象に残っています。

  13. 編集の過程で一番難しいと感じる部分はどこですか?
    社内に企画を通すとき。ただ文字を並べただけの企画ではなくて、視覚にも訴える企画書を作るようにしていて。伝えるために、自分なりのベストを尽くしている。それが通っても、たとえ通らなかったとしても、その後の本作りに活かされていますね。

  14. 企画会議で重要視するポイントは何ですか?
    どういう「テーマ」で、「誰を喜ばせているか」が明確であるかどうか、は必ず見ています。

  15. 仕事に良い影響を与えてくれた本は? 
    心。/稲盛和夫
    シナリオセンター式 物語のつくり方/新井一樹
    怪物に出会った日 井上尚弥と戦うということ/森合正範

  16. 仕事のモットーや信条は何ですか?
    人生一度きり、やれることは何でもやる!

  17. 新人編集者へアドバイスするとしたらどんな言葉を贈りますか?
    僕も新人編集者です、と言いたいです。笑
    言葉にするなら、若い子にはもっと自分の可能性を信じてほしい。
    新人であろうとも、可能性は無限大だから。

  18. 編集長の一日を教えてください
    朝〜昼:頭がよく動く時間帯に、原稿を見る
    午後:1〜2時間読書(類書や著書)
    夕方:企画書作成(3本くらい並走している/手をつけないと忘れてしまうから、複数必ず手をつけておくようにしています)

  19. 最近読んだ本や見た映画で印象に残っているものは何ですか?
    心、稲盛和夫(ブックダムの課題図書でしたね)
    Believe 君にかける橋(ドラマ)

  20. あなたのキャリアの中で最もチャレンジングだった経験は何ですか?
    編集者になったこと。営業でキャリアを築いてきたので、いざ声がかかったとき、実はすごく悩んだ。

  21. ストレスを感じたときの対処法は何ですか?
    子どもと公園で遊ぶ。
    喫茶店で本を読む。

  22. 今までに達成した最も大きな成果は何ですか?
    教養としての茶道:丸善丸の内店で2ヶ月総合1位だったこと。

  23. 失敗した経験から学んだことは何ですか?
    自分が好きでないものは売れない。
    好きの気持ちを大事にしている。

  24. 何をしている時が一番楽しいですか?
    自分が(ボクシング)リングにあがるとき
    (社会人ボクシング経験4年、最近行けてないんだけど)
    ボクシングの試合を見るのも楽しい

  25. 大切にしているルーティーンはありますか?
    毎日本を読むこと、一日でもさぼると苦しい気持ちになります。笑

  26. 意外な一面と言われるところは?
    よく物を失くすところ。傘は何本も失くしています。笑

  27. 学生時代にやっていたスポーツは?
    サッカー(約14年間)

  28. 学生時代にやってよかったバイトは?
    書店員のバイトはよかった。
    小売の方々にはリスペクトしかない。
    土木関係のバイトもよかったかな。
    精神的にも肉体的にも鍛えられました。

  29. 死ぬまでに叶えたい夢はありますか?
    書店を作りたい。(国内)
    海外で出版社を立ち上げてみたい。(どこの国でもいい)

  30. ここ最高だった!おすすめの場所
    ポーラ美術館(森の静かな場所にあるのがいい)

  31. これから行ってみたい場所・国
    ハワイ/ドイツ

  32. 好きな本屋さん
    金沢ビーンズ明文堂書店(石川県金沢市)
    丸善丸の内本店(東京)

  33. いま読んでいる本(いま鞄に入っている本)
    今読んでいるのは仕事の本ばかりなので、別の本で。
    このあいだ読み終えた本は、アノニム/原田マハ

  34. 新しいことを学ぶとき、どのようなアプローチを取りますか?
    とりあえずやってみる。 
    やってみないと分からないから。
    心にブレーキかかっているときでもやる!

  35. 長く続けていることはありますか?
    やっぱり本を読むこと。
    「読書道」と言えるかな。
    道だから、これからもずっと続くと思う。

  36. 著名人などを含め、憧れの人・尊敬する人を5人教えてください
    稲盛和夫さん
    魔裟斗さん
    堂本剛さん
    小室哲哉さん
    土方歳三

  37. その理由は?
    勝ち負けを超えた、その先にいる人に憧れる。
    圧倒的な努力をした人を尊敬している。

  38. もし時間やお金に制限がなければやりたいことは何?
    子どもにいろんなものを見せてあげたい。
    世界ってこんなにすごいよ!っていろんな世界を見てもらいたい。

  39. 家族や友人の関係で大切にしていることは何?
    言葉で人を傷つけないことを大事にしている、あと、自分の考えを押し付けないように心がけています。

  40. 人生で一番大切にしている価値観は何ですか?
    人生一度きり、だから努力する。
    いいもの作る努力を惜しまない。

  41. あなたが考える理想の職場環境はどのようなものですか?
    その人のチャレンジを後押しする環境。

  42. 人生のターニングポイントはいつでしたか?どんな出来事がありましたか?
    編集者になったとき。約4年前。でも、すごくいいタイミングだったと思う。いろいろ苦労重ねた末になったので。沈んでいる業界のなかで、こうやってチャレンジできることがありがたい。

  43. 幸せを感じたり、充実感を得られたりするのはどんなとき?
    フルリモートで、子どもと関われる時間が増えたのは嬉しい。

  44. 「これをすると調子がいい」と思えるルーティンは?
    コーヒー飲むこと(目が覚める!)

  45. 最近好きなカフェ、お気に入りのお店とかありますか?
    個人経営のお店のコーヒーが好き、淹れてもらうコーヒーは美味しい。

  46. お金を出してよかったと思えた経験は?
    親族みんなで北海道旅行に行ったこと。子どもの笑顔が見れて嬉しかった。

  47. これまでの人生で「頑張った」と思えたことは?
    就活。努力して結果はでなかったけれど、あの時の学びは大きかった。

  48. これまでの人生で乗り越えることができた「つらい経験」、どう乗り越えた?
    俺ってダメな人間と思わず、俯瞰することかな。これすごく大事だと思う。失敗の経験や出来事とか、例えば上司からの発言とかから、一旦離れて広い視点で見てみる。そういう時ってどうしても狭い思考、視点になりがちだから。辛い時にこそ、ちゃんと立ち止まって、広い視点でみれるか。これ大事。

  49. これまでの人生で、人に言われてうれしかった言葉は?
    しんどかった時期を通り抜けたあとに、『よくやってくれた』と、普段褒めない上司に言われたときは、めちゃくちゃ嬉しかった。

  50. 最も印象に残っているアドバイスは何ですか?
    『詰めが甘い』と言われたこと。そういう一面が自分にあると自覚させてもらった。だからこそ、そこを潰していく努力を今もしている。

  51. 将来、どのようなキャリアを築きたいと思っていますか?
    うちにたくさんの編集者がいる状態を作りたい。自分よりも出来のいい人が集まってくれたらいい。自分の教えた子たちが結果を出したり、成功している環境を作りたい。下の子たちがどんどん自分を超えてくれるのは、嬉しい。あと、この業界を明るくしていってほしい。

ご紹介された本


インタビューありがとうございました。

おわりに

こうして編集長のことを、広く深く聞かせていただいたのは初めて。具体的な質問をしていくと、お人柄が滲み出てきますね。その人の歩まれた『人生そのものが見えてくる』といいますか。すべて分かることは出来ないけれども。その一部に触れることができて嬉しかったです。

この人がそう思うのには、過去に●●があったからなんだね、とか、こういう経験をしたから、だから●●とそう思うんですね!とか。どうしても、その言葉だけを切り取ってその人を見てしまいがちになるんですけど。
ひとつの「物語」としてその人を見てみると、その人の本質が見えてくるように思います。そういうことに思い巡らせてみる。大切なことかもしれません。



今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
六月に入り少し蒸し暑さを感じるようになりました。
どうぞお身体大切に、お元気でお過ごしください。