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出版屋の社長

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社長の頭のなか。出版のこと。本のこと。日々の仕事のこと。そしてブックダムのこと。普段何を見て何を考えどう動いているのか。なぜ事業をしているのか。日々試行錯誤しながら進みつづける社…
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【#1.なぜブックダムだったのか?】『踏み出す一歩』ができるまで

10月13日に発売したブックダムの1作目 『踏み出す一歩 そして僕は夢を追いかけた』 タイトルの通り、わたしたちブックダムにとっても出版事業開始を告げる"踏み出す一歩"となりました。 いつか来た道を振り返ったとき、「あの1冊がわたしたちにとっての大切な一歩だったね」と言える未来を創るために今日も種を蒔いています。 この時代に生き、関わった人間が、この本の完成に至るまでの記録を遺すことに意味があるのではないか。 そんな目的をしのばせながら、誰かにとって何かのヒントや勇気にな

【#2.ブックダム1作目の理由】『踏み出す一歩』ができるまで

今回の記事は前回の『#1.なぜブックダムだったのか』に続き、同じようなテーマではあるのですが、『ブックダムの1作目に決めた理由』という少し違った角度から記したいと思います。 点と点が線になった感覚 偶然話をいただいた倉野さんの企画。 そして倉野さんがブックダムを選んでくださったこと。 この現実を解釈しようとしたとき、自分の過去にタイムスリップしていました。そしてスティーブ・ジョブズ氏の名言さながらの、今日に至るまでにあった様々な点が、一本の線のようにつながった感覚があっ

【#3.日本×アメリカをつなぐ取材】『踏み出す一歩』ができるまで

『踏み出す一歩 そして僕は夢を追いかけた』が発売になり、早いもので1か月が経ちました。 わたしたちの定めるゴールまではまだまだ道半ばですが、読者の方からたくさんの励みになる声をいただいています。 今回はこの本ができるまでのストーリーを綴る第3回目。 ブックダムで発刊することが決まり、いよいよ製作が開始されたのは今年の2月24日のことでした。 日本は朝。アメリカは夜。 当然のことながら日本と倉野さんのいるアメリカとの間には距離と時間の壁があります。 オンラインでの取材と打

読者の未来をめくる日々 P.18

年末が近づくに連れて時は急ぎ足になっています。 間違いないです。今日も1日おつかれさまでした! 地味に地道に確実に 本日はプロデュースしている著者様とマーケ会議。 書籍『売るための努力ほど、無駄なものはない!』が11/28に発売を迎えます。発売は自由国民社様から。 発売前の情報拡散、購入促進は初動をつくるうえで大切です。 本日の会議では以下のポイントを最終確認。 ポイントとなる考え方は「言われなくてもわかるよ!」ということばかりです。でもいざとなると、抜け落ちてしまう

読者の未来をめくる日々 vol.13

この世は諸行無常といいますが、マーケティングのトレンドも刻一刻と変化していますよね。 追いかけるだけで一苦労ですが、さまざまな業界・業種の経営者の方が著者になられるケースも多いので、最低限の共通言語をもってコミュニケーションをとっていくために日々必死こいてインプットしています。 生はめちゃくちゃカッコイイ B to B セールス界隈で著名なお二人が登壇するイベントに参加してきました。 そのお二人とはセレブリックスの今井晶也さんとCross Borderの小笠原羽恭さん。

読者の未来をめくる日々 vol.10

9月10日は日曜日。 今日はある企業のCXO(業務執行統括責任者)の方と中目黒のイタリアンでランチ。 「中目黒のイタリアンでランチ」とか、響きだけ切り取るといかにもな感じですが、実際は男2人でピザに食らいつきながらビジネスの話をするという、日曜の昼下がりにしては優雅とは言い難い時間ではあります・・苦笑 休日とあって、落ち着いて密度の濃い話ができました。 著者・倉野信次さんと入稿前最後の打ち合わせ ブックダムの1作目『踏み出す一歩』の製作期間が残り1週間と迫り、著者である倉

読者の未来をめくる日々 vol.9

9月9日はブックダム1作目『踏み出す1歩』の原稿チェック。 そして出版をプロデュースしている曽我浩行さんとのマーケティング会議。 土曜日なので息子との時間も確保しながら、読者の未来をめくるための歩みを止めないように。 毎夏クリスマスツリーを完売させるECビジネスの鬼 日本で唯一のクリスマスツリー専門ブランド 「Alsace®」 楽天ではクリスマスツリー部門で6年連続売上No.1に輝いており、毎年この時期には初回生産分が完売。 その商品開発者こそ、マーケティング会議のお相手

読者の未来をめくる日々 vol.8

9月8日は新刊のゲラや表紙周りのデザインチェック。 そしてプロデュースしている著者さんとの打ち合わせ。 読者の未来をめくるエネルギーがある本とは。 この日も意識的にその問いに向き合う1日でした。 妥協できない ブックダムの1作目『踏み出す一歩』の製作が佳境に。 今回の編集作業は編集者と私の二人三脚。(原稿チェックにはブックダムメンバーの目もダブル、トリプルで行き届かせています) しかしながら、何度目を行き届かせても赤字が発生する・・・ 原稿執筆や校正作業は、じきにAI

無色透明なフィルターでありたい

本日は出版プロデュースにおいて個人的に普段心がけている、ささいだけれど、1つの大切なエッセンスをお話します。 戦略的ストーキングそのエッセンスとは、ブックダムがプロデュースしている著者さんの発信を毎日定点観測すること。主にSNSが中心ですが、投稿されたら都度アラートが鳴るように設定しています。 「粘着質な性格だよね」と自分をよく知る人から言われるような人間ゆえ、その習性はさながらストーカーです。 これらは業務として著者さんにお約束していることでもなく、表に見えてくることで