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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】職場ですり減らないための34の「やめる」~何があっても疲れない心をつくる~(著:片田智也)(その3~すり減らない考え方②)

*「34の辞めること」の中から、私がメンタル不調さんむけになりそうなところをなるべく短くまとめております。 
 メンタル不調のときは長文が読みづらいときもありますので、短くをこころがけております。

【どうすれば解決できる、をやめる】

「どうすれば解決できるだろう」自問自答するのは とても大事ですが、その問いを立てるかどうかは慎重に考えてください
なぜなら、どうやっても解決できない問題もあるからです
なかには、解決しようするほど こじら こじれる 問題ありますあります
例えば、 うつ病はその代表例でしょう
うつ病を患っている方と話すと高い確率でこう聞かれます
「これってどうすれば良くなるんでしょうか」
何をすれば良くなる前提なのです
でも何かをしてうつ病が良くなることはほとんどありません
なぜかというと、 うつ病の治療というのは何もしないで過ごすが基本だからです
どうすれば解決できるが逆効果となる典型例といえます
問題を解決しようと取った行動が裏目にでる、いわゆる「悪循環」です。
さらにはこんな例も…
母親は子供に勉強しなさいと言ったとしましょう
今からやろうと思っていたのに、誰かに行動を強制させられると、それに反発したくなるものです
勉強を始めない子供に対し、 母親はどうすればと考える
そして、 より大きな声で勉強しなさいと怒鳴ることになります
「どうすれば?」で直感的にひらめくのは、問題を解決しようと取った行動が裏目に出るの可能性が高いのです
まず問題を解決しようとする考え方やめましょう
代わりに問題を解消する「問題解消思考」を試してみてください
問題解決とは文字通り問題を解決しようとすることですが、「 問題解消」はまるで違います
それは問題として認識しないためにどうするかを考えるのです
例えば…イヤミを言ってくる先輩について
「かわいそうにうまくいってないことがあるんだな」
「不平不満をぶつけているだけだ」
「お気の毒に。真に受けたりせず 聞き流してあげよう」
と受け止めてみましょう
あくまで 相手側の問題なのです
それを自分の問題にする必要はありません
あなたが代わりに解決してあげる義理はありません
「何をしても解決しそうにない」 そう思ったら「 問題解消思考」を 思い出してください
心の逃げ道を確保できれば、必要以上にすり減ることもなくなるでしょう

【感情コントロールをやめる】

感情のコントロールは不可能に近いことなのです
「 そうしなければ」と深刻なると、よけい感情にとらわれてしまう
これが心が疲れやすい原因の一つです
感情は生き物」と例えると付き合い方が変わります
感情を乗馬で例えるのは 分かりやすいでしょう
感情は馬、 理性はそれに乗る騎士に例えられます
目標を決めたり、 計画立てるのは理性・騎士の役割
でも実際に跳ねて走ったり、動きますのは馬の方です
馬は車のような機械とは違います
自らの意思を持った有機的な存在であり、 騎手の判断で自由自在にコントロールできるわけではありません
馬の気持ちを無視してムチを打っていればいうことを聞かなくなってくるのは当然でしょう
実際上手な騎士ほど馬との関係を大切にするもの
馬に振り落とされてしまうのは、馬を車のように、モノのように動かそうとしているからです
理性と感情の関係についても同じことが言えます
まずは感情を強引にコントロールしようとしないことです
~では不安やイライラといったネガティブな感情が湧いてきたら?~
そう感じるにいたった理由、背景を突き止めてください
不安を消そうとせず 、「そう感じる理由」の方を消すのです
感情をコントロールしようとせず、そう感じた理由に意識を向ける


【うわべポジティブを、やめる】

「うわべポジティブ」とは、本当はネガティブな気分なのに、言葉だけポジティブに振る舞うことをいいます(「ほほえみうつ」とも似ていますね)
「うわべポジティブ」を続けていると、だんだん心は疲れてきます。
迷ったときは、自分自身にこう問いかけてみてください
ポジティブでありたいのか?
それともポジティブにみせたいのか?
「うわべポジティブ」になるのは、そう見せることが目的になっているからです。
自分自身より「人からどう見えるか」のほうが大切なのでしょうか?
だとすれば、心がすり減ってしまのも当たり前です
本音をぶちまけるのではなく、本音を言語化する習慣をつけてください
「うわべポジティブ」でごまかさず、本心を言葉にする習慣をつけることで、心の疲れを貯めこむクセも消えていくでしょう。

【自信を持とうを、やめる】

自信とは結果であって目的ではありません
社会的評価にしがみつくのは、自信がない心理の表れです
誰かに認めてもらわなければ自分のことは信じられない
確かに、他人からの評価は心に力を与えてくれます
権威ある人からの賞賛であればなおさらです
でも重要なのは、誰も認めてくれない時こそ自分を信じ抜けるかどうか
迷ったり、 疑ったり 、後ろを向いたりしながらでも構いません
自信がないならないままで、それでも行動を起こせるかどうかが本当の勝負どころです
自信は見世物でもありませんし、 外から見えたりはしないものです
自信を持とうとするのやめましょう
自信はなくても、 こうだと思うことがあるなら人の顔色をうかがったりせずに挑戦してみてください
行動は重なれば自ずと結果が出るものです

遠回りでも本物の地震が身につけば、 他人の評価を気にして心がすり減ることもなくなるでしょう
他人からの評価で自信を持つとせず 、自信がなくなっても行動を起こす

【私の感想】
今回の項目で私は「うわべポジティブ」がグサリと心に刺さりました。
なぜなら、いままで私は「うわべポジティブ」で仕事をしてきたからです。
小さい頃から「勉強ができる」「運動神経がいい」などど褒められ、独身時代も「仕事ができる」と褒められ、「人からどう見らえるか」をとても重要にしてきました。「でいない人」とは絶対に思われたくなかったのです。
そんな私ですから、出産を期に仕事を辞めてからの生活が「産後うつ」になるわけです。
だれからも評価されない。
自分の思うとおりにまるでいかない。
慣れない育児のため、スムーズに予定が進まない。
睡眠不足などで思考力も落ちる、体調も常に悪い。
数えればきりがないほど、産後うつになる原因はありますが、「うわべポジティブ」思考だった私が「産後うつ」になるわけです。
いつか、バリキャリだった方が出産する際の注意点を発信できたらと思います。

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