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【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】こころの葛藤はすべて私の味方だ~「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え~(著:チョン・ドオン)(その4~私たちの心の中にいる劣等感・ねたみ)

【私たちの心の中にいる問題児】
①不安
②憂うつ
③怒り
④恐怖
⑤挫折感
⑥ためらい
⑦劣等感
⑧ねたみ
⑨嫉妬
私たちの心の中にはこんなトラブルメーカーがいる
敵を知らなければ戦いに勝てない
心の中で起こった戦争を乗り越えて傷を治すには、この問題児たちと親しくなれなければならない

【⑦逃げたくても逃げられない~迷い・劣等感~】
・迷いは邪魔者
・迷いグセから抜け出せないでいると、人生の時間を無駄遣いすることになる
・若干の迷いは成長に必要な苦しみ
 まったく迷わず即断即決すると、失敗につながりやすくなる
・人間が迷うのは完璧にやってのけたいという気持ちがあるから
・完璧にできるようになったら行動するという考であったならば
 今まで 挑戦=失敗率100% と、思てしまっていても… 
 挑戦=成功の可能性50%+失敗の可能性50%
    +学習の機会100% に、置き換えよう!
・失敗から学ぼう
 失敗からの学びは人生そのものであり、生きる過程
・ポップコーンのようにふくらむ心理、劣等感
 人と比べずにはいられない
・心おだやかに他人とうまくやっていくには、優越感と劣等感のバランス調整が大切
 優越感にひたると、他人を客観視するバランス感覚を失う
 劣等感が強すぎると、他人ばかりに焦点をあてて、自己評価が低くなる
・自分の限界を探る一方で、これまで目を向けることのなかった長所を自覚して伸ばすことによって、劣等感の根源である短所をあたたく包み込んでいこう

【⑧⑨自分との競争~ねたみ、嫉妬~】
・羨望、ねたみ、嫉妬、これらはすべて自分と他者を比較することから始まる
・ねたみとは、自分の幸せではなく、他人の幸せを数える技術
・ねたみはポジティブに活用すれば成長につながる
・他人と自分を比べて、ねたみにとらわれながら生きるのは時間の無駄
・自分が手にしているものを活かそうと考える
・羨望はすぐに過ぎ去っていく
・反面、ねたみはすぐには消えない
・どんな人にもねたみという感情はある
・ねたみことに本当に価値があるのかどうか、突きつめて考える
・結局はどれだけ自分を認めて尊重できるかという自尊感情の問題
・「嫉妬」は羨望やねたみ以上に強力な感情
・羨望やねたみの対象→相手の所有物や能力
 嫉妬の対象→人
・嫉妬はあらゆる感情の中でもとくに激しい言動が見られやすい
・嫉妬は妄想の産物にすぎない
・自分でも今すぐに始められる方法は、ひとりでいるときも内面の声をしっかりと聞くということ、コツコツとその練習をする
・そうすれば、進むべき道が見えてくる

【心の中の問題児はすべて自分の「対象関係」から生じる】
・ストレスを感じて緊張するのは、失敗の可能性が高まっているからではなく、もっとうまくこなせるように体が自分を応援しているサイン
・他人はあなたが思っているほど、あなたがどんなふうに見えるのか、どれだけうまくやれるのかを気にしていない
・あなたが個人的な問題にとらわれているのと同じように、彼らも自分自身の問題を解決するのに忙しいから

【自分のさみしさは他人には癒せない】
・孤独を避けようと大勢の人と交流しても、苦労ばかり増えて得るものはなく、さみしさからは逃れられず、心や体に傷を負いかねない
・孤独には自分を成長させてくれる良い面もある
・自分と向き合って内面を整えるには、ひとりでりう時間が絶対に必要

【「恐れ」から生まれる誤解~怖いものにはフタをしたい…】
・人間は自分が完璧な存在であることを望み、そのことに執着する
・個人でも集団でも、執着を捨てれば理解を高めて誤解を減らすことができる
・相手と気まずくなったらどうしようという恐れを手放せたら、相手がきちんと見えてくる
・誤解を減らすには、会話を始める前に、言葉を選ぶことが大切
・誰かと話をするときは、言葉と口調を慎重に選ぶ
・どんなに相手が自分を理解してくれている人、親しい人、優しい人だと思っても、気に障る表現を許してくれるわけではない
・言葉から受ける傷は大きく、一度できた傷はなかなか回復しない

【結婚に幻想を抱く人たち】
・パートナーに対して十分な心の準備ができていなかった場合、一生苦労しながら暮らしたり、離婚に至ったりすることも少なくない
・必ずしも恋人どうしでなくても、親密な関係を気づくことは可能
・その関係に満足しているならそれでいい
・結婚すれば得るものもあるが、失うものもある
 結婚への期待と幻想が大きい反面、失望と挫折を乗り越える力が弱い
・結婚は安定をもたらしてくれるが、大いなる負担を抱えることでもある
 時間をかけて適応していなければならない、相当レベルの慢性ストレス
・恋愛や結婚に関するトラブルが頻繁に起こるとしたら、自分ではコントロールできない無意識的な衝動と葛藤を、恋愛や結婚に全力で投影していないか、一度振り返ることが大切





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