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【28冊目】「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

ジャンル:コンサル
読了時間:1.5時間
刺さり度:★★★★☆


心に残った文TOP3

「答えのないゲーム」の戦い方
①「プロセスがセクシー」
=セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー
②「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」
=選択肢の比較感で、より良いものを選ぶ
③「炎上、議論が付き物」
=議論することが大前提。時には炎上しないと終われない

示唆はファクトから言えること。ファクトを見た時、グラフを見た時、文章を読んだ時、こうつぶやきましょう。何が言えるっけ?
示唆には必ず対比があります。以下のステップでファクトから対比を見つけ、示唆を特定しましょう。
「見たままですが」→「何が言えるっけ?」→「それは何人中何人?」→「◯◯にもかかわらず、××ということは□□に違いない」

B○条件のルール
①AとBを真っ向から対立させて議論してしまうと、「答えのないゲーム」においては「水掛け論」になってしまう。
②だからBを直接否定してはいけない。相手の意見を直接否定した瞬間に水掛け論に突入する。
③だから、Bが◯となる(成立する)条件を提示して、その「条件」を否定する。
要約すると、お互いの「答え」のぶつけ合いではなく、「条件」で議論することで「答えのある」ゲームへ転換せよ。ということです。
<構文>
もし、◯◯だったらあなたの意見は正しい。だけど今回は◯◯ではないので、あなたの意見は正しくない。


一言コメント

軽く読めるのに仕事と人生において大変重要なことが書かれているいい本。自己反省すぎて辛い。泣こっと。

高松さんの本読みすぎなのですが、これは中でもいい本でした。

ホウレンソウは「答えのあるゲーム」のはじまり。答えがないのだから、上司も「これでいいですか?」と聞かれても困る。「答えがないゲーム」をしている限り、その仕事の終着点は必ず、議論。精神面でも技術面でも、しっかり「議論」ができるようにならないといけません。

この一節が自己反省すぎて…どうしても「〜でいいですかね」とか「〜で大丈夫ですかね」とか言いがちだったのでこの本を機に一切やめました。

仕事だけじゃなく、プライベートも、みんな答えのないゲームを進んでいるからこそ、むずかしい。でも、その中で、どんなプロセスを経てアイディアを作り、選び、議論し、意思決定するのか。その本質的な考え方を学べる本だと思いました。定期的に読んでまた泣かなきゃ。

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