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窓際のトットちゃんに学ぶ人生

おはようございます、レイです。

黒柳徹子さんの名作である、「窓際のトットちゃん」に
どのような学びがあったのか、
その内容も含めて解説していこうと思います。

今回の一作はこちら


紹介文

<新しい学校の門をくぐる前に、トットちゃんのママが、なぜ不安なのかを説明すると、それは、トットちゃんが、小学一年生なのにかかわらず、すでに学校を退学になったからだった。一年生で!!>
これは、第二次世界大戦が終わる、ちょっと前まで、
実際に東京にあった小学校と、
そこに、ほんとうに通っていた女の子のことを書いたお話です。
新しい小学校の校長先生は、
トットちゃんの話をたっぷり四時間も、身をのり出して、きいてくれました。
「君は、本当は、いい子なんだよ!」
校長先生は、いつも、そういってくれたのです。
小林宗作が作ったトモエ学園のユニークな教育と、
そこに学ぶ子どもたちの姿をいきいきと描き、
戦後最大のベストセラーとなり、
世界中で愛読されている
黒柳徹子の自伝的作品。

窓際のトットちゃん

要約

「窓際のトットちゃん」は、
黒柳徹子さんがトモエ学園での自由な教育を通じて得た
経験と学びを描いた物語であり、読者にとっても
多くの学びのある作品です。
それは、子供たちの自主性を尊重し、子供たちを信じる教育の
大切さを示しています。また、徹子さんの級友たちや家族、
愛犬ロッキーのエピソードなど、心を動かされる話が満載です。
この物語を通じて、徹子さんは、子供たちが自由に学び、
成長することの大切さを伝えています。

この物語は、小学校に入学するところから始まり、
初期段階で公立小学校を退学になってしまいます。
授業中に窓から話しかける、落ち着きがない、
そのような行動が原因で、小学校1年生にして退学。
その後に転校した学校がトモエ学園でした。

この学園はリトミック教育を行う全校生徒僅か50人程度で、
敷地内に置いた電車の車両が教室になっているという、
一風変わった私立学校でした。

トモエ学園の校長先生、小林宗作は、徹子さんと初めて会った日、徹子さんの話したいことがなくなるまで4時間近く話を聞いてくれました1。その優しさと理解力により、徹子さんは自分自身を理解し、自分自身を受け入れることができました

トモエ学園では、子供たちが自分が好きな科目から勉強を始める自習ベースの授業が行われていました。また、学園は体に障害がある子も含め、皆分け隔てなく自然に過ごせる環境となっているのです。

この物語は、教育者だけでなく、すべての人々にとって、人間の成長と学びの大切さを再認識するための一冊と言えるでしょう

トットちゃんに学べ

トットちゃんから学ぶべきことは多くありますが、
特に学ぶべきことは三つだろう。
それは、「自主性」「平等」「影響力」という観点だ。
具体的に解説していこう。

子供の自主性は大事

物語は、トモエ学園での自由な教育を通じて、
子供たちの自主性を尊重することの
大切さを示している。徹子さんが公立小学校での
授業に馴染めず、トモエ学園に転校した後、
自分が好きな科目から勉強を始める自習ベースの
授業が行われていたのである。
これは、子供たちが自分自身の興味や好奇心を
追求することを奨励し、自分自身の学びのペースを
設定することを可能にしたのである。

全ての子供は平等である

トモエ学園では、体に障害がある子も含め、
皆分け隔てなく自然に過ごせる環境があったのだ。
これは、全ての子供たちが平等に扱われ、
自分自身を理解し、自分自身を受け入れることが
できる環境を提供することの重要性を示している。
すべての子供たちのあるがままの姿を受け入れて、
その個性を伸ばせる環境は非常に重要なのだ。

教育者の影響力

物語は、教育者が子供たちに与える
影響力を強調している。
特に、トモエ学園の校長先生、
小林宗作の人柄とその教育方法が、
徹子さんの成長に大きな影響を与えたことは言うまでもない。
小林先生は、徹子さんが話したいことがなくなるまで
4時間近く話を聞いてくれていたという。
その優しさと理解力により、徹子さんは自分自身を理解し、
自分自身を受け入れることができたのである。
この「話を聞く」というのは、今を生きる忙しい現代人にこそ
必要不可欠な教育なのだろう。

以上の3つのポイントは、
「窓際のトットちゃん」から学ぶべき重要な教訓である。
これらの教訓は、教育者だけでなく、多くの人々にとって、
人間の成長と学びの大切さを再認識するためのものだ。

学びを整理すると、二つの視線がある。
それは、教育者(親)の視点と、
一人の人間としての視点だ。

教育者として、子供たちが自由に学び、
成長することの大切さを伝えている。
そして、それは私たちにとって、
人間の成長と学びの大切さを再認識するための一冊だ。

そして人間としては、私たちが子供たちに
どのように接するべきで、自身がどのように学び、
成長するべきかについての洞察を提供してくれた。
それは、私たちが自分自身と他人を理解し、
尊重することの大切さを教えてくれるのだ。
そして、それは私たちが自分自身の学びと
成長を追求することの大切さだ。

このどちらもが生きていく上では
非常に重要な観点であるだろう。
そして、私生活の中で忘れていっている、
薄れてしまっている観点でもあると、
僕は考える。

だからこそ、この本に多くの人が心を惹かれ、
感動し、学びを得るのだ。
単純なエッセイで終わらせることはない、
人として何を求めるのかという、
重要なことを分かりやすく説いている一冊だった。

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