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今死ぬほど生きづらさを感じている俺へ【多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。】感想

こんにちは、レイです。

人間関係が原因で、
「人生なんでこんなにめんどくさいんだ」
なんて思ったことは少なくないはず。

恋人とのあれこれも、友人との付き合いも。
もちろん、先輩や上司とのつきあいだって後悔の山。
一つ一つ気にして引きずって、人生本当に嫌になってしまう。

そんな僕でも「おお!もっと気楽でいいのか」と思えたエッセイがコレ。
人間関係で悩んでも仕方ないよね。相手はどうせそんなに深く考えてないよね。俺の考えすぎだよね。
そんな風に、もっと気楽に考えていいのだと、改めて自覚できるコミックエッセイ。

人間関係で悩んで後悔し、自己反省の山になっているならば、絶対に読むべき一冊でした。



内容

SNSからリアルな人間関係まで

現代社会の悩みを解決する

目からウロコのちょっとした「考え方」のヒントがここに。

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」読んでみて

この本を紹介したくなったのは、「もっと気楽に思い込んでもいいよね」と思えたからです。僕も周りも、人間関係なんてもっと気楽で適当でいいのに、無駄に悩んでいるんだなと、改めて自覚しました。

自分が誰かのことを気にして悩み、思考の渦に陥っている中。でも、その悩みの原因になった人は、別に何とも思っていないかもしれない。深く受け止めているのは自分だけで、実は対して重要ではなかったかもしれない。そんな、「ちょっと軽く考える習慣」ということの大切さがよくわかる。

タイトルの通りで、「自分が失敗した。モヤモヤする」と悩んでいる間に、「その人はどっかで休憩して消化している」かもしれない。その休憩で、自分がひたすらに自己反省会を行って後悔している内容は、洗い流しているかもしれない。

そんなことが、実は現実にあふれかえっている。

僕は、自分で「ああ、失敗したな」と思ったことはできる限りその日のうちに消化するようにしている。もちろん、自己反省会なんて山のように行ってからだが。
それでも、大半の人は「ああ、気にしなくてよかったのに」と言ってくれる。稀に、「後悔するくらいなら最初から言うなよ」と当たることもあるが、どう頑張っても『自分と合わない人間はいる』というのは、現実的な問題だ。

合わない人を校正しよう、なんて思ったらだめ。そんな傲慢な人間になっても、仕方ないでしょ?大事なのは、「そういう人もいるよね。しゃーなし」と、軽く受け流せる自分だ。

一つ一つの事象に向き合い考えることも重要だが、それで自分が押しつぶされて自己嫌悪の山になっても仕方ない。もっと気楽に、気負わずに恐れずに生きていけばいいのだ。

このエッセイの学びを深める

このエッセイからの学びは非常に多い。繊細さんと呼ばれる、「気にしすぎる人」にとっては非常に良い教本となるだろう。この教本とも呼べる本から学び取りたいことは、「合わない人がいる」「気にしてない」「ゆるく生きる」という三つの事実だ。

実際にどう頑張っても、自分とソリが合わない人はいるし、自分が気にしすぎて悪循環に陥っているときもある。また、考えすぎて、問題を複雑にして、難しい枠組みの中で生きているという人も、少なくない。

だから、もっと気楽に、誰とも仲良くするとか、友達は多いほうが正義だとか。そんな面倒な固定概念を捨てて、気楽に生きてみてもいいのだと、知ってほしい。

合わない人は存在する

自分と価値観や考え方がどうやっても合わない人。それは、どう頑張っても存在します。育った環境や、自分の大切としているものが違えば、どう頑張っても分かり合うことはできませんからね。

無理にそんな人と仲良くなろうとして、自分が傷だらけになる必要はありません。自分のことをもっと大切にして無理なく人間関係を構築していけばいいのです。

「自分とは幸せの担当が違う」

という風に、本書の中では紹介されていました。実際、この考え方で間違っていない。だって、「自分が価値を感じないものに価値を感じている」のだから。

自分が幸せに思わないことを、幸せだと思うのです。だから、この考え方で間違っていない。

「どうしてこの人はこんなことを大事にするんだろう?理解できない」
と終ってしまうのではなく、
「私の代わりに別なところで幸せを感じてくれているんだ」
と思ってしまえばいいのです。

そうすれば、無駄に悩んで考え込む必要なんてないでしょう?理解できないことに、わからないことに。そんなことに時間を割いて、自分の心を傷つけてしまうのは、勿体ないですよ。

人はそこまで気にしない

自分が気にしていることでも、「実は相手はたいして考えていない」ということが、よくあります。その事実に関して、「なんとなくそうは思っている」という人は多いでしょう。

でも、実際問題「やっぱり気になる」というのが本音。だって、「本当に傷ついていたら?」と考えてしまうのが、君の思考回路だ。そして、それは君が優しい人間であることの証拠だ。

ただ、その優しさという美点を少しだけ自分に向けてほしいと思う。自分は「それを本当に引きずる程に重くとらえるのか?」を意識してほしい。それで、「自分だったら本当に泣く」と思えば、本当に重大なミスだ。直ぐに謝罪して、修正することが望ましい。

一方で、「そうでもないかな」と思えることなら考えすぎても仕方ないだろう。だって、「誰もそんなに重く受け止めてない」のだから。それに、「リフレッシュして忘れてる」人のほうが多い。いつまでも根に持って、「復讐してやる」と思っている人なんて極僅か。本当にまれだ。

タイトルの通り、「今頃パフェ食ってるんだろうな」と思って、「対して気にしてないよなぁ」と思うくらいで、実はちょうどいいんだよ。

ゆるく生きていいんだよ?

考えすぎていることにも直結するが、実際問題「硬く生き過ぎ」なのだ。もっと気楽に、簡単に。気負い過ぎずに生きてもいいだろう。

「割り切って考えてもいい」
「自分の気持ちを切り替えてもいい」
「他人の幸せと比較して落ち込まなくてもいい」
「ミスを深く考える必要なんてない」
「失敗は成功のための布石」

そんな感じで、ゆる~く簡単に気楽に生きてもいいだろう。大事なのは、自分が潰れないことなんだから。だから「気にしてもなぁ~。仕方ないよなぁ~」と思って生きていこう。

自分の嫌な気持ち、考えすぎな自分。そんな自分とは、「ちょっと自分に優しく」「味方と考え方を5度傾ける」という、少しの変化で一変してしまう。

だからさ、生きづらくて大変なら「自分に甘々になる」日もあっていいんだよ?

「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」感想

僕が「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」を読んで感じたことは、『生きづらさは内側からくるもの』ということだ。正直、生きづらい世界ではあるし、僕だって未だに悩むことは多い。
ただ、「本当に逃げられない問題」と「実は思考法次第で逃げられる問題」があって、それが混ざっている事を改めて確認することができた。重要なのは、「逃げられる問題」からはさっさと逃げてしまうということだ。

人にやさしくする、ということは非常に重要だ。誰かに優しくできる人は、基本的に素晴らしい人間だと、僕も思う。一方で、「自分にだけ厳しい」という反面も持っているのではないかと思っている。

僕は自責思考が好きだ。自分のせいにしておけば、問題を解決することができるからだ。自分が直面する問題の多くを自責思考で考えていれば、自分の責任で終わることができる。そうすると、誰かのせいにして、無駄に悩まなくて済む。
だって、悪いのは自分だけだから。

だがしかし、「本当に自分ではどうしようもない問題」という事もある。例えば、「自分の言葉を相手がどう受け取ったか」などだ。自分ではひたすら言葉を尽くしたつもりでも、相手からすると『傷ついた』ということがある。
けれど、この問題は自分一人で完全に解決できるかというと、実はそうでもない。だって、「僕は僕」で、「君は君」だからだ。なので、その齟齬を完全に消し去り、お互いに常に最高の気分で終わるということは、非常に難しい。

ただ、「これで傷つけてしまったかも?」という曖昧な問いで自分を傷つける必要はない。だって、「相手は気にしていない可能性がある」し、「勝手に消化している可能性」もある。ただ、気になったのであれば同じ轍を踏まなければいいのだ。

何度も同じミスをすることは頂けないかもしれないが、数回のミスであれば許せる。自分自身に対しても、一回くらいのミスは許容してもいいだろう。いつだって自分に厳しく、一回のミスを引きずり続けても仕方ない。

ただ、反省したからには「次からは避けられた問題」であると自覚する。一度目は「気が付かないから避けられない問題」であるが、二度目は避けられる問題だ。それ以降は、避けることができる問題なんだ。

なので、「一回は相手を傷つけてしまうかもしれない」という覚悟を持って生きると楽だ。一回目は、仕方ない。そこで、本当にミスをしてしまったのであれば、土下座でもして許しを請うしかない。ただ、そこまでひどいミスをする事は、滅多にないのではないだろうか?

少なくとも「不用意に人を傷つけたくない」と思っていれば、そう行動するはずだから。だから、「一回目の失敗」の際に大問題に発展しなければ、「今頃ビール飲んで回復してるよね」とか。「今頃スタバでコーヒー片手に優雅にくつろいでるよ」程度の認識で、軽く考えてもいいのではないだろうか?

人間関係で悩みすぎる僕のような人間の、簡単な逃げ方だ。「相手が勝手にリフレッシュしてくれる」「相手はそこまで重く考えていない」という、ちょっと相手に頼る思考。

偶にはそんな思考をして、自分を責めなくてもいいのかも知れない。少なくとも僕は、人間関係に関してはもう少し気楽に構えて生きてみようと思う。

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