【032】2012年に書かれた2022年の未来予想。歴史は70年サイクルで回っている。
今回は、神田昌典さんが書いた、「2022--これから10年、活躍できる人の条件」と言う本を読みました。
この本は、2012年に10年後の2022年を予想して書かれた本で、2021年の今だからこそ、この本で書かれていることの意味や、社会の状況についてより現実味を持って考えることができます。
ぜひ、「この記事を読んだ感想」や、「あなたの考える現在社会の位置付け」などをシェアやコメントしてくださると嬉しいです。
歴史は「志・能・公・商」で回る
まず、結論から言うと、この本では、
歴史は「志・能・公・商」のサイクルを"約70年周期"で繰り返している。
と言っています。
「志」とは、何もないところから価値を創る
「能」とは、創られたものを広げる
「公」とは、創られ広げられたものを管理する
「商」とは、ビジネスが最高度に発揮される
と言うことです。
歴史を具体的にみると、下記のようになっています。
※どんな人かは、名前にリンクを貼っておりますのでチラっと見てみてください。
「志」1830年代:維新(西郷隆盛、吉田松陰、福沢諭吉、坂本龍馬)
「能」1850年代:明治憲法(坂本則美、犬養毅、浜田市助)
「公」1870年代:大戦景気(小林一三、五島慶太、大倉喜七郎)
「商」1890年代:震災(堤康次郎、豊田喜一郎、松下幸之助)
「志」1910年前後:対象・戦中(井植歳男、本田宗一郎、井深大)
「能」1930年前後:昭和一桁(盛田昭夫、稲盛和夫、鈴木敏文)
「公」1947〜49年前後:団塊(大前研一、堀紘一、糸井重里)
「商」1960~68年前後:新人類(孫正義、折口雅博、三木谷浩史)
「志」1971~79年前後:団塊ジュニア(堀江貴文、藤田晋)
「能」1993年前後:新人類ジュニア、インターネット誕生
「公」2010年前後?:コロナ、ITの管理が促進
「商」2030年前後?:IT社会が最高潮に輝く
2021年は「公」の時代
この流れでいくと、2020年代は「公」の時代で、「創られ広げられたものを管理する」時代となっています。
1993年以降は、この本には記載がなかったため、私個人で考えた時代の流れですが、現代は、団塊ジュニアなどによって創られた、「IT化によって個人の価値観の発揮に価値が置かれた時代の管理時期」だとも考えられます。
つまり、
「志」個人の価値観の発信に重きを置く新しい価値観の創造
「能」facebook、Amazon、Appleなどによる技術の拡大
そして、
「公」広まった個人情報をどう管理していくかが問われる時代。
だとも考えられます。
そして、さらにその先の2030年代ごろには、
これらのビジネスが最高度に発揮される時代になることが予想されます。
このように、人の価値観の発揮が最大限発揮される中で、皆さんはどんなことを考えてキャリアを創っていきますか?
または、皆さんは現代は「志」を持った時代だと考えますか?
ぜひ、一度立ち止まって考えてみてください。
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