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アラフォーから若者たちへ

11月に入り、冬の気配が街中に漂い始める今日この頃。

今日は、私の10年以上のサラリーマン時代の経験を通して、若者の皆さんへのメッセージを送りたいと思います。

伝えたいメッセージを端的に伝えると、
・自分よりも年上の大人たちに、限りある自分の貴重な時間やエネルギーを搾取されるな!
・自分たちで仕組みを作れ!
ということ。

まず、会社という組織は、会社を作った人間あるいは、それを運営している人間の都合の良いように作られている。
会社を運営、つまり、経営しているのは、日本の大手企業だと50代、60代の年寄りの大人たちだ。
つまり、年寄りの大人たちにとって、都合の良い仕組みにできている。
それを分かりやすく表したのが、年功序列制度だ。

つまり、会社に長くいれば、それだけで役職が上がって、大した仕事をしなくても、沢山の給料がもらえるようになる。
一方、若者たちはどうか。
年寄りの大人たちの言いなりになって、馬車馬のように働かされる。

そして、決まってこう言われる。
半人前のくせに、給料をもらえているだけでもありがたいと思え。
自分たちが若い頃は、今とは比べものにならないくらいにもっと働いていた。
今は、甘やかされすぎている。
等々。

自分の体験をもとに正直に言うと、年寄りの大人の言うことを聞いたところで、そんなものは、将来ほとんど何も役に立たない。
なぜなら、年寄りの大人たちの考えの根拠になっているのは、昭和時代の成功体験だからだ。

当然ながら、今は令和の時代。
昭和時代とは、置かれている環境、前提条件など何もかもが違う。
分かりやすいのが、テクノロジーの進歩。
当たり前だが、今と昭和ではテクノロジーのレベルが全く違う。

今は、SNSを使って個人で発信できるし、インターネットで世界中の情報を瞬時に集めることができる。
昭和時代ではなかったものだ。
それにもかかわらず、昭和時代と同じ前提で、昭和時代の成功体験に固執し、自分の考えが今でも正しいと思って、相変わらず昭和時代の成功体験を若者に押し付けてくる。
自分は令和の新しいテクノロジーや考え方を取り入れないにもかかわらずだ。

そして、そんな会社にはびこる古い考えを、若者の力で変えようとしたところで、会社は何も変わらない。
それは、会社の中で長い年月を費やして、会社の中で完全に定着してしまったものだからだ。
それは、いわゆる企業風土と呼ばれるもの。
会社の企業風土というのは、長い年月をかけて作れられるもので、それが一旦定着してしまえば、それを変えていくことは容易ではない。

同様の話しとして政治の話がある。
よく聞く言葉として、日本の若者へ、日本をもっと良くしたければ、政治にも興味を持ち選挙に行けと。
正直、そんなものは、ほとんど効果がない。
若者が選挙に行ったところで日本は何も変わらない。
なぜなら、民主主義ではマジョリティが勝者になり、日本の中のマジョリティは、言わずとしれた高齢者だからだ。

それは今ある仕組みを使った人間がいて、その仕組みの中で恩恵、つまり、既得権益を得ている年寄りの大人たちが、この世の中で沢山いるからだ。
だから、今の仕組みを変えようとしない。
変えることで、自分の既得権益が奪われるかもしれないリスクがあるからだ。
彼らにとって、最も大切なことは、自分の既得権益を守ること。
日本の将来や日本の若者たちのことなどどうでも良い。

それは、会社でも同じ。
年寄りの会社員にとって、年功序列という仕組みのもとで、自分たちの既得権益を守ることが第一。
だから、会社の将来や若者たちの将来など二の次、三の次。
自分たちの既得権益を守るために、若者たちの将来を平気で犠牲にする。

若者の中には、既存の日本企業や政治など、今ある既存の仕組みを変えることで日本を良くしようと考えている人もいるかもしれないが、それは正直、時間とエネルギーの無駄。
今の既存の仕組みというのは、何十年、何百年という長い歴史の中で作られていきたもの。
それを変えるためには、それと同じかそれ以上の年月がかかる。
それは正直、時間の無駄だし、その間にも世界はもの凄いスピードで変わっていく。
つまり、今ある既存の仕組みを変えようとする間に、日本は世界からもっと突き放されていくことになる。

では、そうすれば良いのか?
それは日本の外に出て、日本人が居ない外国人だけのコミュニティに入ること。
そうすれば、日本の旧態依然の体質、またはそれによって作られている組織、集団がいかに世界の最先端の流れから大きな遅れをとっているかが分かる。
今の一番の問題は、そのことすらにも気づけていないことだ。
旧態依然の体質を何の疑問も持たずにただ受け入れ、その世界だけでしか通用しないルールの中で生きていく。

そんな古くさった世界で生きていくのはクソ食らえだ。
日本から一歩外を出た世界には、日本の中のがんじがらめのルールから解放されたワクワクドキドキする世界が無限に広がっている。

日本にいても、既得権益を必死に守ろうとする老害と呼ばれる年上の大人たちに自分の貴重な時間とエネルギーをいたずらに搾取されるだけだ。

この今の日本を変えることができるのは、当たり前だが若者たちだけだ。
しかも、そこは日本を出て、日本を外から俯瞰して見る視点と世界の多様な
価値観を手にいれることから始まる。

今日はこの辺で。
続きはまた次回。









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