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第五信 Joep Bevingの四分音符
<ブギーアイドルから赤帯への手紙>
「だまされる」というのは、一度熱狂させられ、そのあとで冷静になってみると、何で熱狂したのか自分でもわからないからである。(『カラヤン』 吉田秀和 河出書房 2019年 p.19)
振り返りの振り返り
2021年7月1日ですが明けましておめでとうございます。1月11日に誕生日を迎え37歳になりました。元GAROの日高富明さんより長生きしてしまったという実感が
第四信 渋沢栄一がニッコリ笑えば楽になる
<ブギーアイドルから赤帯への手紙>
謎かけされたまま第二信を書いた十月中旬はイレギュラー尽くしな2020年の中でも特にイレギュラーな時期だった為、落ち着いた精神状態で返信を書くのは今回がはじめてです。また『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』(DU BOOKS 2020年)にまつわる”買い手”と”聴き手”の埋まらない溝に対するイライラがある程度おさまった為、なかなかエネルギーの発散先が
第二信 悪意なく地球一周する人
<ブギーアイドルから赤帯への手紙>
こんばんにゃ「こんばんにゃ」
「とうとう始まってしまいましたですね」
というのは1987年7月18日から7月19日の間にフジテレビ系列で放送された『FNSスーパースペシャル 一億人のテレビ夢列島』におけるタモリさん、明石家さんまさんの第一声です。後に「27時間」と称されるお祭りがついに途切れてしまった2020年にこのような企画が立ち上がり赤帯さんとやり取りで
第一信 1990年代から1990年代へ
<赤帯からブギーアイドルへの手紙>
ブギーアイドルさん、これまでも高円寺で顔をあわせたさい挨拶を交わさせていただいたことは何度かありますし、ネットの片隅でコメントを投げあったこともあるけれど、こうして時間をさいて話しかけるのは初めてになります。そしてこれからさらに、時間がかかることになるでしょう。ようやく、一通目をお届けします。
世紀末の「鈍い」残滓まずはノスタルジアを少々。
八月も折り返した