「シブサワ・コウ35周年メモリアルブック」を購入
今回は書籍紹介です。
先日「シブサワ・コウ35周年メモリアルブック」なるものを入手しました。
シブサワ・コウ氏といえば、ゲームメーカー・コーエーテクモのトップであり、言わずと知れた信長の野望・三國志シリーズの生みの親であり、現在もその二つのシリーズはもちろん、「仁王」を始め新しいゲーム開発にも積極的に取り組んでいる人です。
そんなシブサワ氏の活動35周年を記念して作られた書籍、という感じでしょうか。
値段も値段(7,000円超え)だけに、今回人柱レポートです!
では見ていきましょう。
HMV・Loppi限定の化粧箱付き!
まずは大きさ。
BDケースとの比較。
そこそこ大きいです。
普通の本棚には苦労する大きさ。
自分は横置きにしてしまっています。
そして次に厚さ。
比較したアベンジャーズBDはBDケースでは厚い部類なんですが、要するにBDケースより若干厚い感じです。
そして肝心の中身。
大きく4つのパートに分かれています。
■各作品紹介
■シブサワ・コウ氏及びスタッフインタビュー
■ジャケットアート
■当時の広告
以下、目次です。
作品紹介では「項劉記」「源平合戦」など「あったあった〜」的なタイトルも紹介されてます。
「独立戦争」がないのはあれはシブサワ氏は関わってないのかな?
最後にチョコッと中身も。
ゲーム紹介画像に当時のPC版の画面を使っているのは古参のファンには嬉しいところ。
シブサワ氏は経営者でありながら同時にクリエイターでもあり、且つ芸術に造詣が深く、そして今でも現役のゲーマーである事がインタビューでも伝わってきます。
こういうバランス感覚の人って時々いますが、国内ではそんなに多くはいないと思います。
普通、どっちかが疎かになりがち。稀有な人だと思います。
で、結局この本なんですが。
良いところとしては、ジャケットアートは迫力ありますし、当時の広告も今となっては貴重です。
これは本のサイズをこの大きさにした最大の利点でしょう。
そして何よりシブサワ氏作品のアーカイブとして俯瞰して楽しめます。
逆に物足りない点もあります。
もう少し各章を掘り下げて紹介・解説していたら、もっともっと良かったかもなあと思うところもあります。
ゲーム紹介は画像をもう少し大きくしてほしかったですし、インタビューも各作品の音楽担当者のインタビューもあればなお良かった。
(コーエーのゲームは音楽も良いものが多い)
正直に書くと、値段に見合った内容かと問われれば一瞬躊躇してしまいます。
ただ最近はこの本に関わらず、書籍自体の値段上がってますよね…。
4,000円切ってたら即オススメできるんですがね〜。
よって古くからのシブサワ・コウ氏のファンであれば、迷って迷って検討すべき書籍です。(即決ではない)
逆に最近ファンになった人はヤケドします。
そんな感じです。
まあ、普段は棚に置いて時々引っ張り出して眺める、そんな見方がこの本は合っているんでしょう。
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