【詩】長距離ドライヴ
星のない高速道路で
長い時間に渡り
車を走らせる
フロントガラスはスクリーン
ヘッドライトはスポットライト
流れる白線や反射鏡
時折前や後ろに流れるテールランプ
めくるめく風景を映し出す
それらのシーンは次々と向こうからやってきて
僕らをすり抜け
後ろに通り過ぎていく
その繰り返し
時折ハンドルを右や左に動かし
アクセルの足を踏み込み緩める
それらだけが
僕らの画角を決める
最大限の動作
未来は次々と向こうからやってきて
僕をすり抜け
後ろに通り過ぎていく
目的地という未来ははっきりしていて
そこまで僕は
最大限の動作を続けていく
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