#310 サウナは熱中症の予防になるか

昨日、熱中症の予防について投稿しました。

熱中症予防の講演中に、ふと「サウナは熱中症予防になるのか?」という疑問を抱きました。
調べてみると暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉が出てきました。
暑熱順化とは「人間の身体が暑さに慣れて順応した状態のこと」だそうです。
暑熱順化できていれば熱中症が起こりにくくなるそうで、その暑熱順化させるためには「どのようにしたらよいか?」が以下です。

私たちの身体は高い気温への対応として、身体の温度を下げるメカニズム(身体機能)が働きます。その主たる機能が「発汗作用」、つまり汗をかくことです。
冬場や比較的気温の高くない春の間、日本人の身体は汗をあまりかかず、「発汗作用」があまり働きません。
そのため6月に入り気温が急に高くなると、重要な体温調整機能である「発汗作用」が慣れておらず、身体の不調や熱中症などが起こりやすくなります。
そこで、「暑熱順化」を実現するためには「発汗作用(気化熱)」が万全に機能するように身体の発汗機能を鍛えておくことが重要になってきます。
そして、この発汗作用を鍛えておく方法として、お風呂やサウナ、そして適度な運動が最適になっています。

水春温泉グループブログ『「暑熱順化」で熱中症予防!お風呂やサウナで汗をかこう』より

ということで「サウナは熱中症の予防になる」です。
高温のサウナで暑さに慣れるというよりは、サウナで発汗機能を鍛えることで、「暑い季節に備えて、汗をかきやすいカラダにできる」という効果により、予防ができるということになります。
サウナでなくても、入浴や汗をかけるくらいのストレッチ、ウォーキングやジョギングでもよいそうです。
いずれも発汗だけでなく、心身のリフレッシュにもなるので自分の好みでやってみるとよいでしょう。
私は、引き続き週2回のバスケと週1回のサウナで、発汗機能を鍛えて暑い夏に備えることにします。

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