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裏紙に書いたレース回顧

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レース分析結果を基にレース内容と出走馬の走りを振り返ります
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【2024/1/14・日経新春杯】ペースと仕掛け位置の関係性を知る(レース回顧)

【2024/1/14・日経新春杯】ペースと仕掛け位置の関係性を知る(レース回顧)

日経新春杯のレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

『リビアングラス』の中途半端な立ち振る舞いを制する形で『ディアスティマ』がハナを切り、その結果、過去7年間にはない前傾ラップのハイペースとなりました。
そのため、ハイペースに対応できる/できない観点で馬を見極めることが今回の予想の鍵でした。
また、日経新春杯の予想過程で注目した仕掛け位置は残り2ハロ

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【2024/1/8・カーバンクルステークス】条件がはまっても思い通りにならない(レース回顧)

【2024/1/8・カーバンクルステークス】条件がはまっても思い通りにならない(レース回顧)

カーバンクルステークスのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

1枠の『グレイトゲイナー』と『シナモンスティック』が競り合う形で逃げたことで、道中でペースが上がることなく、スピードで押し切る展開となりました。
外枠有利のレースでしたが、2、3着馬は内枠からのスタートであったり、後方からの追い込み馬が4着に入ったりと想定外のことが多く発生しています。

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【2024/1/6・中山金杯】自らの優位性を活かし切る騎手の力(レース回顧)

【2024/1/6・中山金杯】自らの優位性を活かし切る騎手の力(レース回顧)

中山金杯のレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

『ゴールデンハインド』が逃げる展開でしたが、『ホウオウアマゾン』がピッタリマークしていて向正面の残り5ハロンからペースが上がる展開となりました。
走破時計は想定よりも早くなり、逃げた『ゴールデンハインド』は脱落したものの、終始掛かっていた『エピファニー』を除く、前にいた馬たちは上位に来ています。
なお

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【2023/12/28・ホープフルステークス】今年の2歳牝馬は強いと考える(レース回顧)

【2023/12/28・ホープフルステークス】今年の2歳牝馬は強いと考える(レース回顧)

ホープフルステークスのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

『ヴェロキラプトル』と『アンモシエラ』の2頭が競り合う形で逃げて、そこに『ショウナンラプンタ』が掛かって後ろから突いた結果、想定よりもペースが速くなりました。
残り2ハロンから仕掛ける展開となりましたが、前半が速く、時計面では前後半が同じペースとなっています。先行馬には厳しい展開となりまし

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【2023/12/24・有馬記念】もうあの頃のドウデュースではなかった(レース回顧)

【2023/12/24・有馬記念】もうあの頃のドウデュースではなかった(レース回顧)

有馬記念のレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

レースは『タイトルホルダー』の逃げと2角からのペースアップの影響で残り4ハロンから仕掛ける展開となりました。レースペースも後傾ラップではありましたが、想定していた前半のペースよりも速かったため、レースに紛れはありませんでした。
また、走破時計や上り時計も想定よりも早くなっていましたので、この時期に見ら

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【2023/12/17・朝日杯フューチュリティステークス】シュトラウスの独壇場となったレースから評価できる馬は?(レース回顧)

【2023/12/17・朝日杯フューチュリティステークス】シュトラウスの独壇場となったレースから評価できる馬は?(レース回顧)

朝日杯フューチュリティステークスのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

レースペースとしては『シュトラウス』の暴走の影響もあって想定よりも早く、前半のペースの方が速い前傾ラップとなりました。最初の2~3ハロン目に10秒台のラップが出るくらいです。
ここまで前半が速いと上りの時計は33秒台の脚は求められませんので、これまでのレースで34秒台の上りの脚

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【2023/12/10・阪神ジュベナイルフィリーズ】ボンドガールとチェルヴィニアの影は見えたか(レース回顧)

【2023/12/10・阪神ジュベナイルフィリーズ】ボンドガールとチェルヴィニアの影は見えたか(レース回顧)

阪神ジュベナイルフィリーズのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

レースペースとしては過去10年間の分析にあった通り、残り4ハロンからペースが上がる展開となりました。
ただ、ペースを作る馬としては『プシプシーナ』ではなく、馬なりでハナに立った『シカゴスティング』がペースを握りました。1200mで逃げられるスピードがあるくらいの馬ですので、『プシプシ

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【2023/12/03・チャンピオンズカップ】レモンポップとその他の馬たちで分かれる評価としてよいか?(レース回顧)

【2023/12/03・チャンピオンズカップ】レモンポップとその他の馬たちで分かれる評価としてよいか?(レース回顧)

チャンピオンズカップのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。

■レース分析

レースペースとしては12秒台前半のラップを刻んでいて前傾ラップとなっていました。過去9年間の分析とは異なる展開ではあります。
また、仕掛け位置は残り2ハロンの位置で加速していて、こちらは過去9年間の分析通りでした。
ただ、ペースを作る馬としては『ドゥラエレーデ』ではなく、大外から『レモンポ

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