【2024/1/14・日経新春杯】ペースと仕掛け位置の関係性を知る(レース回顧)
日経新春杯のレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。
■レース分析
『リビアングラス』の中途半端な立ち振る舞いを制する形で『ディアスティマ』がハナを切り、その結果、過去7年間にはない前傾ラップのハイペースとなりました。
そのため、ハイペースに対応できる/できない観点で馬を見極めることが今回の予想の鍵でした。
また、日経新春杯の予想過程で注目した仕掛け位置は残り2ハロンからとなり、後方にいた馬でも3角の下り坂から仕掛けた馬にはゴール前では厳しい状況でした。
■ブローザホーン(1着)
ハイペースでの追走も苦にせず、4角まで追い出しを我慢できた分、ハイペースで先行した馬や早仕掛けの馬を差し切ることができました。
残り4ハロン以前に仕掛けるよりも、残り3ハロン以降に仕掛ける展開のレースを高指数で走っています。今回、残り2ハロンから仕掛ける展開になったのも、『ブローザホーン』には向きました。
■サヴォーナ(2着)
過去7年間で好走実績がない8枠から内ラチ沿いに位置を取ってロスなく回ってきています。
4角まで追い出しを我慢しましたが、ハイペースを前でレースした分、直線の脚が鈍っていました。ハイペースを先行して好走できたのは、前走の菊花賞で見せたスタミナのおかげでしょうか?
■サトノグランツ(3着)
3角の下り坂で加速して4角では先頭に立つレースを見せました。
しかし、ゴール前では失速していることから、『ディープボンド』のように長く脚を使えないタイプで、神戸新聞杯のようにゴール前100m位でトップスピードに乗るような展開が良いのかもしれません。
■レッドバリエンテ(6着)
ハイペースの追走に苦労している様子が見られました。直線での伸びも目立つところはありません。
ペースが落ち着くようなレースで見直したい馬です。
■リビアングラス(8着)
1角でハナを取り切らず、ずっと騎手の手が動いている状態で走り続けましたので、4角ではもう脚が残っていませんでした。
今回の結果は、この馬の力ではないので気にしなくても良いと思います。
■ヒンドゥタイムズ(12着)
残り2ハロンから仕掛ける展開には向いていましたが、すでにハイペースに対応できるような力が無くなっていました。
時計が掛かる馬場なら可能性があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?