見出し画像

【2023/12/28・ホープフルステークス】今年の2歳牝馬は強いと考える(レース回顧)

ホープフルステークスのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。


■レース分析

『ヴェロキラプトル』と『アンモシエラ』の2頭が競り合う形で逃げて、そこに『ショウナンラプンタ』が掛かって後ろから突いた結果、想定よりもペースが速くなりました。
残り2ハロンから仕掛ける展開となりましたが、前半が速く、時計面では前後半が同じペースとなっています。先行馬には厳しい展開となりました。


■レガレイラ(1着)

ゲートの出は良くなく、大外を回すロスがあっただけでなく、残り2ハロンから仕掛ける直線勝負の展開は初めてでした。
そのような厳しい条件の中で、直線の伸びは際立っており、力の違いを見せつけるレースでした。
これまでの2走から指数を上昇させ、重賞を勝っている牡馬を差し切るくらいですので、2歳牝馬のレベルの高さを示しています。

■シンエンペラー(2着)

スタート後、若干力んで走っていました。
しかも、先行馬にとっては厳しい流れの中、ゴール前で大きく左にヨレながらも2着に粘ったことから、この馬の強さを改めて感じました。
前走と同様のレースペースでしたが、早く先頭に立ってしまうほど脚を使っていましたので、最後は苦しくなったのではないかと思われます。
指数は前走と同程度でしたので、現時点での力は出し切っています。

■サンライズジパング(3着)

この馬も先行していました。
ゴール前では『シンエンペラー』を凌ぐ脚で伸びてきていましたが、『シンエンペラー』に前をカットされる不利で手綱を引かざるを得ませんでした。
近走はダートレースが続いていましたが、前述の不利もありながら新馬以来の芝レースで指数の最高値を出しています。速い時計が出る馬場でなければ十分に対応できると思います。

■ミスタージーティー(5着)

直線で前が壁になって、脚を余す形になりました。
スムーズに走れていたら、もっと上位に来た可能性もあります。
ただ、勝った『レガレイラ』が動き始めた3~4角で仕掛ける動きが見られなかった点が気になります。仕掛けが遅くなったことが直線の脚に繋がったのかもしれません。

■ショウナンラプンタ(7着)

掛かって道中力みっぱなしでした。
そして、コーナーリングでは外に張って距離もロスしています。
上位馬との指数の差はありますので、スムーズに走れたとしても不利のあった『サンライズジパング』を交わせているかどうか・・・

■センチュリボンド(14着)

外々を回って、3角ではすでにムチが入るほど手応えがありませんでした。
レースペースが速くなったことで、指数が低下してしまいました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?