見出し画像

【2023/12/03・チャンピオンズカップ】レモンポップとその他の馬たちで分かれる評価としてよいか?(レース回顧)

チャンピオンズカップのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。


■レース分析

レースペースとしては12秒台前半のラップを刻んでいて前傾ラップとなっていました。過去9年間の分析とは異なる展開ではあります。
また、仕掛け位置は残り2ハロンの位置で加速していて、こちらは過去9年間の分析通りでした。
ただ、ペースを作る馬としては『ドゥラエレーデ』ではなく、大外から『レモンポップ』が逃げたため、スピードの違いで前傾ラップになったのではないかと考えています。


■レモンポップ(1着)

JRAのジョッキーカメラを見ると2角で息が入ったように見えました。その影響か、直線に入って一気にセーフティーリードを確保し、最後まで持ちこたえることができたと思います。上り3ハロンの時計も全体で2番手の37.3秒となっています。
今回特徴的な部分として追い込んできた『ウィルソンテソーロ』を除き、9着までの馬の上り3ハロンの時計が37.3~37.6秒と0.3秒の間に収まっている点です。『レモンポップ』の逃げで後続馬になし崩しに脚を使わせた結果なのでしょうか?
もし、そうであれば『レモンポップ』以外の馬の評価は微妙になります。
今回出走しなかった馬には実績のある『ウシュバテソーロ』、『デルマソトガケ』、『ミックファイア』がいますし・・・。

■ウィルソンテソーロ(2着)

後方待機の馬がとるべき理想的なコースを抜けてきました。
後方の上位人気の馬は枠の影響もあって外々を回して、直線では伸びあぐねていました。
勝った馬を除けば、これまでの実績通り、外枠不利、道中はロスのないコースを取ることがそのまま結果に繋がったといえます。

■ドゥラエレーデ(3着)

予想では指数的に厳しい評価をしていましたが、指数化できていなかったUAEダービーで『デルマソトガケ』の2着となっていた実績を見落としていた形です。
今回は後続に脚を使わせる展開に嵌ったと考えても良いのでは?

■テーオーケインズ(4着)

昨年とは異なり、内枠を活かして終始コースロスなく走っていました。ただ、周りの他馬と同じ脚色となったために抜け出せませんでした。

■ハギノアレグリアス(6着)

外側の枠の影響で終始外々を回る形となり、中京競馬場では大きなロスとなりました。内側の枠なら違う結果となったのかもしれません。
レース前の分析の中で、11月~1月の指数が下がる傾向が気になっていましたが、もしかしたらこの点は引き続き気をつけた方が良いと考えます。

■セラフィックコール(10着)

こちらも外枠の影響もあったと思いますが、それ以上にスタート後のスピードについて行けずに後方からのレースとなり、位置を上げるために外々を回らざるを得なかったところが大きなロスとなりました。
『ハギノアレグリアス』とは異なり、仮に内枠だったとしても後方から捲る流れで外を回す形になっていたと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?