ノー勉アピールで得をする
まじめな人が成功しても、英雄にはなれない。
怠け者が成功すると、英雄になる。
怠け者は失敗しても、「やればできるのに」と言われる。
怠け者は得ばかりなのだ。
アルフレッド・アドラー
ちょうど今は、期末テストなどのテストシーズンです。
学生たちはテストに向けて勉強して、当日の朝を迎えます。
あなたの周りにはこんなことを言う人はいなかったでしょうか。
「やべー!!英語ノー勉だわ!なんもやってねぇ。え!?ここ出るとか聞いてないよ!俺絶対平均点いかないわ~」
とノー勉アピールをしている子をよく見ました。
なんでこのようにノー勉アピールをするような人が出てくるのでしょうか。
それはこのノー勉のアピールをすることでいい方向にいっても、悪い方向にいっても得をするからです。
もしこの人が高得点を取ることができたら
勉強をしていないにもかかわらず、高得点を取ることができるなんてすごい!
とさも英雄かのように賞賛されるでしょう。
「なんで90点取れたの!?」
「いや~たまたまだよ。勘があたったかな。えへへ」
彼らは勉強していないことをアピールすれば、高得点が取れたときにちやほやされることを学びます。
もしも、点数が悪かったとしたらこのように言えばいいのです。
「いや~やっぱり勉強してなかったからなぁ~もっと勉強してれば高得点いけたわ~」
勉強していなかったからしょうがない。
自分は勉強していればいい点数が取れたと可能性を認められるのです。
逆に真剣に勉強をしたと周りに伝えるとどうでしょうか。
「今日の英語のテストめちゃくちゃ勉強したわ!絶対満点とってやる!」
もし、高得点を取ることができたら
「あんなに勉強してたから当然だね。」
と言われ、もし、全然点数がとれなかったら
「あんなに勉強してたのにその点数!?どうしてなの?」
とけなされることでしょう。
真剣に勉強したことをアピールしても良いことはなく、勉強をしてないアピールをしたほうが得をする。
このような体験を学んでいるからこそ、勉強していないアピールをするのです。
ただ、気をつけないといけないのは、このようにアピールすることがくせになることで劣等コンプレックスに陥ってしまうことです。
自分は勉強していないからしょうがないのだ。
自分は努力すればできるのだ。
自分は・・・
と失敗を避けるための口実を探し続け、言い訳を繰り返し続けることになるのです。
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