見出し画像

【6】自分の核を作っていく

勉強したことをどう活かすか

生徒と毎週行っている振り返り
その振り返りの中で生徒の気づきがとても的を得ているなぁと感じた

彼らは学問的な勉強もしているし、普段の生活の中で生活的・社会的な勉強もしている
これはぼくら大人もそうで毎日なにかしらの知識を吸収したり、生活や社会の中で学びを得ている

生徒の気づきは、勉強したことをどう活かしていくのかの重要性を感じたというものだった
ぼくはこういう日常での学びに大きな価値があると思う
普段の学問的な勉強は、日常的な学びに気づくために必要な土台としての役割がある。言葉を知っていれば、気づきを言葉として表現できるし、数学的な論理的思考ができれば、学びに対しての分析ができるようになる。

学問的な勉強だけでは身につかない学びがある
そのような気づきを教えてくれたことがうれしかったし、これからどうその気づきからの学びを活かしてくれるのかが楽しみである

責任を感じる

もう一人の生徒との会話の中で責任というキーワードについて話した
部活の試合でめちゃくちゃ緊張した
ということを話していて、その時はそんなに気にしていなかったが、仕事や家庭で責任を担うときに緊張をしたり、得るものがあると話していたときにこの話が結びついた

責任を感じるから緊張する

バスケットボールワールドカップの試合をぼくはなんの緊張感もなく見ていた
日本VSフィンランドの試合
応援するのは日本代表
第3クオーター終了時点でフィンランド優位の試合
残りは1クオーター
ひやひやするという意味での緊張感はあった。だがむしろこれは興奮というほうが言葉としてはあっている気がする。

ひりひりする緊張感というのは感じない
だが、生徒の試合で感じた緊張はこのひりひりを感じたものだった

失敗したらどうしよう
上手く動けなかったらどうしよう
自分のミスで負けたらどうしよう

不安も沢山感じていた
そして終わった後の後悔も感じた

もっと練習しないと・・・
試合の中で応援していたときには感じなかったチームの勝敗に関する責任感をはじめて感じたからこその緊張感

この緊張感を味わえたことが学びなんだと思う
きっとこれから練習していって、試合を経験して、責任感を背負ってチームの一員として活躍する選手になっていくんだろうと感じている

自分の核を作っていく

この2人の生徒だけではなく、毎週の振り返りの中で生徒たちは毎回なにかしらの気づきを得てきています

自分の生活を振り返り、良かった点はなんなのか。改善点はなんなのか。
経験をし、気づきを得て、次に活かしていく。

そして自分という人間を確立していきます。
自分がいいと思うこと。悪いと思うこと。
自分の中の自分という核をだんだんと作っていく。
そんな経験を彼らはしている。
彼らだけでなく、ぼく自身もそうだし、すべてのヒトや動物たちはそうなんだと思います。

最初から核があるというわけではなく、成功も失敗も経験しながら学んでいく

そして自分の核をつくっていく
今はまだその最中なんだと思います。
核は常にある
だがその核は経験を積む事に変容していく
どんな経験を積んで、どんな核を作っていくのか?
その過程を見れるのが楽しみだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?