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ことばの違い、意識の違い

世の中には、ちょっとした違いで大きく意味が異なることばがたくさんありますね。子どもまわりの用語にもたっっっくさん!

私が気になっていることばをひとつ紹介します。

慣らし保育 と 慣れ保育

この2つ、なにが違うかわかりますか?

保育園入園時は、いきなりの長時間保育だと、子どもにとって大きなリスクがあります。死の危険もありますし、大人にとっても結局大きな負担に繋がるので、最初の2週間〜1ヶ月は『慣れ保育』という、子どもの様子に合わせての、短時間の保育から始めます。その期間のことを、あなたならどう呼びますか?

保育園は、誰のための場所でしょうか?
保護者が働くための場所だから「大人が子どもを慣らしていく」?

いえいえ

保育園は、子どもと、その保護者のための場所。
だから「子どもがその場所に慣れていく」のが、入園当初の、慣れ保育です。

慣らすのか、慣れるのか

誰が主体なのか

誰に、どこに、意識を向けるのか

他にも、無意識による『大人主体』のことばは多く潜んでいます。少し意識を変えてみることで、使うことばは変わっていくはず。
いま一度、このことばは『子ども主体』なのか、誰のためのことばなのか、考えてみませんか?

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