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ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

人生いろいろなことがありますし、起きます。

起きた事態に対して、自分がどう対応していけばよいのか?
49年生きてきていますが、まだ迷いがあったりします。

そんなとき、本を読み、気持ちを静めることもできますし、
本から新たな視点を貰い、今の状況について、
考えるヒントを貰うこともあります。

また、その状況自在に、身を委ね、耐えてみるという考え方もあります。

今回、ご紹介したい本は、こちらです。
【ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力】

以前取り上げた久坂部先生著作「人はどう死ぬのか」の中に、
取り上げられた本でした。

【ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力】
 著者:帚木蓬生
 発行所:朝日新聞出版

■ 目次

はじめにーネガティブ・ケイパビリティとの出会い
第1章           キーツの「ネガティブ・ケイパブリティ」への旅
第2章           精神科医ビオンの再発見
第3章           分かりたがる脳
第4章           ネガティブ・ケイパビリティと医療
第5章           身の上相談とネガティブ・ケイパビリティ
第6章           希望する脳と伝統治療師
第7章           創造行為とネガティブ・ケイパビリティ
第8章           シェイクスピアと紫式部
第9章           教育とネガティブ・ケイパビリティ
第10章       寛容とネガティブ・ケイパブリティ
おわりにー再び共感について

■   急がず、焦らず、耐えていく力

negative capability
負の能力もしくは陰性能力とは、
「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」
をさします。

<引用:はじめにーネガティブ・ケイパブリティとの出会い 3頁>


さて、この力は、自分に備わっているのか?と自問自答した処、
どうやら、“耐える力”は備わっているなという結論に辿り着きました^m^

詳細は、下記ブログをご覧ください。

■ 耐えていく力

今週はプライべートで色々なことが起きました。

インコの急逝・パートナーの緊急入院。

なぜ、急に、こんなことが起きたのか?
自問自答しましたが、答えはでませんし、
答えをだしても事態は変わらない。

ならば、静観しようと思いながらも、
心がざわつく自分もいます。

そんなとき、冒頭でも書きましたが、
この本に出会い、新たな視点を貰うことで
気持ちを落ち着かせることが出来ました。

特に第9章の“教育現場からの賛同”、
臨床心理士からお手紙が丸っと掲載されている処があります。

なんていえば良いのかわからないのですが、
自分の中で、なんか腑に落ちたというか、
スーッと何かがおりていった感じがしました。

人生は何があるかわからないから、面白い!
といえる境地になることを目指し、
日々に丁寧に生きていきます。

人生の中では、すぐに解決できないこともあります。
そんな事態に向き合っている方に、お薦めします。

以上

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読書感想文

医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。