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【note】クリニック開業・職員研修 ―Points of You

2021年はチャレンジの年。

有難いことに、
このDEPOCに入社してから、
私の中で“風”が吹いています。

どんな“風”かと申しますと、
穏やかでいて爽やかな風。
心地よい風です(^-^)。

その風と共に、
ギフトも届きました。

なんのギフトかと言いますと、
“クリニック開業職員研修担当”

こんな素敵なギフト
やるしかありません。

ワクワクとドキドキ。

期待と緊張が入り混じっている職員さんと
どんな研修が良いかな~と考えたとき、
浮かんできたのが、
Points of You®
でした。

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■  Points of You®

Points of You®は
イスラエル発祥の65枚のカード(写真)と言葉を使用した
コミュニケーションツールでもあり、体験型のコーチングゲーム。

カードに写っている写真は、
全体が写っているのもあれば、
ピンポイントだけを写しているものもあり、
カードをみて、自分がどんな感じ方、捉え方をしているのか?
同じカードをみて、他の人はどんな感じ方をしているのか?

カードには、言葉が書かれています。

言葉とカードを、自分の中で繋げながら、相手に話す。
相手の言葉を聞きながら、自分にはない感じ方、捉え方を知る。

同じ1枚のカードを100人が見たら、
100通りの感じ方、捉え方があります。

そのことを、知る。
判断はしなくてよくて、まず知る。

Points of You®は、
自分の感じ方、捉え方を知ると同時に、
他者の感じ方、捉え方を知るツールでもあります。


Points of You®は、
Points of View(視点)でもあります。



■  気になること。

医療機関に出入りして感じるのは、
職員の定着率が悪い処は、
院内の雰囲気がドンヨリしています。

このドンヨリを作っているのは何か?を
各人にヒアリングしていくと、
心の奥底に“不満”がくすぶっています。

この不満。

例えば、
受付が、看護師に確認したい事があるけど、
忙しすぎて、看護師に確認できなかった。

確認が出来なかったので、
自分の中で、不安が膨らみ、
いつの間にか、確認出来なかった事に対して
不満になってしまう。

そして、確認できなかったという不安の矛先が
いつのまにか、看護師自身に向いてしまう。

えーっ"(-""-)"と思ってしまいますが、
この負の連鎖みたいなの、
小さな組織・密な組織ほど
ありがちです。

あと、出入りして
見受けられるのは、
職種の圧力。

職種によって
出来ることと
出来ないことはあるけれども
どの職種がエライ!とかない筈なのに。。。

ボタンの掛け違いがおきている医療機関をみていると
なかなか大変なことになっています。

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■  職員研修にお薦めする理由


繰り返しになりますが、

Points of You®は、
カードを使った
体験型のコーチングゲームです。

よくある講師が前に立ち、
職員が座学でその話を聞く
という形はとりません。


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カードを囲みながら、
あるいはカードを持ちながら、
各人思い思いのスタイルで
自分の気持ちを相手に伝える
という形をとっています。

また、カードを使用し、
自分の気持ちを語り、
相手の話を聞くことが
とても大切な要素になってくるので、
通常の研修よりも、
緊張することはなく取り組めます。


次に、体験型ですので、
職員全員がもれなく、
否が応にも参加せざるを得ません。

これって、
結構重要です。

実際に、クリニックが開院し、
動き出したら、
職員全員が集まることは
なかなか難しいです。

常勤で働く人もいれば、
パートで働く人もおり、
医師を含め職員一同が、
同じ場に集まることはないでしょう。

だからこそ、
職員一同が集まる研修で、
自分の感じ方、捉え方を知り、
相手の感じ方、捉え方を知る、
このPoints of You®を体験することは
とても意味があります。

そして、最後に
この研修をより良いモノにする為に、
“場”を作ることが必要になります。

この“場”を作るということは
全員の協力があって、出来る事です。

このPoints of You®を使用することで、
一体感を持つことが出来ます。

Points of You®が起こしたいことを
紹介しておきます。

OPEN HEART (心を開く)
BREAK PATTERNS (パターンを壊す)
SENSE OF BELONGING (つながりの感覚)

■  導入の決め手

今回クリニックを開業される医師は、
色々な処で勤務経験があり、
自分たちが診療に専念できるのは、
職員がサポートしてくれるからこそ!
という理解がある先生です。

だからこそ、
自分のクリニックでは
職種によって
出来ることと
出来ないことはあるけれども
仕事の領域に垣根を作らず、
フラットな関係性を早い段階から作りたい!


そして、
今まで勤務した処からの経験で、
定着率が低い処は、
勤務している人たちの
人間関係がよろしくないと。

だからこそ、
自分のクリニックで勤務して貰う人たちには
良い関係を作って貰いたい。

そんな思いもあり、
このPoints of You®での
研修を決めて頂きました。

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■  研修のテーマ

このクリニックが求める人物像は、
【人に共感する気持ち】を大切にする人。

それを受けて、研修のテーマは、
【自己開示】と【他者理解】に設定。

最終的な目標は、
自分の得意分野、出来ることは率先してやり、
自分の苦手なこと、自信がないことは
他の人に助けて貰いながら、
チームとして成長していく。

こんなお話を先にさせて頂き、
いざ、Points of You®の世界に
どっぷりと浸って頂きました(^-^)。

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■  Points of You®体験

今回は、オープニングスタッフ研修2日目に
Points of You®を実施。

その成果はと言いますと
予想以上でございました(*^▽^*)

実際に取り掛かった当初は、
皆さん緊張もあり
程よい音量で話されていましたが、
終盤に差し掛かる頃には、笑い声があり、
話す音量もアップし、盛り上がっている様子。

自分の話をしながら、自分を理解し、
他人の話を聞きながら、
新しい視点を発見するという体験を通し、
これから一緒に働いていく仲間として
繋がりを見出せる感触を掴んで頂いた様です。

クリニックは
病院に比べれば、小さな組織です。

だからこそ、
人間関係はとても大事になりますし、
お互いの気持ちを尊重しながら、
関係性を構築していければ、
より良いチームになっていきます。

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■ 研修を終えて。

医療従事者の方々を接してきて思うのは、
いつも相談される側にいるので、
相談をされることに慣れています。

相手の話を聞くことも、上手です。

所謂、傾聴は抜群です。

ですが、自分のことを話すとなると
抵抗がある方がいたりします。

確かに、聞くことに慣れてしまうと
自己開示は勇気のいることかもしれません。

ですが、一緒に働くチームであれば、
最初のうちに、お互いの考え方を知り、
自分の考え方の癖を知ることで
お互いの関係構築がしやすくなります。

また、関係性が出来てくれば
そこに信頼も生まれてきます。

そうすれば、
協力して仕事に取り組むことも出来ます。

好循環の流れを
作り出せるきっかけに、
この研修がなることを切に願います。

人を大事にする。
これって、組織の基本です。

今回は、オープニング研修2日目に
Points of You®を使用しましたが、
Points of You®は
時期を選びません。

私たちDEPOCは、
医療従事者の方々が
心地よい環境で
楽しく生き生きと働くことのお手伝いが
出来ればと考えています。


Points of You®の詳細は知りたい方はコチラをご覧下さい。

*また、Points of You®でのクリニック職員研修にご興味をお持ちの方は、DEPOC 梅澤まで、お問い合わせ下さい。

以上




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最近の学び

医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。