開業はできちゃいますークリニックの話―

私どもDEPOCでは、
クリニック開業支援をしております。

うーむ(=_=)という事例が
飛び込んできましたので、
御紹介させて頂きます。

■    クリニック開業支援業者

医師のクリニック開業支援に
携わっている業者は、
複数の医師のクリニック開業支援を
同時進行で行っています。

その為、
現場で顔を合わせる機会も多く、
現在進行形の開業支援で
懸念点などがあった場合、
経験してきたことを出し合って
乗り越えていきます。

そんなツワモノ揃いの業者たちだからこそ、
紆余曲折ありながらも
クリニック開業まで
辿り着けた事例を
御紹介します。

■　指揮者が誰か

以前のブログで、
クリニック開業支援の
コンサルタントのことを
指揮者になぞらえて書きました。

コンサルタントは
各業者を繋いで
開業までの道のりを
滞りなく進ませる役割を
担います。

指揮者を思い浮かべて下さい。

オーケストラで
指揮者が各楽器の音を調整し、
素敵な音楽に仕上げていきます。

この指揮者が
経験がほぼ無い方だった場合、
皆さん、どんな想像をなさいますか。

はい、
多分皆さんの頭の中で想像されたことが
今回起きました。

指揮者は
開業経験がほぼ無い方。

ネット情報で培った知識で
クリニック開業の陣頭指揮をする。

ただ、オーケストラにあたる人たちは、
クリニック開業支援をしている業者で
専門家ばかり。

専門家のミッションは
自分たちの仕事をして、
クリニックを開業させること。

各業者がクリニック開業に向け、
自分の仕事を着々と進めるなか、
経験がない指揮者が立ちはばかるのです^_^

専門家に任せていれば、
スムーズに進むところを、
指揮者が頑張る^_^

指揮者が動くことで
スムーズに進んでいたこと、
もしくは進みそうだったことが
進まなくなる(=_=)

具体的な的には、
電子カルテ。

電子カルテはパソコンが必須。

電子カルテが滞りなくスムーズに
動くにはそれなりのスペックが必要です。

電子カルテの専門家に任せていれば、
パソコンのスペック等も把握し、
最適な品物を準備してくれます。

どうやら指揮者は
パソコンの価格が気に入らなかったらしく、
家電量販店に行って
自分で見繕ってくると断言！

“ではお任せします。”
となり、電子カルテ搬入当日。

業者が現場に行くと、
パソコンがない。。。。

指揮者もいない。。。。

パソコンがないと
電子カルテの設定もできない。。。

その日
集まった業者は
やることがなく
帰ったそうです((+_+))

■    専門家が集まれば

此方のクリニックですが、
クリニック開業支援を
専門にしている業者が集まれば
クリニックは開業できちゃうΣ(゜ω゜)！
という事例になりました。

専門家が集まっているので、
経験がほぼ無い方が
コンサルをしていても
クリニックは開業できちゃいます。

ただ、あたりまえですが、
懸念材料が残りました。

クリニックという箱は
出来あがりましたが、
クリニックの中身が
伴っていないのです。

模擬診療のお手伝いに
クリニックにお邪魔しましたが、
大丈夫かな？？
診療開始できるかな？？
そんな心配が残りました。

クリニック開業は
ゴールではありません。

やっと、スタートラインに
立てただけです。

■    今医療業界に起きていること

企業が医療業界に
進出しています。

見えない様に、
上手？に。。。

だからこそ、
医師の皆さんは
気を付けた方がよろしいです。

今回のクリニックも
そうです。

以前、企業の参入が
見え隠れする医療機関の話を
書きました。

今回のクリニックも
そうです。

医師が自ら開業したい
というワケではなく、
所謂雇われ院長職として
勤務されています。

なので、
医師の意思は関係なく、
診療内容も医師よりも
スポンサーの意向。

医師と一緒に働く職員も
院長が面接せず、
研修期間中に
顔合わせ。

こんな状態で
チームが組めるのか？と
心配になったのは
云うまでもありません。

■　開業はスタートライン

医師のキャリア支援の中で、
クリニック開業があると
私どもDEPOCは捉えています。

だからこそ、
クリニック開業相談を受けたとき、
ヒアリングをしっかりし、
クリニック開業後のスタートダッシュに向けて
一緒に歩んでいける医師かを
私どもは見ております。

開業医となって
自分がやりたい診療をできる様な環境を
一緒に準備していく。

そして、開業後に
患者さんが来て下さる様な、
地域に必要とされるクリニックになる様に
クリニック開業前から
医師と一緒に模索していきます。

今回のクリニックは、
・専門家が集まればクリニック開業が出来ること
が、証明された事例として
業者仲間の間では浸透しています。

ただ、言い方がよろしくないですが、
クリニックという箱が出来ても、
中で働く人というソフト部分とでも言いましょうか、
そこがちゃんと機能しないと
ハード面医療機器やらを含めた箱が出来ても
なんともならないかも？？
そんな懸念が拭えない感じがしています。

最近の医療業界では
企業が見え隠れする医療機関も
見受けられます。

医師の皆さん、
クリニック開業だけではなく、
転職でもお気をつけ下さい。

ちゃんとした医療をやりたいと思って
医療業界に参入してしてきている処と
そうでない処がありますから。

ご心配な場合は、
DEPOCに相談下さい。

今回のクリニック、
専門業者が集まって対応すれば
クリニック開業は出来ちゃうという
事例となっております。

部外者の私が云うのも難ですが、
コンサルさんの手が離れ、
診療だけに専念できる環境になったとき、
院長と職員さんの信頼関係が築け、
自分たちのクリニックと捉えられる様になることを
願っています。

以上