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サプリメント代がきついので栄養療法のクリニックをやめて心療内科に行ったお話


こちらの記事の続き。


安室ちゃんのツアーに行ったことでトラウマを作って帰ってきた私。


「~になったらどうしよう」という不安が強くなった。


栄養療法のクリニックのサプリメント代が月に3-5万。


半年くらいは頑張って続けていたけど、シングルの私にはその金額は厳しかったし、サプリメントを飲んでるのに発作を起こしたことで信用出来なくなってしまった。

今考えると発作の原因はほぼ私の食生活のせいだったと分かるがこの時は分かるはずもない。


心療内科を探してみた。

地元にある心療内科も隣の市の心療内科も、初診だと1ヶ月から2ヶ月後しか予約が取れなかったし、地元で誰かに会って自分の症状がバレてしまうことが嫌だったので隣の県にある心療内科に何件も電話をして、すぐに予約が取れるところを見つけた。


院長あいさつというホームページの写真で、先生が白衣ではなくて派手なアロハシャツを着ているところが気に入った。


今考えたら電車で1時間半くらいかかるその心療内科まで行けてたのだから、薬なんて貰わなくて良かったのにと思う。


診察の日、私は電車で心療内科まで行った。
駅から5分ですぐに場所も分かった。

中に入ると60代後半くらいだろうか、受付におじさんがいて、目がなくなるくらいニコッと笑ってくれた。


初めての心療内科に緊張していたけど、思っていた雰囲気と違い、窓際にテーブルと椅子があり、カフェのような感じで外を眺めることができた。


いよいよ診察の時間。

私はこれまでの経緯と症状を長々と話した。
先生は、途中で話をとめることもなく聞いてくれた。

話が終わったあと、

『社交不安障害』と『パニック障害』と伝えられた。


パニック障害は自分でも気付いてたからわかる。

社交不安障害???


初めて聞いた名前だったし、自分でも調べてみたけどなんだか腑に落ちなかった。

人前に出ると「恥ずかしい思いをするのではないか」と不安や緊張してしまうことは誰もが経験したことがあるでしょう。

通常であればそれはごく自然なことなのですが、社交不安障がい(社会不安障がい、SAD)は、人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまう病気で、不安や緊張の度合いが大きく紅潮や発汗、ふるえ、腹痛などの症状が現れる場合があります。

また、このような症状がまた出てしまうのではないかという不安が強くなって、人が集まる場所を避けるようになります。その結果、学業や就業、さらには結婚などの社会生活に大きな問題を抱えてしまいます。以前は対人恐怖・視線恐怖・赤面恐怖などと呼ばれることの多かった状態の総称です。

https://www.fuseki-clinic.com/sp/column/sad.html



でも先生がいうならそうなんだろうと、その時はなんの知識もないから疑うことすらしなかった。

SSRIという抗うつ剤と、抗不安薬を頓服で処方された。

次の診察は2週間後。


SSRIは毎日、抗不安薬は不安になった時に飲む。

車の運転を始めたばかりということを伝えたら、抗不安薬を飲まないで試してみて無理なら飲んでいいと言われた。

あと二週間くらい飲めば症状が落ち着いてくるし、歯医者さんも無理そうなら処置する時や麻酔の前に抗不安薬を併用しても大丈夫らしい。


とりあえずSSRIってのを飲み始めてみた。

2週間くらいすると変な想像?が何かを見ると浮かぶようになった。



(この電車に轢かれて死ぬんだ……)
とか
(運転中にトラックに突っ込んじゃうかもしれない……)
とか、
とにかく自分は何かで死んでしまうんじゃないか、死ぬんだ…いう想像がやまなくなった。


心療内科の先生に相談してみたけど、『みんなそうですよ』みたいな軽い感じで解決することは出来なかった。


救急車のサイレンを聞くだけで冷や汗と動悸が始まり、私も運ばれてしまうんじゃないか……


ニュースで【自殺】という文字をみただけで、私も自殺してしまうんじゃないか……


読んでる本に書いてある【死】という文字をみただけで、自分の死を想像してしまう……


とにかく【死】が私の頭の中をいっぱいにして、苦しめた。

衝動的に自殺してしまうんじゃないかという恐怖がつきまとった。


この時はそれがSSRIのせいだとも知らずに。




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