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転勤妻におすすめの仕事10選!キャリアを長く築く魔法のコツを紹介します。

パートナーの転勤に合わせて、数年おきに転居する人を転勤妻(夫)といいます。
過去の私もそうでしたが、転勤妻は”働き方”について悩みを持っている人が多くいます。

2023年1月に転勤妻の働き方についてアンケート調査をしたところ、
「キャリア継続が難しい。」
「数年おきの引っ越しで雇ってもらえない。」
「職場に馴染んだ頃にまた引っ越しでやめる時につらい。」

など転勤妻ならでは悩みを抱えていることがわかりました。

今回は、現在仕事をしている転勤妻の働き方からみえてきた、
おすすめの仕事10選とキャリアを長く築く魔法のコツを紹介します。

転勤妻におすすめの仕事10選を徹底紹介!

<転勤妻におすすめの仕事10選>
①契約社員の事務職
②派遣社員の中期間バイト
③ファミリーレストランの店員
④コンビニエンスストアの店員
⑤ドラックストアの店員
⑥大手スーパーのレジスタッフ
⑦薬剤師や栄養士の国家資格
⑧保育士
⑨フルリモートの社員
⑩フリーランスや個人事業主

転勤妻におすすめのお仕事10選のリストです。
仕事のパターンを大きく分けると4つあります。
①働く期間の決まっている仕事
②大手チェーンのパート・アルバイトスタッフ
③フルタイム勤務の仕事
④在宅ワーク

10個の業種がおすすめな理由を詳しくみてみましょう。

働く期間の決まっている仕事

転勤妻には、引っ越しを伴う辞令がいつも突然やってきます。
アンケートにも、仕事の悩みの1つに「突然の退職を伝えるのが精神的に負担。」という意見がありました。
急な転勤が決まっても、柔軟に対応しやすい働き方でおすすめなのが、短期の契約で働く仕事を選ぶことです。
3ヶ月や半年更新など、短い期間で更新をしながらできる仕事は、退職を告げる負担が軽減されます。

①契約社員の事務職

契約社員の事務職は、経験者の求人が比較的多い傾向にあります。
派遣社員と違い、就業先と直接雇用してもらえるので福利厚生を利用できるのがメリットです。

事務の経験がまだない人は、②の派遣社員で事務の仕事の経験を積んでいきましょう。
次の転勤先に引っ越すときに、経験者を求めている契約社員の求人へ応募ができるようになります。

②派遣社員の中期間バイト

全国展開している派遣会社に登録しておくと、引っ越し先でも仕事を探しやすいメリットがあります。
女性の派遣社員の仕事の中で最も多い職種は、事務職です。

派遣会社に登録しておくと、さまざまな業種を体験することもできます。
まだ自分のやりたいことがわからない。
引越しが多い環境でも、継続できそうな業種がわからない。
職種や業種を選べていない人は派遣バイトで試しに働きながら探していくのもいいですね。

大手チェーンのアルバイト・パートスタッフ

全国にチェーン展開している大手の企業は、マニュアルが統一されている場合が多いです。
地域によって売られている商品に多少の違いはあるものの、店舗の動線や研修制度などはほとんど共通しています。
転勤妻のリアルな働き方でパートを選んでいる人もチェーン店で働くことをおすすめしていました
引っ越し先で、人間関係は0からのスタートですが、仕事内容がわかっているのは気持ちの面でも負担が少なく仕事ができますね。

③ファミリーレストランの店員

ファミリーレストランの良いところは、動線がほとんど同じことです。
過去に食べに行ったお店だと、千葉のサイゼリアも、福岡のサイゼリアも同じ外観で、同じメニューでした。
ドリンクバーの並びも、使われている食器も何もかもがお揃いです。
ファミレスによっては、パートの勤続年数によって階級がつくこともあるそうです。
同じチェーンであれば、引っ越す前に、引っ越し先の近隣店舗に勤務できないか店長に相談することも可能です。

④コンビニエンスストアの店員

コンビニエンスストアも、基本的なマニュアルは統一していることが多いです。
コンビニエンスストアは、ファミレスと違い、フランチャイズで経営されていることがほとんどです。
店長同士の横のつながりがないため、引っ越し前に店長に相談して、同じチェーンへの勤務を相談するのは難しい傾向にあります。

タバコの種類や、商品の陳列方法などは、どのコンビニもあまり変わりません。
こちらも、仕事を覚える負担が少ないのはメリットですね。

⑤ドラックストアの店員

ドラックストアは24時間営業している系列も多いです。
家事や育児などのプライベートな都合を優先させたシフトが組みやすいメリットがあります。
また、医療事務や調剤薬局の受付などを目指している人は、ドラックストアでパートをしながら資格の取得を目指せます。
スムーズにキャリアUPすることができるのでおすすめです。

⑥大手スーパーのレジスタッフ

接客業が好きで、レジ入力も好きな人は大手スーパーのレジを選ぶのがおすすめです。
基本的な接客マニュアルも統一されていますし、レジの機種も同じ場合が多いです。
地域特化のスーパーを選んでしまうと、同じレジ業務でも、毎回違うレジの機械の操作を覚えなければなりません。
大手スーパーチェーンであれば、レジの基本操作を覚え直す必要が少ないため、勤務地が変更になっても負担を軽減できます。

フルタイム勤務なら資格を活かして働こう。

転勤妻でありながら、フルタイム勤務を続けられている人は資格を活かして働いているケースが多いです。
どのような資格であれば、数年おきの引越しでもキャリアを継続していけるのか詳しく見てみましょう。

⑦薬剤師や栄養士の国家資格

短期大学や、専門の分野を学べる大学を卒業し取得できる資格を持っている人は転職しやすい傾向にあります。
特に薬剤師や栄養士など”即戦力”を求められる職種は継続して採用してもらえる可能性も高いです。

また、全国チェーンで展開している大きな企業に勤められるとパートナーの転勤と合わせて異動願いで転属先を変えて働き続ける選択をすることもできます。

⑧保育士や医療事務などの高卒以上であれば取得できる資格

転勤があっても、フルタイムで働きたいけど資格を持ってないない方は今から取れる資格を探して取得していくのをおすすめします。

<大学に行かなくても取れる資格>難易度★
・簿記(受験資格:特になし)

・医療事務(受験資格:特になし)

・TOEIC(受験資格:特になし)
★★
・介護福祉士(受験資格:高卒以上)
★★
・行政書士(受験資格:特になし)★★★
・保育士(受験資格:高卒以上)
★★★

※難易度は合格率や勉強量を基準にしています。

介護福祉士は、現場の実務経験などを経て介護福祉士試験を受験する必要があります。
それ以外の資格は、独学で学んでも試験に合格すれば得られる資格です。
比較的に求人の多いものをピックアップして紹介しました。
ここにあげた資格以外にも、受験資格を問わずに得られるものは沢山あります。

自分の興味や関心の高いジャンルの資格の方が、楽しく学ぶことができます。
ご自身の理想のキャリアに合う資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
ただし、取得した資格は、仕事につなげる必要があります。
求人の需要があるかどうかを調べるのを忘れないように気をつけてください。

どこに引っ越しても働ける完全在宅ワーク

在宅フルリモートという働き方は、パソコンとインターネット環境があればどこでも働くことができます。
転勤が決まっても、「仕事を辞めます。」と急な辞職を伝える必要もなく、キャリアを継続することが可能です。

大変なのは、仕事に必要なスキルを身につけていく必要がある点です。
副業が勧められる時代に突入し、在宅ワーカーを目指す人も増加しています。

ライバルが増えている市場でもあるため、自己PR力をあげていきましょう。
自分のスキルをクライアントにアピールできる力が求められています。

⑨フルリモートの社員

新型コロナウィルスの感染拡大とともに、フルリモート社員という働き方が増えてきました。
個人のフリーランスと違い、企業に所属するため福利厚生がしっかりしています。
GoogleやYahooなどで「フルリモート 求人」という検索してみてください。
IT業界や事務職など未経験から始められる仕事も多いです。
リモート社員の求人でも、月に数回の出社を求められる場合があります。
求人内容はよく確認してから応募をしましょう。

⑩フリーランスや個人事業主

転勤妻のリアルな働き方で2番目に多かったのが、フリーランスです。
WebライターやSNS代行など、クライアントワークが主な働き方になります。

クライアントから発注された仕事を、単発もしくは継続で行って報酬を得ることができます。

他にも、自分の強みを活かして、セミナー講師やコンサルタント業務を個人でしている自営業タイプの働き方をしている人もいます。

会社に属しているわけではないため、夫の扶養が外れるほどの収入を得た場合は、国民健康保険に加入します。
また、年間の20万円以上の収入がある場合は、確定申告を行う必要があります。

私自身も開業届を出して、ブログ講師やブログ記事を作成するWebライターとして仕事をしています。

キャリアを長く築く魔法のコツは”小さいことから始める”

転勤妻が長期的なキャリアを築くための魔法のコツは「小さいことから始める」ことです。
初めからフルタイム業務を選択するのではなく、短時間や短期のアルバイトから段階的にトライしてみるのがおすすめです。
転勤妻は専業主婦からの仕事探しをする人も多いため、スモールステップで仕事復帰の計画を立てていきましょう。

スモールステップでキャリアアップをすることができた転勤妻のAさんの事例を紹介します。

<スモールステップで長期キャリアを築いた転勤妻のAさん>(転居地)
家族構成:夫、Aさん、子供2人(幼稚園と小学生)
①ドラックストアで午前中だけのパート勤務(千葉)
②同じ系列のドラックストアで午前中だけのパート勤務(福岡)
並行して”調剤薬局事務”の資格を取得
③同じ系列のドラックストア内の調剤薬局で契約社員の事務員になる(大分)

Aさんは、夫の転勤に伴い2年〜3年おきの短い期間で引越しをしながら生活をしていました。
Aさんは、子供達が幼稚園や学校に行っている時間帯だけ、ドラックストアでパート勤務をすることから始めたそうです。
転勤に伴いながら”調剤薬局事務”資格を取得。
現在はドラックストア内の調剤薬局の事務員として働いています。

Aさんはパート雇用から契約社員になれたことで給与面が大きくUPしました。
同じ系列のドラックストアに勤務していたので場に馴染むのが楽だったそうです。

収入も安定したことと、子供が2人とも小学生に上がったことから、家を買う決心がついたと嬉しそうに話していました。
Aさんは購入した家に、子供と暮らし、夫に単身赴任をしてもらいながら生活をしています。

Aさんの「収入がないと、転勤についていく選択しかできなかったと思う。
あの時、資格を取るための勉強を頑張ってよかった。
」の言葉が印象的でした。

単身赴任をしてもらうには2世帯分の生活費が必要です。
先立つものがなければ、転勤についていくのか、いかないのかの選択を選ぶことも難しくなります。
Aさんのように、段階的に仕事にトライして長期的なキャリア形成をしていけると良いですね。

転勤妻におすすめの仕事10選のまとめ

今回は、現在仕事をしている転勤妻の働き方からみえてきた、
おすすめの仕事10選とキャリアを長く築く魔法のコツを紹介しました。

<転勤妻におすすめの仕事10選>
①契約社員の事務職
②派遣社員の中期間バイト
③ファミリーレストランの店員
④コンビニエンスストアの店員
⑤ドラックストアの店員
⑥大手スーパーのレジスタッフ
⑦薬剤師や栄養士の国家資格
⑧保育士
⑨フルリモートの社員
⑩フリーランスや個人事業主

転勤妻が長期的なキャリアを築くための魔法のコツは「小さいことから始める」ことです。
初めからフルタイム業務を選択するのではなく、短時間や短期のアルバイトから段階的にトライして、収入をUPさせていけるといいですね。

転勤妻の私も、現在はフリーランスとして仕事を継続できています。
私自身も、今の働き方を選ぶまで、転勤のたびに仕事探しをしなければならないことにたくさん悩みました。
この記事が、働き方で悩む転勤妻のお役に立てば嬉しく思います。

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