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25卒内定体験記 Vol.21 Paku(@denpakuwanpaku)

内定:超大手広告代理店
学歴:地方大学




【はじめに】

こんにちは。25卒のpaku(@denpakuwanpaku)と申します。
志望業界は広告業界。現在は、複数の大手広告代理店から内々定をいただいており、うちの1社に入社予定です。

わたしは
#地方暮らし
#OBゼロ
#うつ病
であり、周囲の人よりも少しだけハードな状況のなかで就活に取り組んでいました。
今回はそのような者でも、行動次第でちゃんと内定を獲れることをお伝えできればと思い、筆を執ります。

本内定体験記では、自身の就職活動の流れと意識してやっていたことをお伝えした後に、ぼんじりテレビ(@bonjiriTV)さんのサービスをいかに使いこなすかを記します。ぼんじりさんに関する内容に目を通したいという方は【ぼんじりさんについて】までスキップしてくださいね。

※あくまで一個人の考えであり感想です。ゆえに鵜呑みにしすぎず、ご自身が共感できる箇所を参考にして頂けると幸いです。


【春】

わたしは4月から就職活動を意識して動きはじめました。といっても本格的に開始したのは6月です。4月からの2ヶ月間は自身のリハビリを行っていました。

現在のわたしは、やかましいくらい元気ですが、当時は中度のうつ病を患っていました。その影響で
「人と話すことが怖い」
「音声を一度で聞き取れない」
「文章を読めない」
「数年分の知識がスッポリ抜けている」
というような感じでして、とても就職活動をできる状態ではありませんでした。“このままじゃ絶対に勝ち獲れない” そう考えた私は、まずは上記の就職活動における懸念を払拭することを徹底しました。

学校に用事がなくても毎日足を運んで人と話す、耳を鍛えるために毎日ラジオを聴く、本で読んだことをノートにまとめて読みへの慣れと知識の両方を獲得する等。まずは自身のフィジカルを人並の状態にもっていきました。


【夏】

いよいよインターンの募集がはじまりました。就職活動の幕開けです(白目)
私は最初から広告業界に絞って選考を受けると決めていました。とはいえ、全くといっていいほどに企業理解はできていなかったです。ゆえに安直かもしれないですが、世の中に出回っている「広告業界ランキング」の1位から順番にエントリーすることを決めました。

エントリー数は7社、うち5社のインターン選考を突破しました。
インターン選考の課題に取り組む際は「いかにトップ通過するか」を常に考え、戦略を立てていました。
これが好戦績に直結したと感じています。なお、トップ通過のためにわたしが一番意識していたことは、
第一印象で “ コイツは欲しい ”と思わせること。すなわち「採用担当者の心を大きく動かすこと」です。

《だれ一人とも被らないアイデアの提案》
独自の気づきをもとにアイデアを展開する

《熱量表現》
用紙をめいいっぱい使う,手書きの箇所をつくる

《読み手への極限の配慮》
文字の大きさ,配色,視線誘導,読みづらい可能性のある漢字にはフリガナを

《相手を楽しませる》
例)A4用紙をつかって自己表現 ▶︎プロフィール帳風の装飾


の主に4つを意識していました。読み手への極限の配慮に関しては、色弱の採用担当者が書類を通すことまでもを想定して配色。どんな人が目にしたとしても楽しんでもらえるものにし、迷わず高評価をつけてもらおうと準備しました。

実施日時が被ったこともあり、ほとんどのインターンを辞退しましたが、この夏の成功体験のおかげで就職活動に自信が湧きました。また、インターン中の課題や社員との会話から広告業界の嗜好を汲みとることができたため「本選考では自分の○○な要素(行動特性)を強調して話せば面接官のウケが良さそうだな」というイメージもなんとなく掴みました。


【秋】

中弛みの季節到来。集中力が一番切れかけたのはこのタイミングでした。また、夏季のスケジュールがかなりハードだったことが影響してうつ病が再発していたため、この時期は自身の心身の回復を最優先することに決めました。
一方で夏に参加できなかった企業への理解を深める必要性は感じていました。ゆえに志望度の高かった2社のインターンのみエントリー。うち1社を突破し、参加しました。

また、わたしはこのタイミングで社員訪問を開始し、各代理店の特徴把握・職種理解・本選考時に頼れそうな人を捕まえることに努めました。
第四志望までの会社×3人の計12人に社員訪問しました。

わたしの場合はOBがガチのゼロかつ所属大学がビズリーチの登録外大学であったため、Facebook上で社員を名前検索してDMするということも積極的に行っていました。
名が通っているクリエイターの方々だとしても、案外気持ちに応えてくださり、時間を設けてくださるものです。遠慮せず頼ってよかったと今となっても思っています。


【12月】

夏のインターン経由で早期選考の案内を貰った1社と本命1社の計2社を受けました。結論、2社ともに面接落ち。場数を踏んでいないことが一番の要因でした。控えめにゆって、ボッコボコにされました。

ただこんなことで諦めるわたしではありません。寝込みましたが祈られた二日後に布団を飛び出して対策を開始しました。負けっぱなしで終わるの、大嫌いなんですよね。幸いにも本命企業には春選考が存在しました。ゆえに「この選考での敗因を克服する。何がなんでも春選考で内定を獲る」と誓いました。


【1,2月】

特定の友人と模擬面を開始。夏のインターンにて信用を築きあげていた学外の友人に声をかけて2ヶ月間、週に一度模擬面しました。
わたしはここでの友人選びは慎重に行いました。
「熱量の高さ」
「フィードバックの丁寧さ」
「わたし“らしさ”を理解したうえで意見をくれそうな相手か」
を考慮して相棒なる存在を捕まえたのは良かったと思います。さらに、模擬面の際は「録音」と「文字起こし」を実施していました。どんなスポーツにおいても、勉強においても、物事の上達の鍵は同じ失敗をしないことです。ゆえに以下の①②③を実施、PDCAを回しまくりました。

①模擬面
②文字起こしを読み返して復習
(自分の改善点と模擬面してもらうなかで登場した派生質問の把握)
③改善のための自主練習

ここでの練習が1月から5月にかけての計15回の面接において、全勝することに繋がりました。


【3月】

冬のインターン経由で早期選考の案内を貰った1社を含む、7社を受けました。結論、2社書類落ちの5社通過という結果でした。手持ちの駒数が少ないかもとは思いましたが、書類さえ通ってしまえばこちらのものです。
模擬面のおかげでこの頃には面接がかなり得意になっていました。
ただし気を抜かず「もっと上手くなりたい」と考え、面接上手な子(ぼんじりさんの元コンサル生であるキーエンス内定者)に模擬面をお願いし、叩き上げました。

結果、第三志望の広告代理店から内々定をいただき、ほとんどの企業は辞退させてもらいました。同時に、本命企業の選考に向けて準備を開始しました。


【4,5月】

またまたプレッシャーが影響してうつ病を再発。本命企業の面接の3日前から当日にかけては過呼吸が酷く、初めて抗不安剤を服用しながら過ごしました。
側からみれば最悪の状態です(笑)
でも幸いわたしには沢山の友人が居ました。みんなに心身を支え引っ張ってもらえました。インターンで仲良くなった友人・学校の友人・Twitterで繋がった友人に対して「もうやだ受けたくないなんで先に内定くれないの受けたくない面接をブッチしたい」と駄々をこねまくり、「頑張って受けなさい!大丈夫!」と励ましてもらいました (クソガキ)
就活では友人がいればいるほど心強いです。今もずっと、みんなには感謝しています。

またこの時期は、本命企業の早期内定者と模擬面を積むことを意識しました。内定を獲っているひとたちはその企業の癖をよく理解しています。その企業の人になりきってもらい、どんな面接官が出てきたとしても面接をコントロールできるように練習を積みました。

そんなこんなで本命企業の全選考過程を突破。
選考に向けての準備として
面接の場で伝える人物像の明確化
想定質問集の作成
を行っていたことも、かなり効きました。想定質問集に関しては、面接官からの想定質問を250問ほど用意。突飛な質問・鋭い角度からの質問を投げかけられることの多い広告業界ですが、ここまで用意しておくとなにも怖くありません。

選考過程で想定外の質問が計1,2問投げかけられましたが、慌てることなく“自分らしく”返答。
これに関しては事前に明確にしてあった「面接の場で伝える人物像」に沿って質問に応えました。

結果「この質問に対して君ならそう応えるだろうなと思いながら聞いていました」と面接官に言ってもらうことができました。私という人物像を、ブレなく伝えることができていた証拠だと思います。

さらに、面接の場では「一面接一笑い」も意識していました。好印象を残したいという気持ちもありましたが、後天的に身につけづらいとされている「臆さず懐に入る力」をアピールしたかったためです。最終面接でもオジさま相手に笑いを掻っ攫い、結果盛り上がりすぎて面接が延長しました。あの笑いを生む感覚が忘れられないので来世では芸人を目指そうと思います。



【ぼんじりさんについて】

お待たせしました。いや、お待たせしすぎたかもしれません。以降はぼんじりさんについて記載していきます。わたしの場合は計6回ぼんじりさんのコンサルを利用しました。利用内容からぼんじりさんを信頼するか否かまで、つらつらと記していきます。


〇原体験コンサル

業界/職種の志望動機を強固なものにするための幼少期の体験を、ぼんじりさんが掘り起こし、言語化してくれるというものです。原体験コンサルに関しては
【自分と相性のいい業界が分からない人】
【なぜその業界/職種に惹かれているのかを言語化しきれない人】
の費用対効果が大きいと思います。

わたしの場合はコンサルを受ける前に“おそらくコレが自分にとっての原体験だろう”という仮説を立てた状態でコンサルを受けました。仮説は当たりました。なので「間違ってなかった」という安心感が強かったです。わたしは就職活動後半で志望職種を変えましたが「原体験の見つけ方」を理解していたため、自分で原体験を見つけ出すということができました。就活開始時に受けておいてよかったと思います。


〇模擬面

【面接官経験者と模擬面をしたい人】
【面接直前に自信をつけたい人】
【面接官に刺さるエピソードを明確にしたい人】
に合っていると感じました。

特にオススメしたいのは模擬面を通じて面接官に刺さるエピソードを明確にすることです。あまり具体的には言えないのですが、わたしの場合は「大学での専攻内容」が広告業界の面接官に刺さるエピソードでした。面接官は一日に何人もの学生を相手にしています。評価項目に沿って点数をつけてはいるでしょうが、採用枠が1だった場合 選ばれるのは面接官の印象に残っている学生。すなわち「刺さった学生」だと思うわけです。
なのでわたしはぼんじりさんとの模擬面を通して、面接官に刺さるエピソードを把握しきることを意識していました。

わたしのように周りに頼れる大人が誰一人としていない人は、定期的にぼんじりさんと模擬面することをお勧めできます。でももし周囲に、志望している企業の面接官を担ったことのある人がいるのならば、無理してぼんじりさんにたくさん模擬面を依頼しなくてもいいかなって。コンサル代が決して安価ではないので、利用すべき場面で利用すればいいんじゃないかなって思います。


〇FBコンサル

一番利用すべきはFBコンサルです。と言い切ってしまいたくなるほど、個人的には有意義でした。FBコンサルでは、面接の文字起こしを元に、ぼんじりさんが改善点の読み取り&アドバイスをしてくれます。
【面接の自己評価に自信がない人】
【面接の敗因が分からない人】
に勧めたいです。

わたしはいつも事前に面接を自己評価したうえで、ぼんじりさんのコンサルを受けるようにしていました。イメージはこんな感じです。

このように、あらかじめ自分の反省点を記したうえで、コンサル後にぼんじりさんからのアドバイスを追記します。
「自己評価とぼんじりさん(面接官)による評価との差」
をキチンと可視化すること
で、自己評価の精度を高めようと努めていました。いくら面接を改善しようという気持ちがあっても、改善点の把握と改善のベクトルが間違っているままでは勿体無いです。ゆえに何度かこのFBコンサルを受け、自分の感覚をぼんじりさんの感覚に近づけたうえで面接の改善にあたると伸びが早いと思います。


〇サブスク

月に数回の音声配信の視聴・GD練習会への参加・slackの使用等が可能です。音声配信では、ぼんじりさんに直接質問できたり、ぼんじりさん(学生役)⇔コンサル生(面接官役)の模擬面の視聴できたり、FBコンサルの実演を目にできたりしました。

また、slackの主な用途は模擬面相手の募集です。
サブスク生全体に「○○(企業名)の面接を控えています。日程が合う方はスタンプで反応ください。DMに伺います」という具合に投げかけることができ、模擬面相手を探すことができます。
サブスクに関しては
【定期的に就活意欲を上げる機会を創出したい人】
【模擬面相手を見つけたい人】
【同業界・同企業を目指す友達を見つけて協力したい人】
は相性がいいと感じました。


就活はチーム戦です。
属性が異なる者同士で情報交換・メンタルケアを行い、みんなで勝ちに行くほうが勝率が上がると体感しています。

特にチーム戦をとるべきは地方勢です。電博の内定者割合を大きく占める早慶と地方勢との差は「情報量」。だからこそ、普通に暮らしているだけでは入手できない情報を意識的に取りにいくべきです。

その点、ぼんじりさんのコンサル生には熱量高い子が一定数います。採用サイトや説明会では公になっていない情報を自分から取りにいっている子たちがいます。そのような子たちを見つけ、協力しあうことを持ちかけ、チームを組んで高め合うことができれば勝率が上がると考えます。

<投資した額>
コンサル代:(5,000円×5回)+(7,000円×1回)=32,000円
サブスク代:1,300円 × 8ヶ月=10,400円
合計:42,400円

です。就職活動期間中だけはケチらずお金を使用すると自分のなかで決めていましたが、終盤はかなり自走できるようになっていました。ゆえに出費を比較的少額に抑えることができました。


<ぼんじりさんを信頼するか否か>
わたしはぼんじりさんを信頼していますが、信用はしていませんでした。なんなら今も信用していません(笑)
理由は単純でネット上でしか話したことのない人ですし、普段どのようなことを考え、どのような行いをしているかを知らないからです。わたしはコンサルしてもらってる時でさえマスクを着用していました。多分わたしはコンサル生のなかで一番ぼんじりさんのことを信用してないです。

でも別に信用とかしなくていいと思うんです。ドライに聞こえてしまうかもしれませんが
「支払った金額と同等の価値を提供してくれるならそれでいい」
「わたしの第一志望内定のためにサービスを利用しない手はない」

と考えていました。何が言いたいかというと、割り切った考えのもと利用するのもアリかもよ〜ってことです。


【おまけ|逃げたくなっても逃げられない状況をつくる】

就職活動を一年間頑張る必要があると想定したときに、どこかしらのタイミングで心が折れかけるだろうと踏んでいました。だからこそわたしの場合は、師であるベリンガムさん(元ぼんじり軍団メンター)に
「わたしは○○にいく」
「心が折れかけたらブチのめしてくれ」
と頼んでいました。その甲斐あって(?)本選考までの間ずっと「自信をもて」「チャンスはあるぞ」と追い込んでもらえました。




自分の弱さを最も理解しているのは自分です。就活開始時点で予防線を張り、逃げたくなっても逃げられない状況をつくるのはオススメしたいです。


【就活をやってみての感想と挨拶】

この世の中、やってできないことの方が少ない。
OBが誰一人としていなくても大丈夫。
思うように心身をコントロールできない人も大丈夫。
きっと就職活動中は、焦燥感に駆られる日があるし、涙する日があるでしょう。「もう無理かも」「わたしには手が届かないのかも」そう思わざるおえない瞬間があると思います。

でもそんな時こそ、自分だけは最後まで自分の味方でいてほしいです。
辛い思いをした日は泣きじゃくってもいいから、次の日以降は前を向いて、やるべきことをやってほしいです。みんなならできる。できる、できる、できる。大丈夫、大丈夫、大丈夫。失敗は成功のもとです。失敗はちゃんと活かせば成功の過程になってくれます。

…大したことを書けなくて申し訳ないのですが、少しでも参考になる箇所があれば幸いです。読んでくださって、本当にありがとうございました。一人でも多くの方が、自分の思い描く未来を掴めることを心より願っております。
みなさまにどうか幸あれ!!!!!


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