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140文字のジャータカ。 ジャータカは前世譚であり、お経です。仏教聖典、三蔵のひとつに…

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140文字のジャータカ。 ジャータカは前世譚であり、お経です。仏教聖典、三蔵のひとつに経蔵があります。経蔵の小部に、ダンマパダ、スッタニパータなどと共にあります。どれもが、仏の教え(思いどおりにならないと感じたことを、どのように考えて直して、どうやって動くのか)を伝えるものです。

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気づきの物語

「我々は我々自身のあてにならない事を、痛切に知って置く必要がある。実際それを知っているもののみが、幾分でもあてになるのだ」芥川龍之介『首が落ちた話』 あなたは、…

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ジャータカ529

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ジャータカ528

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ジャータカ527

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ジャータカ526
出家してからも妻に恋い焦がれる修行僧がいた。彼の話を修行僧たちから聴いた師は、彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出し、前世で女の誘惑に修行を捨てた仙人のことを語った。
釈尊「己を宿命を知らない、哀れな者にどうして執着するのか。友情のない者にどうして愛情を持つのか」

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ジャータカ525
出家のありさまついて、師は修行僧たちに、前世で妻子と国を捨て出家した王のことを語った。
釈尊「かつて喜び愉しんだこと、嬉しく笑ったことを、思い起こしてはならない。移ろいゆく心に、身を寄せてはならない。優しさを育む心と助け合う心を拠り所として、世間から離れるのだ」

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1年前

ジャータカ524
在家信者たちが心身を整える修行をよく果たしていた。彼らの様子を見守っていた師は、前世で身分と財産を捨て修行に勤めた賢者のことを語った。
釈尊「人間だけが、心を正しくあろうとする、己を怠けず務めようとする、これらを努力し続けることができるのです。私は出家します」

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1年前

ジャータカ523
出家したあとも先妻のことが気にかかる修行僧
がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆し見出した師は、彼のために前世で天女に誘惑された仙人のことを語った。
釈尊「おまえに忠告しておこう。このヒマラヤには花のように美しい女性がいる。彼女たちの手に落ちないようにするがよい」

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1年前

ジャータカ522
涅槃に入った長老がいた。彼について修行僧たちが話すのを聴いた師は、彼らの境遇に覚者に至る智慧の発現を見出し、前世で王たちの質問に答えた賢者のことを語った。
釈尊「賢者は欲について観察する。変わりゆくもの、思い通りにならないもの、損なわれていくものだと知っている」

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1年前

ジャータカ521
説法を聞くため王は師のもとを訪れた。師は前世で三羽の雛を子供として育てた王のことを語った。
釈尊「偉大な人間は五つの力を持っています。統べる力が、三番目の力。生まれ育ちは、四番目の力。一番は慧の力です。智慧は知識を定め、名声を高め、苦しみのなかに楽を見出します」

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1年前

ジャータカ520
国王としての行ないを正すため、師は前世で王の罪を咎めた樹木の精霊のことを語った。
釈尊「邪な王のいる国は、人の道に外れた者であふれる。守りのない田舎者は、意地の悪い強奪者に傷つけられる。夜には盗賊、昼には役人が、罪なき人を苦しめる。王よ、これは正義ではない」

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1年前

ジャータカ519
献身的に夫を愛する王妃がいた。彼女について、修行僧たちが話すのを聴いた師は、前世で癩病の夫を介護した王妃のことを語った。
釈尊「夫の病いに寄り添い、病いを癒やし、回復を助けた妻がいる。彼女に褒美だけを与えて放り出すことは、彼女の真心を裏切る、悪しき行ないである」

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1年前

ジャータカ518
約束を破り、大地にのみ込まれた男がいた。彼のことを修行僧たちから聴いた師は、秘密を打ち明けて後悔した竜王のことを語った。
釈尊「友を裏切ってはならない。友を裏切ることより悪いことはない」

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1年前

ジャータカ517
師の行いについて、修行僧たちが話をしていた。彼らの話を聴いた師は、前世で賢者の徳を王に質問する王妃のことを語った。
釈尊「賢者が王宮に仕えてから、賢者の悪行を見たことがない。私が賢者より先に死ぬことがあっても、彼は私の子供たちを安泰にしてくれるだろう。」

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1年前

ジャータカ516
師を殺そうと石を投げつけた男がいた。彼について、修行僧たちが非難するのを聴いた師は、前世で猿に受けた恩を仇で返した男のことを語った。
釈尊「あなたの頭は、今だけ己だけ欲望だけが満たされればよい、という念に囚われている。念が己自身を損なわないよう、気をつけなさい」

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1年前

ジャータカ515
過去にも智慧者であった師の行いについて、師は前世で王の質問に答えた子供のことを、修行僧たちに請われて語った。
釈尊「己自身が無常であること。与えられた境遇を超えてはならないこと。真理の誤った行いを選んではならないこと。道理に外れた思いを執着してはならないこと」

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1年前
気づきの物語

気づきの物語

「我々は我々自身のあてにならない事を、痛切に知って置く必要がある。実際それを知っているもののみが、幾分でもあてになるのだ」芥川龍之介『首が落ちた話』

あなたは、今日目覚めたとき、右目から開けましたか、左目から開けましたか?

人は、毎日を生きる上で、数限りない選択を繰り返しています。選択の拠りどころは、いったい何でしょう。条件反射?経験?勘?

あなた自身は、本当のあなたを知っていますか。

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ジャータカ526
出家してからも妻に恋い焦がれる修行僧がいた。彼の話を修行僧たちから聴いた師は、彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出し、前世で女の誘惑に修行を捨てた仙人のことを語った。
釈尊「己を宿命を知らない、哀れな者にどうして執着するのか。友情のない者にどうして愛情を持つのか」

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出家のありさまついて、師は修行僧たちに、前世で妻子と国を捨て出家した王のことを語った。
釈尊「かつて喜び愉しんだこと、嬉しく笑ったことを、思い起こしてはならない。移ろいゆく心に、身を寄せてはならない。優しさを育む心と助け合う心を拠り所として、世間から離れるのだ」

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在家信者たちが心身を整える修行をよく果たしていた。彼らの様子を見守っていた師は、前世で身分と財産を捨て修行に勤めた賢者のことを語った。
釈尊「人間だけが、心を正しくあろうとする、己を怠けず務めようとする、これらを努力し続けることができるのです。私は出家します」

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出家したあとも先妻のことが気にかかる修行僧
がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆し見出した師は、彼のために前世で天女に誘惑された仙人のことを語った。
釈尊「おまえに忠告しておこう。このヒマラヤには花のように美しい女性がいる。彼女たちの手に落ちないようにするがよい」

ジャータカ522
涅槃に入った長老がいた。彼について修行僧たちが話すのを聴いた師は、彼らの境遇に覚者に至る智慧の発現を見出し、前世で王たちの質問に答えた賢者のことを語った。
釈尊「賢者は欲について観察する。変わりゆくもの、思い通りにならないもの、損なわれていくものだと知っている」

ジャータカ521
説法を聞くため王は師のもとを訪れた。師は前世で三羽の雛を子供として育てた王のことを語った。
釈尊「偉大な人間は五つの力を持っています。統べる力が、三番目の力。生まれ育ちは、四番目の力。一番は慧の力です。智慧は知識を定め、名声を高め、苦しみのなかに楽を見出します」

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国王としての行ないを正すため、師は前世で王の罪を咎めた樹木の精霊のことを語った。
釈尊「邪な王のいる国は、人の道に外れた者であふれる。守りのない田舎者は、意地の悪い強奪者に傷つけられる。夜には盗賊、昼には役人が、罪なき人を苦しめる。王よ、これは正義ではない」

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献身的に夫を愛する王妃がいた。彼女について、修行僧たちが話すのを聴いた師は、前世で癩病の夫を介護した王妃のことを語った。
釈尊「夫の病いに寄り添い、病いを癒やし、回復を助けた妻がいる。彼女に褒美だけを与えて放り出すことは、彼女の真心を裏切る、悪しき行ないである」

ジャータカ518
約束を破り、大地にのみ込まれた男がいた。彼のことを修行僧たちから聴いた師は、秘密を打ち明けて後悔した竜王のことを語った。
釈尊「友を裏切ってはならない。友を裏切ることより悪いことはない」

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師の行いについて、修行僧たちが話をしていた。彼らの話を聴いた師は、前世で賢者の徳を王に質問する王妃のことを語った。
釈尊「賢者が王宮に仕えてから、賢者の悪行を見たことがない。私が賢者より先に死ぬことがあっても、彼は私の子供たちを安泰にしてくれるだろう。」

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師を殺そうと石を投げつけた男がいた。彼について、修行僧たちが非難するのを聴いた師は、前世で猿に受けた恩を仇で返した男のことを語った。
釈尊「あなたの頭は、今だけ己だけ欲望だけが満たされればよい、という念に囚われている。念が己自身を損なわないよう、気をつけなさい」

ジャータカ515
過去にも智慧者であった師の行いについて、師は前世で王の質問に答えた子供のことを、修行僧たちに請われて語った。
釈尊「己自身が無常であること。与えられた境遇を超えてはならないこと。真理の誤った行いを選んではならないこと。道理に外れた思いを執着してはならないこと」