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新婚旅行で雲ノ平・高天原温泉に行った話③〜2日目〜

こちらの続き。

朝4:00頃に起き、テントを撤収し、朝ご飯を食べ、5:30、曇り空のなか太郎平を出発。

分岐を薬師沢方面へ

2時間ちょっとで薬師沢小屋に着きました。
小屋のすぐ下が沢で、水がとっても綺麗でした。

沢が綺麗

ここから高天原温泉に直接向かうルートもあることを知ったのですが、渡渉が多そうで、下調べもしていなかったので、遠回りですが雲ノ平を経由するルートを選択しました。

高天原ではなく雲ノ平直登ルートへ

8:00頃に薬師沢小屋を出発。
ここからが急登です。写真を撮る余裕もありませんでした。
雲ノ平はすごくのどかなイメージですが、遠くから見るとめちゃくちゃ急な斜面の台地なんですよね。
そりゃ簡単にはたどり着けません。
さすが北アルプス最奥部…

2時間後、アラスカ庭園に到着し、例の高級紅茶と無印のバウムクーヘンで休憩。
やっぱりうまい紅茶はうまい。
バウムクーヘンもうまい。

やっと雲ノ平に到着

ここからは雲ノ平らしいところを歩き、11:00過ぎに雲ノ平山荘に到着しました。
このあたりから小雨が降り始めました。
山荘で手ぬぐいを購入。
購入と言っても、人気なのか在庫がなく、申し込むと後日自宅に郵送いただけるシステムでした!

お昼ごはんは高天原山荘でとる予定にしていたので、軽く休憩をして11:30頃高天原へ向かいました。

雲ノ平に咲いていたチングルマ

歩き始めて少し経って、本格的な雨に…
ここからが本当に辛かった。
まず失敗したのが、レインウェアの上着はすぐに来たのですが、靴を脱ぐのが面倒でパンツを履かないまま歩き続けたんです。
そうしたら、トレッキングパンツがびちゃびちゃに…
レインパンツは早めに履くべし!ということを学びました。
この学びが後日活きたので良かったのですが…

それと、雲ノ平〜高天原の間の道が、雨と相性悪すぎました。
まず、前半が岩の上を歩くコース。
滑る滑る…怖くて全然スピードが出せません。
辺りも真っ白で、本当は景色がいいんだろうなぁ…なんて場所も、ひたすら足元に注意しながら進むしかなく辛かったです。

雲ノ平〜高天原の間にある長いはしご

そして後半は急な下りでこれまた本当にしんどい。段差が大きく足にきます。
長いはしごもあり、怖かった…
明日はこれを登って雲ノ平に戻らないといけないのか。

そんな長い下りを進むと薬師沢と高天原の分岐に。

薬師沢-高天原

そうして、雲ノ平山荘から約2時間半、14:00前に高天原山荘に到着しました。

高天原山荘

ここで1つミスが…
今回の山行は、荷物を減らすためお昼ごはんはなるべく山小屋の食堂でいただくことにしていました。
高天原小屋でもその予定だったのですが、食堂の終了時間を14:00と思っていたら、なんと13:00…!
完全に勘違い&調査漏れです。
まぁ14:00だったとしても到着がギリギリすぎました。
山小屋でお昼ごはんを食べるなら、もっと余裕を見ておかないとダメですね。

ただ私たちには温泉が待っています!
それと山小屋は、テントと違い、濡れたウェアをしっかり乾かせて、広い空間で休憩できるのが本当に有り難い。感謝…
ということで、気を取り直して、ウェアを乾かし、行動食でお腹を満たし、温泉へ出発!
小屋から温泉まで徒歩15分くらいです。
この頃には雨はほぼやんでいました。

高天原山荘前の標識

高天原温泉は、囲いが何も無い混浴のお風呂が1つ、囲いのある男女それぞれのお風呂が1つずつ。
女子風呂は脱衣所もありました。混浴と女子風呂のお湯はちょっと寒いくらいに温め。
ずっと入ってられます。

混浴

逆に男子風呂は熱湯のようです。
熱すぎて、混浴の方に入っている男性もいました。
女性も、インナーウェアを水着的に着てそちらに入られてる方がいました。

源泉に川の水を入れて温度調整しているらしく、これぞ天然の温泉!
いやぁこんな奥地で温泉に入れるとは…
登山口から歩くこと13時間。
頑張って歩いてきて本当に良かったです。

女子風呂

恐らく大学の登山部と思われるグループも温泉に来ており、女子大生が話している恋バナを聞きながら長湯しました。

山荘に戻ると、ランプに火が灯っていました。
高天原山荘は、ランプの宿とも言われます。
記念に、ランプの絵柄のTシャツをゲットしました。

ランプの宿

寝室にもランプが灯るかと思っていましたが、そうではなく、自前のライトを使わないと真っ暗でした。

食堂で夜ご飯を食べた後、外のベンチで夕焼けを見たり、お茶を飲んだり。
ここで、太郎平キャンプ場で同じ日に宿泊していた御夫婦に、声をかけていただきました。
なんと北海道にお住まいで、車で富山まで来られて登られているそうで。凄い…!

さぁ、明日はいよいよ雲ノ平へ。

④へ続く。


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