新婚旅行で雲ノ平・高天原温泉に行った話④〜3日目〜
こちらの続き。
3日目は雲ノ平への移動日。
高天原から水晶岳に行くこともできるのですが、雲ノ平でゆっくりしたいという思いが勝ち、登りませんでした。
今回の山行、ぜひ登ってみたい北アルプスの山々（百名山もいくつか）の近くを通るのに、ほぼ登らないという、とても贅沢な旅になりました。
今日の歩行時間はそんなに長くないので、朝は少しゆっくりできます。
（結果、ゆっくりしすぎたのですが）
朝ごはんをいただいた後、荷物を山荘に置かせてもらい、朝風呂をしに再度高天原温泉に行きました。
女子風呂で、高天原山荘のスタッフの方とご一緒しまして、色々とお話を伺えました。
これから雲ノ平に行くと言うと、岩苔乗越に向かう、時間はかかるが緩めのルートがあると教えてもらいました。
昨日高天原に下りてきたコースが急すぎて、登ることにテンションが上がっていなかったので、別ルートを教えてもらえてラッキー！
雲ノ平に向かうことが俄然楽しみになりました。
お風呂を出た後に旦那さんに相談したら、すぐ合意となりました。
どのタイミングだったか忘れましたが、高天原山荘の方から、雲ノ平は水が不足しているので、雲ノ平に行く人はここで汲んで行った方がいいですとアナウンスがありました。
高天原山荘では水が豊富にありましたが、ちょっと登るだけで水の量が大きく違うんだと実感しました。
たっぷり水を汲ませていただき、8:00過ぎ、いざ雲ノ平へ。
岩苔乗越コースは、たしかに昨日のコースよりは緩いのですが、距離が長く、また後半は急な登りで、結果大変でした。
暑さもあって、途中バテそうにもなりました。
楽に雲ノ平に行ける道なんてない、ということですね。
でもこのコース、谷の部分を歩くので、途中から眺望が開けると360度北アルプスの山々が見られて、とっても良い景色に！
水晶岳がすぐそばにあり、見上げながら歩きました。
また近くに沢があり、豊富な水が流れていました。
奥地を歩いている感じがとっても好きでした。
終盤、高天原に向かう男性とお話ししました。
山荘のスタッフの方で、前月下旬に下山したそうですが、別のスタッフの方がお怪我をされたとのことで、再度向かわれているところでした。
山小屋でのお仕事、通勤するだけでも大変だ…
3時間かかって、11:00過ぎに岩苔乗越に到着！
高天原、水晶岳・鷲羽岳、三俣山荘・黒部源流の分岐になっており、何人かの方が休憩されていました。
高天原で汲んだ水をだいぶ飲んでしまったので、補給しようと三俣山荘側に少し下ったところにある水場に行ったのですが、水が枯れていました。
高天原〜岩苔乗越間は、あんなに水が豊富だったのに…！
ちょっとの差でこんなに違うんですね。
11:30頃に岩苔乗越を出て、30分程で祖父岳へ。
祖父岳の山頂は広く、とても眺望が良い！
方角によっては雲がかかってしまっていたので、また晴れているときに来てみたいです。
上から雲ノ平を眺めました。
12:30頃に祖父岳を出発し、雲ノ平キャンプ場へ。
目の前に見えているのですぐ到着しそうな感覚でしたが、1時間半程かかりました。
テントを設営してから雲ノ平山荘の食堂でご飯をいただく予定でしたが、もう設営中には、食堂の昼食営業時間に間に合わないことが確定していました。
前日に続きまたしても…もっと早く高天原山荘を出発するべきだったか…
完全に自分が悪いのですが、お腹をすかせてやっとたどり着いた先でご飯が食べられないのは落ち込みますね。
しかも雲ノ平山荘のメニューは、パスタとか、台湾・東南アジア系の料理があったりとかで、おしゃれなんです！
前日、ここに立ち寄ったときにメニューボードを見て楽しみにしていたのですが…
この反省は次の山行に活かします。
しかし、本当に有り難いことに、デザートメニューはまだ頼めました。
ということでアップルパイをいただきました。
う、うますぎる。
山の上でこんな美味しいデザートをいただけるとは！
お酒もいただいちゃいました。
この雲ノ平の景色を眺めながらの一杯、最高でした…
寒くなってきたので、途中から談話室へ。
たくさん置いてある本も読ませていただきながら、1時間半程山荘でゆっくりしました。
雨が降りそうになったので、テント場へ。
テントに戻る頃には本格的な雨になっていました。
そして水汲みに。
テント場には水場があるのですが、猛暑で枯れていました。
近くに別の水場が用意いただいていましたが、ちょっとホースが上を向くと出てこなくなるくらい、ちょろちょろ…
ただ、ちょろちょろでも、あるのと無いのとでは大違いです！
貴重な水、有り難く汲ませていただきました。
山の上では水が貴重な一方で、雨は雨で大変です…
今日はまだ歩行中に濡れなかったので良かったですが、それでもただでさえ狭いテント内で、濡れたものを干すのはしんどい…
濡れているウェアに触れると寒いですし。
外に荷物が出せないから、ザックやテント内の整理にもいつもより時間がかかります。
靴も濡れないように気をつけないといけない。
気軽に外にも出られないし、気分がちょっと落ち込んでしまいます…
ま、でも落ち込んでいても何もならないので、翌日朝は晴れていることを願って、ご飯を食べて就寝しました。
⑤に続く
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