2024/4/16 イスラエル、イランの弾道ミサイル迎撃!!
⭕ イランの報復攻撃とイスラエルのミサイル迎撃について簡単にまとめてみました。
① イランが報復攻撃
⭕ 2024年4月14日、日本時間未明、イランからイスラエルに向け、爆弾を積んだドローンや弾道ミサイルが約320発射されたと報じられた。イスラエルは一部の軍事施設に被害を受けたとされるが、ほぼ全てを迎撃。
( 4/1、シリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺に、イスラエル空軍による攻撃が行われ、イラン精鋭部隊「コッズ部隊」の上級司令官モハンマド・レザ・ザヘディ氏を含む軍事顧問7人が死亡した事に対するイランによる報復攻撃)
② イスラエルがミサイル迎撃
⭕ 今回迎撃に使用されたのは、有名なアイアンドーム(近距離方)ではなく、アロー防空システム(中長距離方)でイスラエル領空に入る前にほぼ迎撃されたとの事です。迎撃には米軍や英軍、サウジアラビアの協力もあったとされています。
⇩参考サイト
③ イスラム教国家イラン
⭕ 1979年のイラン革命後、指導者ホメイニによってガチガチのイスラム国家として生まれ変わりました。それまでの親米文化は無くなり、イスラエルについて、イスラム教の聖地でもあるエルサレムを奪った「イスラムの敵」と位置づけました。イランはイスラエルを国家として認めておらず、反イスラエルを国是として掲げています。
⭕ 両国は不仲でありますが、意外にも今回の報復攻撃は代理勢力(ハマスやヒズボラなど)を介せず、直接攻撃は前例の無い出来事とのことで、中東での緊張感は最大限に高まっている事でしょう。
④ まとめ
⭕ 今回のイランの報復攻撃は、事前情報もあった事や、慎重に軍事施設を狙ったとされた事から「手加減された感」がある。イランにとっては軍事司令官を狙い撃ちされ、報復せざるを得ない状況であったが、過熱はさせたくないのが本音だと考えられる。
米バイデン大統領はイスラエルに対して「反撃には手を貸さない」と発言しており、被害が最小限で迎撃したところが落としどころにしたいと考えているでしょう。
⭕ しかし、中東の緊張感が最大限に高まっているのは事実で、日本の原油輸入は92%が中東からであり、プラッツドバイ原油も高止まりしている。また、紛争リスクにより日経平均も約1年ぶりに50日平均移動線を割り込んだ。中国の南シナ海での動きも活発であり、北のロケットマンもそろそろアピールをしてくる頃だ。
⭕ 米国株においては、地政学リスク、利下げ延期などにより全面安が続いたが、数日間で悪材料が出尽くしたとされれば、絶好の買い場となるかも知れません。
経済の底堅さが日本株との大きな違いといえるでしょう。
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