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ヨーロッパ旅行を精神科医の視点から②

1ヶ月の東欧旅行を終えて、1ヶ月になります。

学んだこと、うれしかったことなど沢山ある。少しずつ書き残していきたい。

バルト三国のひとつ、エストニア在住の22歳のエストニア人会社員と仲良くなった。

エストニアの首都、タリンでバスを乗りついてある目的地までいこうとしていたが、乗り換えるバス停を乗り過ごしてしまい、慌てておりたバス停で次にどのバスに乗ろうか、地図を確認していたところ声をかけてくれた。

丁寧に案内してもらいながら話を聞くと、彼は日本の文化に幼少期から興味があり、常々日本に行きたいと思っていたそうだ。

あなたは英語も堪能だし、ならなぜ日本にこないのか?

そう訪ねると

日本に行きたいが航空券を買うお金がたまらない、日本行きの航空券は高すぎる

という。

聞けばあちらの平均月収が900€ほどなのに、家賃が安いところを選んでも500€するという。

彼はその日はパーティがあるので時間がないが、翌日は時間があるので、エストニアを案内するよ、と言ってくれた。

翌日待ち合わせをして、おすすめのレストランにいき、エストニアのこと、人生のこと、恋愛のことなど聞くことができた。

その後で

エストニアが一望できる、タワーがあるからいこう!

とタリンテレビ塔にタクシーで向かった。(写真はそのタワーからの景色だが足がすくむ。。。)Tripadvisorにもあまり取り上げられていない場所で、まさに現地の人しか知らない体験をさせてもらった。

彼のような、英語も堪能で、日本文化に感心がある人々がおそらくはまだ沢山いるだろう。

日本はインバウンドを増やそうなどと言っているが、まだまだ旅行したくてもできない人を旅行者に組み込むことはできていないようだ。

私は旅行が大好きで、外国の人と接することが大好きだ。

これからも現地の人と偶発的な出会いを楽しみにしているし、これからは現地をガイドしてくれる個人と、現地の生活を知りたい、という人をマッチングさせるようなサービスがあると言いなと思った。(Airbnbは最悪だ。ほとんど現地の人の暮らしなど感じることができない。ハウスキーピングのスタッフに鍵の受け渡しを任せ、5分でマニュアル通りの部屋の説明を終えたらバイバイだ。)

そしておかねのない国の人でもだれもが行きたい国に行けるようになる世界になるといいなと思った。

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