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朝起きたらKiroroの歌が頭の中で流れてた(2002.6)


昨日、息子が帰ってきた。

長男(21歳)がこんなご時世に仕事を辞めて帰ってきた。

工業高校を卒業して、新幹線で5時間の距離にある県外に就職をした。

3年前は、世の中がとてもいい時だったので、高卒だか一部上場企業に就職していた。

福利厚生もすばらしく、組合もあり、ボーナスなんかは、最初の夏で私より貰っていた笑

でも、息子は、最初から、いつか絶対地元に帰ってくると言っていた。

私は、それでも、あちらで楽しくなったら言わなくなると思っていた。

会社に硬式野球チームがあり、友達も出来て楽しそうにしていた。
職場でも人間関係に恵まれ、会社にもそんなに不満もない。と言っていた。

けど、弟が大学卒業して就職したら、俺は帰ってくると、変わらず帰省するたびに言っていた。

今年のお正月もそう言って、戻って行っていた。

2月になって、会社で色々あり、早期退職募集があった。

息子はそれに乗っかった。

周りも止めてくれたようだが、三回程の面談をしても、息子の気持ちは変わらなかった。

昨日駅まで迎えにいくと、ニコニコして帰ってきた。 

最後の日は、野球部の息子の友達達が午後休を使って、見送りをしてくれたと言っていた。

息子は涙もろく、中学でも、高校でも、わんわん泣いていた。なので、今回も泣いただろうと思っていたが、友達と離れるのは寂しいと感じたが、地元に帰れる事がそれよりも嬉しくて、全く涙は出なかった、と言っていた。

私はここ数ヶ月、複雑な気分だった。

息子が住む街は、東海トラフで地震が心配される地域だった。私は息子が家を出てからずっとなんとなく不安だった。
なので、ホッとしている反面、コロナでの世界的な不景気に、2度と入れないような会社を辞めて帰ってくる事も、次、大丈夫だろうか…と心配だった。

たぶん、それが、今朝のKiroroの歌だったのだと思う。

歌の歌詞も

『前を向いて ご〜らん♫』のやつだ

起きてすぐ、まさかこの曲が頭で流れるなんて!!

私がここ数日、自分に言い聞かせていた内容と合う笑

息子はまだ若い。

それに、この3年でとても大人になった。

本人の努力はもちろん、お世話になった方々のおかげだ。

夫の病気もあって、色々と状況が変わっていく時に、息子が帰ってきたのは、きっとこの先の私の人生や息子の人生、弟の人生に何か意味があるんだと思う。
それはとても前向きな事に繋がっていて、あの時、帰ってきて良かったね、となりそうな気もする。

全く心配がないわけではないけれど、この子なら大丈夫だと思う気持ちも強い!

とりあえず、離れてる間に荒れてしまった、ニキビだらけの顔の治療をさせようと思う!笑笑







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