お母さんって短いんだな

お母さんを一生懸命やってみた。
そしたら、子どもたちめっちゃ育った。

私はあまり細かいことが気にならないタイプで、子どもたちの事もそんなに気にならない。

あれもちゃんとしてないと。
これもできてくれないと。
ああだったら将来困るんじゃないか。

そう言う感じの『想い』みたいなものがかなり薄い。厳しく躾けたから、ちゃんとする。というのは、正解でもあり不正解でもあるのが本当の所だと思うんですよ。

何も知らなくていいとかそういう事では無くて、必要以上にがんじからめにされたら伸びるものも伸びないと思っている。

目の前にある問題が長期的に見て大きくなってしまうだろう事を、短期的にどうにかしようとすると必ず無理が生じる。

子どもとか、初心者とか経験が浅いという特権は、失敗するものだとの認識が、世の中にはある事を忘れてしまわない事が、親や指導者にとってすごく大切。

未熟であるということは、とてもとても学ぶのに適している。特に子どもは、誰から見ても直ぐに未熟であると言うことが分かる。それはとてもとても、すごくすごく学ぶのに優位であって、その時に失敗して起き上がる経験がその後に違いを生むのだと思う。

何者かになる必要なんてないけれど、子どものうちに、未熟なうちに、初心者のうちに、どれだけ失敗して、経験を蓄積できるのか。挑戦したり、失敗したり、傷を治したり、もう一度起き上がったり。それがすごく君の人生にとって重要なんだよ。と伝え続けながら、共に歩む。

そんな10数年。もう共に歩む必要もなく、出番はほぼにゃい。

最近の我が子たちに、文句も、小言も、まあ、本当に見当たらない。男子特有のあるあるとか、発達障害特有のあるあるとかそんなものはたくさんあるけれど、じゅうぶん生きていける。ベリーグッド(=^・^=)ｂｸﾞｯ!

重箱の隅をつついたところで、活躍する人材は育たないだろう。子どもだって同じ。小言を言ったって、それができるようになったって、あまり世界は変わらない。伸ばせるところを伸ばして貢献してもらった方が、その子にとって幸せな人生になると思っている。