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家族の危機に私がとった行動 私は何を伝えたのか[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。過去記事ですが、(ΦωΦ)猫写真は最新ですので、猫写真だけでも、お気軽にお楽しみください。

前回のお話はこちら↑



『~のに』を生まないために、行動や言動に二つの縛りを作った。

➀私が私に嘘をつかない

②私がしたくてすることは、自分勝手な善意の押し売りと認め、見返りを求めない




夫がうつの時、私は何を伝えたのか。

それは本当に、壊れたレコードプレーヤーのように、同じことを毎日毎日、繰り返し繰り返し伝え続けた。うつを抜けたであろう今でも、私のレコードプレーヤーは壊れたまま。相変わらず何も変わらない言葉を伝え続けている。今では同じ言葉以外の楽しい話もたくさん増えたのだから、まさか私のレコードプレーヤーが壊れているようには感じない。けれど私は、この壊れた状態のレコードプレーヤーがとても好き。レトロ好きな私にとって壊れたレコードプレーヤーなんていう粋な状態を直したり、新しいものと交換するために捨ててしまうのは、とても寂しく感じてしまう。私は、このレトロで粋な壊れたレコードプレーヤーを、今後も喜んで使い続ける。そんな変わり者なわけです。

『いってらっしゃい。気を付けてね』
『おかえり。おつかれさま』
『今日も一日、ありがとうね』
『いつもありがとう』
『私はいい所へお嫁に来たわ』
『ありがたい。ありがたい』
『はぁ~幸せだねぇ』
『愛してるよ』
『あなたが、うつだからといって私は何も変わらないよ』


ざっとこれくらいの事しか言っていなかった。

『仕事を辞めようかと思っている』と相談された時は、即答でOK。仕事は辞めていいし、休んでもいいし、仕事を変えたっていい、やりたいようにする方が私たちにはちょうどいい。そんな調子だった。

仕事を辞めたからって別に何も困らないじゃない?死ぬわけじゃあるまいし。元気になったらまたやればいいし、必要に迫られたらどんな仕事だって選ばずにやるでしょ。いちいちあれこれ心配してたって、何にも面白くならないもの。

人生は冒険で、冒険は宝物で、宝物の冒険ができてるってことは、幸せなのよ。

私は、夫のことを特別病人扱いしようとは思わなかった。風邪か、うつかってぐらい、ありふれた誰にでも起こりうる病気だと思っているから。風邪ならば一週間もあれば自然に治る。うつだって正しい治療をすればそのうちに抜け出せるはず。私は医者でもないし、専門家でもないのだから、治療に関わるのはお門違い。

私もやりたいようにやらせてもらうし、あなたも、やりたいようにすればいい。はたから見たら、相当ドライな関係に見えるだろう。

『あなたを私が支えるわ』
『私は、あなたのためならなんだってできるわ』

みたいなことは一切なかった。今でも無い。
っとまぁ。こんな嫁をもらってしまった主人は、なかなかの苦労人だと思う。むしろ、嫁ブロックしておくれよ。とか思ってたのかもしれない。嫁ブロックってなんでしょうね。私的にはよく分からない。なんでブロックするのかしら。ブロックしたり、囲いの中に閉じ込めたりしたら、人間じゃなくったって飛び出したくなるものでしょ。猫でも脱走するよ。戻ってくるけど。



なんでそんな感じでいられるのか?とリアルの人間関係でよく聞かれる。リアルでは、決して言わないけれど。noteでは、書いておきたいと思う。

『あなたを私が支えるわ』→これって、
『私は、あなたを信用しない』と言ってるのと同じだと思う。

私は、夫の事を信用しているし、尊敬しているから、『私が夫を支えるわ』とは思わない。

私にして欲しいことがあれば、もちろん言って欲しい。けれど『私はあなたのためなら何だってできるわ』とは思わないし、実際できない。夫婦って他人だもの。子ども達へのそれとは、全く違うもの。血の繋がらない唯一の家族。それが夫婦。親しき仲にも礼儀あり。相手を尊重できないのなら、そもそも結婚生活なんてものは継続できない。依存したいとも、依存されたいとも思わない。ずっと対等。対等でいられる限り、私たち夫婦の関係性は良いもので、お互いの凹みをカバーして、お互いの強みを尊敬できる。そして互いが感謝の気持ちを持って生活できると思っている。

夫がうつ病になって、それがよく分かった。だから、あれ以来、本当に夫への愚痴みたいな感情は無くなってしまった。そこにあるのは尊敬と感謝。ただそれだけ。



私は、腫物を触るような対応ってやつが一番嫌いでして。自分がそうされるのが本当に苦痛なんですよ。だから何もしないってことではなくて。もちろん、いろいろするのだけれど、全部『自分勝手な善意の押し売りだぞ!』って自覚しておく。でないと、私の恐れる『のに』にすぐにつかまってしまう。

『自分勝手な善意の押し売りです』っと自分でラベリングできていれば、自分を騙すこともないし、相手がそれは『嫌だ』ってなったとしても、自分の行いに責任がもてる。『ごめんなさい』とか『大変失礼いたしました』とか『申し訳ありません』と思えるし、ちゃんと心から謝れる。そして、必要以上に自分の行いを責めなくて済む。というのが私のやり方。

必要以上に自分を責めてしまえば、夫のうつ病に私も巻き込まれてしまう。共倒れしてしまっては、家族は守れない。

風邪もうつも私の中では一緒。どちらもやっぱり『うつる』と感じる。実際はどうなのかは専門家じゃない私には分からないけど。風邪を引いた家族を看病しているとき、私が風邪をもらってしまうと大変なことになる。次から次へと感染していく風邪のウイルスは家中に広がっているけれど、私本人が元気であれば、うつらない。うつらないでいられるから、看病できる。

一緒になって風邪を引いてしまうと地獄。風邪を引いていながら家族を看病する。キツ過ぎ。怠惰な私にはむいてにゃい。

~To be continued~

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