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家族の半分は発達障害

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発達障害者とその家族からみた世界や日常生活。学校の事、仕事の事、投薬の事、二次障害の事などをまとめています。
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#発達障害児育児

どうして子どもたちは不安が大きいのか 不安とはなんのためにあるのか

それは脳の働きによるもの。 お久しぶりです。皆さまいかがお過ごしでしょうか?ボンボンは元気でやっております(о´∀`о) 息子たちは、新しい環境に戸惑いや不安を抱えながらも踏ん張っております。今年は、長男が中学生になったので、初めてだらけで気が抜けません。初めての中間テストを終えて部活動が始まるゴールデンウィークあけ辺りにはまだまだ波がありそうです。 次男はといえば、発達障害特有の新しい環境への対応の苦手さから、この時期は毎年心理的にかなり不安定な状態が続きます。心の支

「正しい理解」に感じる違和感

我が家には発達障害の夫と息子がおりますので、障害についての専門的な書籍を読む機会が多くあります。やテレビやネット動画などの特集などもよく見ます。障害だけではなく、ジェンダーや年齢、人種などなど様々な差別を受ける場面がたくさんの人に関係している事は良い事とは思えません。 どの人にとっても暮らしやすく安心できる環境である事が目指す方向であることに間違いはないと思うのですが、多くの発信に登場する 「正しい理解」を求める事に違和感を感じる事があるのです。 確かに、「正しい理解」

次男の新たなる野望

小さな頃から自転車が大好きな次男。運動神経はイマイチなのに、5歳の時に一発で自転車に乗れるという快挙を成し遂げ、10歳になった次男には目標ができました。 σ(゚∀゚ )オレ ロードレーサーに乗りたい! なんで、こうなったのかって?それはアレです。 弱虫ペダルを見始めたんです。←次男氏けっこう影響されやすいタイプ(≧∀≦) σ(゚∀゚ )違うし!自転車にはずっと興味あるわけだし!弱虫ペダルはずっと前から見たかったんだし! オタクの主人公が、遠く離れた秋葉まで電車賃を浮

真似された!と怒る次男

学校から帰ってきてぷりぷり怒ってる。なんてことはめっきりなくなった発達障害児、小4次男ですが、昨日は久々にぷりぷりしておりました。 帰ってくるなりぷりぷり!と言うわけでは無くて、しばらく一人の時間を過ごしていたんですが、夕飯前になってリビングに現れた時 次男『僕は今、ものすごくものすごく怒っています!』 と宣言。なんで怒っているのか聞いてみたところ、 次男『となりのクラスのHが、俺が作ったガチャポンと全く同じ物を作ったんだ!俺のをパクりやがった!俺たちのクラスの方が先

規則性を好む並べるの好きな男の子

規則性を好む並べるの好きな男の子 これが、うちの次男が赤ちゃんからキッズになった頃に感じた資質。 この時私は考えた。この子を伸ばす方法は何だろう。 兄とは少し方向性が違うようだが、おおむね男の子っぽいあるあるがたくさん存在しているようだ。 どうやら、この子は法則、規則性を駆使して世界を理解したいという欲求があるのだろう。 彼の振る舞いが感情的で情緒的な事と、彼が物事を理解する方法は全く別物のようだ。理解したい、分かりたい、知りたいという欲求を満たして、世界を広げてあ

成長を祝うフィードバック

子どもたちが成長しているのかどうなのか。大人には分かっても、子ども本人にはわからない事がたくさんあります。 改めて実感する為のフィードバックは、その子にとってとても良い刺激となるものです。ほんのわずかな成長を祝い、フィードバックし、『私』を作るお手伝いをする。子育てにおいてとても重要なサポートです。 子どもたちは、混沌の中に生き、不安定な精神や肉体を持ち、迷い、もがき、苦しんでいます。 無邪気に笑っていられる子どもたちを見て、昔を思い出し、うらやましく思う大人の目線には

発達障害児の愚痴とかんしゃく

かつて毎日のようにかんしゃくを起こし、暴れまわり、パニックを起こし他人と共に居ることが難しく、学校にもいけなくなってしまった、発達障害児、次男。現在、小学4年生になりました。今では、驚くほど、愚痴らないし、かんしゃくも起こさなくなり、大好きな趣味と、楽しい仲間たちと共に快適な生活を送っております。 愚痴が止めどなく溢れ、かんしゃくやパニックを起こしていた頃と今とでは何か違うのか? それは、全体像が分かってきた事、対処方法を学んだ事、長く悩みや愚痴、パニックやかんしゃくの世

過去記事を振り返る

一年半以上前に書いた記事ですが、けっこう気に入っている記事たち。後に再掲載を行ったものもありました。 次男が三年生だった頃にこの記事を書いていた訳ですが、その頃はトンネルの出口が見え始めた頃でした。その頃に過去を振り返ってそれまでにしてきた事をまとめて、私の頭の中にある事柄や思いなんかを整理整頓していた。そんな感覚でした。 私が子育てをしながら、どんな事を考えていたのかと言うと、だいたい何かを探していました。探しものは何なのか?を探している時もあったし、どこに謎が隠れてい

子どもたちが、カッコイイと思うもの

小学生男子の我が子にとって、カッコイイというのはかなり大切な感覚です。カッコイイかどうかで色々な事を決定していたりします。 例えばそれは、 アニメの主人がカッコイイ 機関車がカッコイイ 自転車がカッコイイ スケボーがカッコイイ と言うような遊びや趣味の世界に反映しています。しかし、彼らのカッコイイの範囲というのは、とってもとっても広い範囲に及びます。 大人の感覚とは違った部分でも、カッコイイは存在している。それを教えてくれたのはまだ彼らが小さい頃でした。 街で車椅子に

教えるは学び

お年玉は全て漫画に注ぎ込んだ小6兄ちゃんと、お年玉は全て鉄道模型に注ぎ込んだ小4次男(о´∀`о)いいねいいね〜♫ 兄ちゃんは、物語が大好き。はじめて夢中になったお話はきかんしゃトーマスだった。 次男は、乗り物が大好き。はじめて夢中になった乗り物は、電車だった。 似たような物が好きな事もあったし、ずいぶん違ったことに興味を示したりもする。そんな兄弟はお互いにいろいろと影響しあっていたりして面白い。 私が子育てで気をつけている事。それは、先回りしないこと。 私は、子ど

思い通りに体や頭が使えるようになるまで

子どもたちにとって、自分の思い通りにならない体や、頭、心などに苛立ちを覚えてかんしゃくを起こすことは日常茶飯事です。 イメージはできているのに、体が言うことをきかなくて、 ゔ〜( ̄ヘ ̄;).· うわぁ〜ん´¯`(>▂<)´¯`·. ガシャ〜ン(ノಠ益ಠ)ノ彡┻━┻ なんてことが本当によくありました。幼児〜小学校低学年までの我が子たちはずっとそんな感じでした。特に次男は発達障害なこともあって、そういう思いを人一倍抱えておりました。 大人が隣で見ていると、こんな事まだでき

私noteを書くときにこんな事を考えています

私が書いているnoteは大きく分けて2つ。 子育ての事 猫の事 noteを始めた頃にいろいろ考えてテーマを絞ったのです。最近は何だかんだで、自分の事とかもちょいちょい書いていたり、ステキなnoterさんを紹介したりもするのだけど、メインテーマの2つから離れた話題は最小限にしています。 子育ての事の中でも一番はやっぱり、発達障害児の育児についてをメインテーマで書きたいと思って続けています。 発達障害児の育児についてを語るものは世の中にけっこうあって、私もそれらを参考にし

ミス、間違い、失敗に対して

子育てをしていると、ミス、間違い、失敗に毎日遭遇する。 失敗から学べるのかどうなのかは、失敗した後の周りの対応によってかなり違いがあると思う。 『何やってるの!』 と怒ったところで、その先に成長なんて無いと思う。 例えば、怒る人の本当の気持ちの中に、謝ってほしい。があったとしたら、怒るのは逆効果だよなぁ。謝らせておいて、『気持ちがこもってない!』とか言ってさらに怒っちゃう。そりゃあそうだ。謝る気持ちなんて生まれるわけがないもの。 怒られる→謝らされる→ その先にあ

【大改造劇的ビフォーアフター】発達障害児 凹を凸で解決! 運動編

バトンが回ってきましたよ〜!今回の企画はこちら↓兼業主夫パパさんの【大改造劇的ビフォーアフター】 皆様の頭の中ではもちろんあの曲が流れてるわ♫ ナレーションはサザエさんでお願いしますね☆ 今回の依頼は、イワタ ニミ/てきとう療育さんから渡された大改造劇的ビフォーアフターバトン。PVの少ない記事を劇的に蘇らせるというもの。 正月休み、冬休みと言えば、毎年恒例のなわとび!発達障害児との相性がものすごく悪いことで知られているなわとびだが、この難題を解決すべく立ち上がった匠。