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ネス湖を目指す100マイルのドライブ旅【スコットランド】
『アレルギーがあってもなんとかする!!高校生の人生初イギリス旅行BLOG』
#8
前回はイギリスの美しい漁村「クレイル」の海を探索しました!秘密にしておきたいぐらい良かったです。▶
①クレイルの海の探索
↓
②長年待ちに待ったネス湖へ ◀
↓
③ハイランドで絵本に出てきそうなAirBnBに出会う
● 9/23(SAT), 2023
ネス湖を目指せ
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いまいる港町クレイルは、イギリスのグレートブリテン島を下から見ていったときに一番北を100とすると70くらいのところに位置するのですが、ずっと行きたいと言っている今回の目的地「ネス湖」は86のとこにあります。
ネス湖は湖水地方を斜めにぶった切った痕のようにいくつも存在する細長い湖の一つで、その中でも特段に規模のでかいものです。
その濁った水中には巨大な海洋生物「ネッシー」がおそらくいて、そのため今までに多くの人に目撃されてきたのだと思われます。
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古代、ネス湖は湖底で外海とつながっており、そこから迷い込んだ首長龍が天敵もいないおだやかな湖の中で今に至るまで命をつないできたという仮説を僕は支持しています。シーラカンスのように生きる化石は現代にもたくさんいる。
だからネッシーも普通にいて欲しい。
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出会ったら一番怖いのはやはり巨大水棲獣で、一番好きなのも巨大水棲獣たちだった。
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半世紀ぶりにネス湖の大捜索が行われていた。
いままで写真や動画でしか見てこなかったネス湖へ遂に行ける。ネッシーが泳いでいる湖の水を触れて、本物の恐怖とワクワク感を味わいたい。ちなみに今回のイギリス旅行に行く前、行きたいところをピックアップするときがあったのだが、僕はネス湖が見れればあとはみんなが行きたいところでいいよ、とまで言っていたくらいだ。
ネス湖のほんとうに南の先っちょ、「フォートオーガスタス」という町を目ざしてドライブが始まる。
クレイルの近くのクーパー(Cuper)というちょっと似た名前の町で車を借りるところから始める。
店の名前が日本で聞き慣れたレンタカー屋のものとは(あたりまえだけど)全然違って、その名前が「エンタープライズ(Enterprise)」だった。
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今回のイギリス旅行で、初めてイギリスの人が電話などで英語をしゃべってリアルに業務をしている姿を見ることができたのはここが初めて。
というのも、スーパーの店員さんとはあまり英語で会話する機会がないが、この現地のレンタカー屋さんでは、店員さんが英語が堪能な母の友人に接客している生の会話を横で聞けて面白かった。
普段高校二年生が学校でやるようなリスニングテストのスピードとあまり変わらなかったが、何しろテストと違って「言い直し」や、「間」がなく、しかも発音もスラスラときれいにつなげて話すので内容をしっかり聞き取ることができなかった。(会話の途中で分かる単語を耳に入れて、それでなんとなく何を言ってるかは分かった。)
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最初こんな大型車を貸してくれるとはおもわず、運転してくれる母の友人二人も小さい車にできないか交渉したが、店員さんはサービスで大きい車にしてくれていたらしい。。
これで行くことに!!
運転開始からしばらくして、ピトロクリー(Pitlochry)というスコットランドの村に到着。
ここは一言でいうと、「スコットランドの川越」
みたいな、観光スポットでした。
小川や低木がたくさん生えていて、日差しもあって丁度良い感じに寒く、とても居心地が良い場所でした。
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ここで少し一息つき、いろいろな店を見て回りました。
パンを購入
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「The Bakery Pitlochry」というパン屋さんを見つけ、中に入ってみると大きな竈があり、 ▼このようにおいしそうな(しかも原材料がシンプルそうな)パンがたくさんバケットに入って並んでいました。
女性の店員さんに乳・卵のアレルギーがあり、それらを使っていないか聞いてみると、奥の竈でパンを焼いている夫(?)に聞いてくれ、なんと使っていないことが分かりました!!
即三つほど購入。
ちなみにこのときあらかじめ旅行前に作っていた聞く内容をまとめたカード
はつかわず、もう即興の英語で聞きました。
いざ旅行中となるとわざわざ何かを見て聞く!っていうのはかなり面倒なことだと分かりました。
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❕食事中の方は素早くスクロールしてね
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メンズトイレはこんな感じ
日本ではあまり見られない全部横につながってる式
さらに40分ほどドライブ
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途中でケアンコームズ国立公園という自然保護区に出会いました。
ここが結構心に残るいい場所だった。。。
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できるだけ言葉でそのイメージを伝えたいと思います。
まずハイランドっぽい灰色のでかく広い空の下、霧も出て湿った高原の中をスコットランドの国道がスパッーーーーーーーン!と長く伸びていて、そこをまばらに通るのはキャンピングカーや見たことないヨーロッパの車ばかり。
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そしてその国道をまっすぐドライブしていくと林の中に突如右に曲がれる道が現れ、そこがケアンコームズ国立公園の車を停めて少し休めるスポットになっています。
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高原の林と青々とした原っぱが広がる場所に何個かベンチやテーブルが設置されていてとても気持ち良かったので、そこでランチを食べることにしました。
持ってきた食材もまた高原での食事を一層それっぽくさせてくれました。
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・ボックス満杯の新鮮なすっぱ甘い野イチゴと、あらびきウインナーのようにパリッとして鮮烈に甘いブドウ
・さっき買ったふわふわパン
・初日雨の中ロンドンのSainberrysで買った巨大いちごジャム(こんなに大きいの旅行で使い切れないと思ったが、もう残り半分!)
・日本から持ってきた豆の煮もの(レトルトパック)
・現地のポテチ(サワークリーム味)
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イギリスで買ったポテチで「サワークリーム味」というものがあたのですが、名前的に乳使ってそうだな~と思ってパッケージをよく見てみると「ビーガン」とでかでかと表記されていて、なんと食べられました。
この時から、イギリスには本当にビーガン製品が多い、っていうことをうすうすと実感してきていました。
肝心のポテチの味はというと、食べなれないサワー味のポテチだったけど気づいたら虜になってました(笑)
美味しいし景色はきれいだし最高だった!!
いよいよネス湖へ
さらに車で20分ほど走ります。
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そしてついにネス湖の南端の町、「フォートオーガスタス」に到着。
▼写真は1934年に作られたという橋を渡っている様子。
今見ている方向が、ネス湖にそそぐ河川の上流方向。
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▲気づいただろうか。
水が真っ黒だということを。
まるで石油のように黒々としています。
少し進むと川沿いを歩けるようになり、乗船場が現れました。
もうほんとうに、水が真っ黒すぎて水中の様子が分かりません。
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▼遂に河口へ。
水が真っ黒で、まわりは針葉樹が生い茂り、どこかどんよりとした雰囲気なので、湖に到達する前のこの細い河口でさえなにか得体の知れない巨大生物が棲息していそうだ。
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そしてついに、
ネス湖、現る
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もしくは、見たことあるのかも知れない。
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奥の方でネッシーの背が出ているのを想像したが、この数分間では本物は現れなかった。
はい。ネス湖に行けて本当に良かったです。
分かったのは、
ああ、いるな
ということです。
絶対ここにいます。
ネス湖の水中からただならぬ巨大生物の視線というか、気配を感じたからです。
ネス湖に行く前は、湖の水全部抜いて存在を明らかにしたい、とか
気温上昇でネス湖の水位が過去最低を記録したとかいうニュースにすこし心を躍らせてしまっている自分がいましたが、
ここに一回足を踏み入れてネッシーの気配を感じてからは、
できるだけこの環境・景色をそのままにしたいという気持ちでいっぱいになりました。
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帰りに、ネス湖の水面ぎりぎりまで下りていき、水ぎりぎりに生えてたこの枯れた植物を頂いてきました。
これ、枯れたダークな雰囲気をまとっていたので、ネス湖のイメージにぴったり重なりました。ついでに落ちていた枯葉もはさみました。
これを家に飾ればネス湖にいる気分になれるかなと思います。
ネス湖見れて本当に良かったです。
帰りに立体3Dのネッシーの下敷きも買いました。
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自分の子供ができたら、ネッシーに全力ハマり中の小学生のうちにぜひネス湖に一緒に行きたいです!
このあとこのフォートオーガスタスで食料を買い込み、AirBnBへ向かいます。
そのAirBnBが本当に絵本に出てきそうなぐらい素敵なエアビーだったので早く紹介したくてたまりません。
B.O.M.B.E.S.T.A.K.I.N.I
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