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簿記の先にあるものは、解像度の高い経営

経営をする上で、簿記は必要か否か、ではなくて必須というべきですね。

JR九州の唐池相談役の私の履歴書で先月に話題になった、「会長時代に簿記3級合格」の記事は、心強く感じました。

実技である簿記の性質上、頭での理解だけではその本質が十分伝わらず、仕分けなどの作業(実技)を行う事で初めて、その仕組みを体得し、そこから簿記の威力を体感することができるようになるという性質があります。

そして、簿記を通じた目線で、経営数値を見ると、立体的にというか多面的にみる事ができるし、財政状態・経営成績を立体的に把握することができます。利益が良いとか悪いとかだけでなく、どこに改善余地があるのかとか、商品の値段の決め方とか給与のインセンティブやインフレ手当の在り方などを、議論するための材料を提供してくれます。

また、粉飾とか不正会計とか、おかしな経理処理を行った場合に、複式簿記の知見からこれを見つけ出すことも可能になるのです。

このように、経営の解像度をあげるために不可欠なのものが、簿記なのです。この春、入社した方など、研修で簿記の重要性とか簿記講座を受講される方も多いと思います。是非そんな背景があることを頭に入れて、取組むと楽しく学べると思います。



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