保険屋のつぶやき43

あるお客様のお宅にお伺いした時
こんなお話を伺いました。
前の担当者から引き継いで10数年お付き合いのあるお客様です。

前の職場で大変お世話になっていた方が
〇〇生命に転職しましたって挨拶に来られたのよ。お話を聞いてくださいって言われて断れなくって、話を聞いたんだけど…。

何かねぇ、人ん方の冷蔵庫の中まで丁寧に見られるようにいろいろ聞かれた挙げ句の果てに
“つぎはいつ上がりましょうか。” って!
2度と来るなって断っちゃった。

スカウトされて入社された
優秀なライフプランナーさんなのでしょうけど
どこで奥様の逆鱗に触れたのか。

人懐っこい性格にちょっと気性が激しい所を併せ持ったような方で、こちらが気を許せばやられるような気の抜けないお客様です。
想像するに
ライフプランニング表を作るといった
同意がなく、
ヒアリングに入って行ったのではないか。

私はあまり作ったりしないので
分からないのですが、
私も含めて性に合わない人はいると思います。

今、生命保険を販売するにあたって
ライフプランニングは必須なんだと思います。
どこの生命保険会社が作ったのか
保険を販売する人の基本的な型のようです。

でも、もう違うんじゃないかな。
今、どんな人がプランニング受けているのだろう。
ライフプラン作ってもらって、
その通りに生きていくんだろうか。
前提が今の職場を変わらずに
少しずつキャリアを積んでいって
定年を迎える。
そのお金の面の道筋をちゃんと歩んでいって
何かあったら用意していた生命保険を使う事で何事もなかったかのように道筋を歩める。

私なんか安定していないから
1年も経てば大きく道筋から逸脱しているような気がします。

転職を重ねれば、ライフプランの根本が変わります。

私の知り合いは、
ライフプランの結果
老後資金が足りなくなる方に
毎月どこまで積み立てられますか
と言って、変額保険の保険料を極限まで引き上げるようなプランニングをしています。
株価調整のための暴落が起こったら
どうするんだろう。
その道筋通りに生きていっても
他の要因でライフプランはめちゃくちゃになる
要素を合わせ持っているなんて…。

私なんか優秀じゃないから
ライフプラン作るの苦手なんです。

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