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女ってさ〜→主語がデカすぎるって!

女って情緒不安定すぎん?
とか、
男ってマジで単純だよね
とか、

まあ同意できる部分はあるし、
同意できない部分もあるけど、
俺はこういう話が好きではない。

女と食事に行ったら
奢るべきだ!

みたいな話もあるけど、
別に皆それぞれ好きにしたら
良いじゃんと思ってしまう。

前にSNSで

「女の子はメイクしたり、
エステに行って綺麗な状態を
保つために努力してるんだから
男がお金を払うのは当たり前でしょ」

みたいな話を目にしたことがある。

俺からしたら、

「女の子でもその時間を
稼ぐために努力してる子はいるし、
自分のご飯代も払えないほどの収入で
生きてるってことはもっと頑張った方が良いよ。」

とか、

「男でも美容にお金を使って
努力している人はいるから、
それって論が通ってないと思うよ」

と思う。

すごい話が長くなるから割愛するが、
だからこそ俺は
別に人それぞれでいいんじゃない?
と思ってしまうのだ。

てかそもそも主語がデカすぎる!

女ってさ〜
とか
男ってさ〜
とか
この言葉自体がやばいと思う。

前述の通り、女性でも稼ぐことに
割り振って努力している人はいるし、
男性でも美容にお金を使う人は
たくさんいる。

じゃあそういう人たちって
どうなるんだろう?
って疑問に思わないだろうか?

主語がデカすぎるんよ。

「男」や「女」という言葉で、
十人十色の人間を
分けることなんて到底無理な訳で、
今ではLGBTが受け入れられる時代だ。

そんな時代になったにも関わらず、
そんな主語で人を分けるなんて
センスがなさすぎる。

同じように
「ゆとり世代は〜」
とかいう人もいるけど、
ゆとり世代でも俺より優秀な人は
たくさんいる。

むしろ昭和に生まれた
俺の方がやばいと思う。

そういえば最近、
高校生の子が知り合い?の
PCをハッキングして
書類送検されたニュースを見た。

その子は中学からプログラミングの勉強をして、
たった3年でそのレベルにまで
至ったみたいだ。

この子は社会的に見れば悪かもしれないが、
俺からしたら将来安泰な
優秀な子だと思う。

そのレベルになったということは、
プログラミングに関しては
一級の腕を持っているということだ。

多くの企業が欲しいと思うだろうし、
俺もその子から
プログラミングを習いたいとさえ思う。

いくら高額でも
それくらいの素質があるなら
俺以外にもお金を払う人は大勢いるだろう。

多くの人よりも
その子の方が将来有望だ。

今その子はZ世代だ。

じゃあZ世代ってさ〜
なんて言ったところで、
その子は当てはまらない。

いや、わかるよ。

その子はマイノリティーだし、
マジョリティーを分類するのに
主語が大きい方が良いこともある。

それはわかるけど、
それってどうなん?
っていうのが今日の本題だ。

今、大企業はそういうことを
神経質に気にしている。

NIKEもそうした企業の一つだし、
映画やドラマなども
神経質すぎるくらい気にしている。

例えば、
「レディースエンドジェントルメン」
という言葉。

昔の映画やドラマでは
しょっちゅう使われていた。

しかし今、全く使われないことを
ご存じだろうか?

今、この言葉の使用は
世界的に制約されている。

その理由はわかると思う。

代わりに使われているのは、
ハローエブリワンとかである。

この流れは映画やドラマだけの
世界の話だけではない。

航空業界でもそうしているし、
エンターテイメント業界でもそうなっている。

もちろん公共交通機関でもそうだ。

そんな流れになっているのに、
女ってさ〜
とか
男ってさ〜
とか時代遅れ過ぎて
俺は理解ができない。

そしてマーケティングもそうだ。

主語が大きすぎると
損をすることが往々にしてある。

数年前に知り合いが
こんな広告を出していた。

「女性なら女性らしく扱われるべき!」

みたいな謳い文句だったと思う。
(正確には覚えていないが結構過激だった)

内容は女性のための
セラピーみたいな感じだったような…

俺は「まじか!?」と思ったのだが
案の定炎上していた。

後から聞いた話だが、
広告費を数百万円単位で使い、
成約ゼロ。

なんならネットで叩かれ過ぎて、
今はもうネットで見かけることさえない。

主語がデカいと損をすることさえある。
そんな時代なのだ。

だからマーケティングの段階でも
主語は大きくせずに
ある程度絞った方が損害も大きくならないだろう。

そして絞った方が
刺さる人も多い。

というのが、
今回の話の着地点である。

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