横須賀市立常葉中学3年生からの感想

2022年2月横須賀市立常葉中学校3年生の生徒さんに『ぼくゼロ短尺版小さな木の実』をご覧いただきました。
校長先生からのご丁寧なお手紙と生徒さんからいただいた感想を一部無作為に抜粋してご紹介いたします。

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MUSUBI PRODuCT10NS スタッフの皆さま
2月24日(木)、横須賀市立常葉中学校3年生を対象に「ぼくゼロ」を上映させていたださました。感染症対策のため、体育館の扉を開け、防寒着着用の中、鑑賞しました。

はじめに校長より、マイノリティーとマジョリティーの言葉の意味や具体的な差別などの例をレクチャーし、上映に移りました。どの生徒も真剣にそして食い入るようにスクリーンを見つめていたように感じています。受け止め方は様々だとは思いますが、全参加生徒111名の感想をデータにて送信いたします。

今後もMuSuBI PURODUCT10NSの活動を應援していきたいと思います。

横須賀市立常葉中学校 校長 平井 慶一 

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ここから生徒さんからの感想です。

*動画にも出た方のように自分に関して不満を抱えている人が多くいると知った

*性別についての理解が深まった。

*マイノリティやマジョリティについて理解することができ、性同一性障害についても学ぶことができてよかったです

*世の中には、大変な人がいることがわかった。

*自分も性別は男と女しかないのかなと思っていたけど、動画を見て性別がない人や女と男のどっちもの人もいて本当に世の中十人十色なんだなと思える動画でした。

*多様性が認められる世界は温かい

*このような事実に対して色々な人が苦しんでおり、それに対して差別をしたりする人もいるため、本人は悪くないのにいじめられたりするのは、良くないなと思いました。

*これからの時代はジェンダーレスが大事だと思うし見た目などでは差別されてはいけないと思うので今日の授業では改めてそれを考えさせられた。

*性別は男子女子だけでなく、どちらでもないという選択肢もあることを学んだ。男子女子と言う見方をしないで、一人の人として接することが大切だと思った。

*話題については知っているけれど細かくは知ることができていなかったのでこのような機会に多くのことや、新しいことを知れてとても良かったです。そのような知識だけでなく実際の本人の言葉を聞くことでさらに知っていかなければならないなと思えたし、すべての人が自分が思う幸せな生活ができる、受け入れられていく社会になればいいなと思いました。

*色んな人がいることに気づきました。女性でも男性でもない人、どっちでもある人、女性の体に生まれても男性である人、その逆の人もいることが知って、常葉中学校でもその差別をなくそうとしていることを知って嬉しかったです。将来、たくさんの人が常葉中学校で自分らしい学生生活ができると思います。きっと、日本中の学校、会社、職場もそういう状態になれると思います。

*マイノリティの排除は身近で起きていて、社会問題にもなりつつあるのですごく考えさせられた。また、今自分がそう思っていなくてもこれから先マイノリティ、マジョリティになってしまったらと考えると怖いなと思った。そうならないためにもこれから「人」として生きていきたい。

*性別だけではなく性格や容姿など誰一人同じではないので、自分の世界に一つしかない個性を大切にし、周りの人はその一つ一つの個性を理解し認め合い尊重していくことが大事だと、今日の動画を通して改めて感じました。

*世の中は、なにかと区別しますが、区別するべきでないことも存在すると学びました。見た目でなんでも区別をするのではなく、その人のことをしっかり理解して共生することが大切だと思います。もし、身近にそのような友達がいたら、「教えてくれてありがとう」などの優しい言葉をかけて、いつも通り接していこうと思います。

*今までもジェンダーに関するお話は聞いていましたが、自分は周りに対してそういう事を気にしたことがなかったので周りのことを考える機会になったと思います。この話を聞いて自分をさらけ出してくれる人がいるならば、私は受け入れようと思います

*身近な事例から自分が知らなかったことまでマイノリティとマジョリティによる問題についてよく理解ができました。性的マイノリティについてよく考えることが最近多いので多様な考え方があると改めて感じました。

*今は男女の差別はなくなってきてるけど、男でも女でもない人はどう生活するのかを今日学べて良かった。性同一性障害の方は色々な偏見があり学校とかで差別や悪口を言われることがあると思うけど自分の体は自分の物だから自分らしく生きるのはとても素敵だと思った。

*私は短編映画を見て更にLGBTQのことや気持ちがわかりました。ただ見ている中で少しだけ嫌な気持ちになってしまった場面がありました。「どうして女性になったんだ」という発言です。批判とかじゃありません。人それぞれ意見や考えがある、ただし言われた本人や理解がある人達にとってはあまり気持ちのいいものではないと思いました。今までの私は男性は男性として女性は女性として接してきましたが、授業を受けてからこれからの高校生活で色々な人達と出会い関わっていく中で相手の気持ちや意見を尊重し関わっていこうと思いました。

*性別についての問題やどんな気持ちをしているかわかりました。

*性別という概念を重視して生活していると自覚はしていませんでしたが、自分の気づかぬところで差別になってしまっているのかもしれないので、より慎重に注意を払って性的マイノリティに向き合いたいと思います。

*そもそもマイノリティーとマジョリティーという考え方が駄目なんだなって思った。人に種類なんてなく、人は人で自分は自分なんだなって思った。だからこそ「個人の尊重」という考え方があり、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という言葉があるんだなって思った。

*自分にはわからない出来事について教えていただき、これからに繋げていこうと思いました。

*今日の授業でマイノリティの扱いがマジョリティから違ってその原因で差別になることを学びました。動画を見てトランスジェンダーやX ジェンダーの人達のことも学べて良かったです。

*このみさんは自分のことが世界で一番好きと言っていてすごいなと思ったと同時にいいなって思いました。自分のことをどんな形であっても、好きでいられるのは自分をとても信頼しているんだなと思ったし、心から好きなんっだなと感じました。私は自分のことで嫌いなところがたくさんあるし、自分のことがすごく好きではないけれど、少しでも好きに慣れるように前向きに生活したいと思いました。

*性別に違和感のない人は理解のしづらい内容だと思うけれど、そんな人も今日の授業で知ることができたので良かったです。私も男子と女子のどちらかしかないとずっと思っていたけれど性はたくさんあるのだとわかりました。今の小さい子どもたちが大人になるときまでに男女の差や、好きな容姿、好きな対象が自由になっている世界になって欲しいです。

*今までは人として考えるということがなかったけど今回の授業で性だけで人を判断するのではなくその人はその人という考え方が大切だと思った。またビデオにもあった「たとえその人が女性でも男性でもその人はその人だから普通に友達として接している」という言葉を聞いて素敵だなと思った。高校生になってもこのことを忘れずに過ごしていきたいです。

たくさんの感想をありがとうございました。
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MUSUBIチームでは、中学生・高校生向けに『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜』の短尺版40分の『小さな木の実』を無償で視聴していただけるように学校無償プロジェクトをおこなっております。
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