神奈川県人権教育関連職員の方からの感想

神奈川県人権教育関連職員の方からの感想

ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき

2021年11月に、神奈川県教育委員会行政課人権教育グループ主催にて、職員様向けの研修にて、ぼくゼロを上映していただきました。
参加されたのは、県市町村教育員会の人権教育担当の方、図書館や公民館、生涯学習関係に携わっている県市町村職員、そして学校の教職員の方と、幅広い職種の方々がこの研修を受けられて、ぼくゼロをご覧になってくださいました。
研修を受けられた方からのご感想が届きましたので、一部ではありますが、ご紹介させていただきます。

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題名に「空と木の実」があり「木の実」はなぜ書かれているのか、疑問であったが、理解した時は、ものすごく衝撃的でした。
どんどん空雅さんが笑顔になり、声のトーンが明るくなっていくのを見て、「自分らしさ」が取り戻せているのだと見ていてとてもよくわかりました。
今の世の中は言いやすい、表現しやすいものになってきたと思います。
なんでも両極である世の中をグラデーションで表現できる日が 一日でも早く来ますように。 

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「わかりやすい内容だった」と言う質問項目に「とても思う」と答える前に少し悩みました。
簡単に「わかる」と言えない内容でした。
そう言ってしまうことでこの内容への意識が浅く薄いものになってしまうような気がしました。
性別について考えるだけでなく、自分とは何者なんだろうととても考えさせられました。
この問題はマイノリティ、マジョリティの話ではないと言う言葉に深い共感を得ました。ありがとうございました。

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あえてだと思いますがズバットした質問を主人公にしていたシーンでは「何を聞くんだ・・・」と思いました。
でもその質問の答えが本当の心の声なんだと感じました。
私の友人も先日LG BTなんだとカミングアウトしてくれました。
その時の私はどんな風な聞き手だったんだろう・・・。
カミングアウトされても何も変わることなく接しています。
でもその友人が幼少期や学生時にどんな思いだったんだろう。
そんな友人の想いをどこかで世に伝えてくれる映画があること、世に伝えたいと思い発信してくださる方がいることに感謝です。
ありのままでいいがもっともっとみんなの心に届きますように。
そもそもありのままで良いと言わせなくて良い世の中に・・・。

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誠実に作られた映像作品だと思いました。
知人にもいる同性愛者とは異なり、トランスジェンダーの方の声を聞く機会はほとんどないので、当事者である子どもの声に寄り添うドキュメンタリーに心を動かされました。
念願だった性別適合手術を受けてハッピーエンド、何もかも解決、とはならず、自分をめぐる探求が続いていく点がリアルだと感じました。

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「やりたいことだけど、好きでやりたいわけではない」って胸の切除をする時に言っているのを聞いてその苦しみってとても大きくて深いものだろうなと思いました。
性別に対する考え方やその人それぞれが「そうありたい」と願う性別等は見えづらく、わかりづらく当事者の方々がしているように思うのでLG BTQ?性の違和感?どういう表し方をしたらいいかわからない時があります。
ひとくくりにできないことだなと思います。
今回映画を見て、自分らしく生きている人って、とても明るいなぁと思いました。
少数派であっても自分らしく生きるって大切だな、と思いました。
とてもあっという間でした。
観れてよかったです。
ありがとうございました。

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映画を見ていて感じたことは、「性別は何のためにあるのだろう・・・」ということでした。
私自身、性自認と身体の性に違和感を持っていませんが、性別はどっちでもいい。
たまたま今の性別だったという感じです。
もちろん性差はあるかもしれないけれど、お互いに関わる時には、その人自身「個」に向き合っています。
性別が「枠」という表現がされていましたが、決められた「枠」ではなく、自分らしさや今、明日以降が楽しみである自分という「枠」を温め、大切にしていきたいと感じる時間でした。
家族や周りへの伝え方(受け止め方)は難しいですが、お母さんと周りの友人が素晴らしかったし、小林さんだからこそ巡り合えた人のつながりであると思いました。

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性について、まだ自分の認識が違っていたことに気づきました。
体の性と心の声が一致しないことが一番の苦しみで生んでいると思っていましたが、心の性についても「自分の性とはなんだろう」と悩み、答えが変わり、「自分らしさ」を見つけていく姿が心に残りました。
「自分らしさ」を見つける・・・それはマイノリティ、マジョリティに関係なく、自分を大切にする気持ちだと思いました。

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自分と向き合って生きる、逃げずに真摯に・・・とても大切なことだと気付かされました。
壮絶な人生だなと感じてしまうのも偏見であると自分自身にショックを受けました。
小林さんのような方がそばにいたら正直どのような声かけができるだろうかと不安になるところもありますが、理解と許容がベースにあれば、乗り越えていけるのかもと感じました。
性について考える事は、「わたしとは何か」を考えるきっかけになると感じました。

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自分がいかに白黒をつける枠組みに慣れ過ぎていることに気づくことができました。
男か女か、どちらかであり、どちらかにしないといけないように無意識で思っている自分がいるなと思いました。
性別だけではありませんが、「幅がある」と言うことを自分が理解できるように少しなったかなと思いました。
いろんな映画があると思いますが、なんか「感動する」みたいなものではなく、今回みたいに「とまどう」「考えさせられる」ものもいいなと思いました。
ありがとうございました。

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ぼくゼロを研修で上映してくださりありがとうございました。
ご感想もお寄せくださり感謝しております。
ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜
自分らしく生きるとは?を、考えるキッカになるドキュメンタリー映画です。


自主上映会に関するお問い合わせはこちらよりどうぞ



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ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき
性別とアイデンティティについて描く ドキュメンタリー映画のページです 主人公は、女性として生まれ、男性として生きたいと希む若者 自分を好きになれなかった主人公が 9年間の紆余曲折を経て、真の自分らしさに出会うまで そして「世界で自分が一番好きだ」と言うまでになる過程を追っています