毎日放送(MBS、大阪市)元プロデューサー/ジャーナリスト 大牟田聡さんのレビュー
新聞記者だった父親の影響でジャーナリストとなった大牟田さん。
原爆や大災害の報道に長くかかわり、2014年にドキュメンタリー「映像’14 被爆を語るということ」で「坂田記念ジャーナリズム賞」を受賞されました。
【感想を送ってくださった方】
毎日放送(MBS、大阪市)元プロデューサー/ジャーナリスト 大牟田聡さん。
撮影しながら、映画を作りながら、作り手も成長していく作品。
この作品で重要なのは、髙木監督の弟・壮真をずっと世話してきた母の美千子さん。
彼女は時に壮真の気持ちを代弁し、監督の知らない弟の情報を提供します。
とても大切な役回りなのです。
桜のつぼみに気づく壮真の感性に感動する一方で、性的興奮を隠そうともしない壮真のケアをしている姿を見ると、母という存在(というより「美千子さんは」、かも知れませんが)は凄いなあ…とただただ感心してしまいました。
そんな母親の姿を見るから、監督は父親に苛立ってしまうのでしょう。
父は、弟の養育をほぼ妻に任せきりだったわけですから。
「兄弟」とも違い、「母と息子」でもない、「父と息子」という微妙な関係。
実はこの作品では結論は出ていません。でも、それで良かったと思います。
成人し、力も強くなった弟を、どのようにフォローしていくべきなのか。
完璧なケアはできないが、守ってやりたい責任感もある兄の思いが伝わりました。
わかろうとしてもわかることは限られるし、わからないことの方がきっと多いので兄は「さみしい」と感じてしまうんでしょうけど、そのさみしさを超えて、寄り添い続ける母の姿にこそ、多分答えらしきものはあるような気がしました。
(編集担当:うえだ)
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【上映委員 クチコミ】
上映が終わってしばらくたちましたが、上映委員のグループラインで会話があるので、本当に上映が終わり、上映委員の人たちとZoomで夜中まで会議しなくなったという実感がないです。実感がわくと、寂しくなりそうですね💦
はじめはなんとなく面白そう、新型コロナウイルスの影響を受けて学校で友達ができにくくて寂しいからお友達つくりをしたいという感じでしたが、だんだん、自分にできることは何かないか、せっかく映画に関わる活動に入ったから何か好きな映画を探したいなといろいろやりたいことができました。
この活動をしていなかったら、夏休み中は毎日散歩して、部活に入りたいといって何も行動せず、ごろごろしていたと思います。
この上映委員の活動が終わりじゃなく、何か新しいことを始まる一歩となったと思っています。
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【劇場公開情報】2021年11月16日現在
上映後の、監督&日替わり特別ゲストによるアフタートークは終了しました!お越しくださった皆様、ありがとうございました
詳細はこちら→ https://boku-to-otouto.com/infomation/
大阪 @シネ・ヌーヴォ(本編48分、アフタートーク30分)
終映しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました!
京都 @京都みなみ会館(本編48分)
終映しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました!
神戸 @元町映画館
終映しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました!
東京公演もあるかも…⁉