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ボクともぐらと 17_ 読書と、心を動かす言葉と、やさしいリーダーシップ

ボクの夢はやさしいひとになること。やさしいひとで有り続けること。こんな夢、恥ずかしくて言えないと思っていたら「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)に出会い、それでいいんだと思えた。この本をきっかけに同じ夢を持つ同僚のもぐらさんに出会い、2人で、やさしいリーダーシップ・やさしい経営について学ぼうという物語

月曜日。もぐらさんがオフィスにやってきた。のっくのっく。「ごぶさたです。先日のnote、なかなかGoodじゃないですか。”なんのためにひとは勉強するのか、学ぶのか。社会に出ての自分の安定のためじゃないよ。より多くのひとを幸せにする力を自分がつけるために学ぶんだよ”、という話。良いんじゃないですかね!」と、いつものようにひと回りも下だが上から目線。うん、でも、褒めてくれてありがとう。

ぼくもこの解釈に出会った時は、「あっ。。。」と思い、「そっか。そうだ!」と思い、若くない自分が悔しくなった。でも、今が、人生で誰もが一番若いんだ。世界中の誰もが今が一番若いんだ。今からでも遅くない。この、何のために学ぶかを心に、"learn as if you were to live forever."(ガンジーさんの言葉)と思って学び続けていこう、と決めた。

職場では色んなことを学ぶ。友人との話でも、映画を見ても、カフェでパソコンを叩きながら周りを観察しても色々気づきはある。でも、ボクの場合は本を読むことでの学びが多い(あ、読書が趣味だから当然か・・・)。本を読むことが、なぜか、たまたま、理由はわからないけど、好きになっただけ。読書が嫌いな人も、もちろん、いるね。学びのツールは本だけではないもの。でも、以下のような表現に会うとなんかうれしい:

「けっきょくのところ、私自身が尊敬を集めるにふさわしい人間に成長しなければ、「ともにがんばろう」といったところで、その熱意はいっこうに伝わることはない ー そう思いたってからは、自らの人格を高めるための哲学を身につけるべく、読書と勉強の日々が始まりました。」(「心 人生を意のままにする力」(稲盛和夫))

「~どんなタイプのリーダー、どんな種類の人間になるかは、2つの重要な影響力によって決まる。読む本と交際する人びとさ。」(「幸せなリーダーになる8つの習慣」(ロビン・シャーマ))

「「経験は最良の師」という格言があるが、そうじゃない。他人の経験こそが最良の師なんだ。偉人たちの人生を読むことで、彼らが偉人になった秘密をひも解くことができるよ」(「希望をはこぶひと」(アンディ・アンドルーズ))

は、もちろん一人で楽しむこともできるけれど、物語に登場する多様な人物に触れることで、人の気持ちを理解する手助けになる。~私はが大好きで、これまでたくさんのを読んできた。そのことに、私はもっと自信を持っていい。」(「運命の恋をかなえるスタンダール(水野敬也)」)

で、もぐらさんが、素敵な意見を言ってくれた。「で、ふと思ったのですけど、本を読んで、いろんな作者の言葉に出会って、感銘受けて、それを覚えていると、大切なひとが悩んでいる時に、それらの言葉をプレゼントできますよね。これって、”誰のために自分は学んでいるのか? 周囲のひとを幸せにするためだよ!”と通じませんか。引き出しがたくさんもてるし、自分の表現が拙いときに偉人とかの表現を使えるし。自分の言葉というより、ガンジーさんの言葉だよ!なんて方が、信じてもらえそう、ですです」。

わぁー、確かにそうかも。他人を幸せにするために、本を読む。素敵な言葉・表現に出会い、それを人生に悩む仲間に共有する。その時のために本を読む。いつ来るかはわからないけど、日々読んで準備する。わぁ、これいい考えだ。さすが、もぐらさん。年齢ひと回りも下だけど、いつも上から目線だけど、許します。

そういう意味でも、「ぼくモグラキツネ馬」はすてきな言葉で埋め尽くされている。チャーリー・マッケジー(作者)さん、川村元気(訳者)さんに感謝です。

それに、”今”の心の状態のボクが、「ぼくモグラキツネ馬」を”今”読むから感動するのかな。タイミング。必要なその時に現れてくれる。悩むボクがいつもの美容院の棚で偶然見つけた「ぼくモグラキツネ馬」。そして、同僚のもぐらさんにその話をしたらnoteを進められて、今がある。

シンクロニシティ的な?(=二つ、もしくはそれ以上の出来事が意味深い形で偶然に起こること。共時性(「シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ(ジョセフ・ジャウォースキー)」)

”今”のボクは、それまでに色々本を読んで来て、それまでに色々経験もしていて、だから、自分が”今”好きな考え方をそのままサポートしてくれる表現があると共感し、自分が”今”好きな考え方と類似性を持ちながら、でも、更に新しい視座を提供されると、とても感銘を受け、その新しい考え方を持つよう進化するような。だから共時性は必然なのかも。。。

で、話が変わるけど、このシンクロニシティの本をめくると(あ、電子書籍の時代ながら、まだ、めくっています。。。)、「リーダーシップとは、つまり人間の可能性を解き放つということだ。すぐれたリーダーシップに必要な条件の一つは、そのグループにいる人々に活力を与える能力である。人々の心を動かし、勇気づけ、活動に集中させる能力であり、一心不乱に取り組み、最大限の力を発揮してものごとを行う手助けをする能力である。」(「シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ(ジョセフ・ジャウォースキー))とあった。

まさに、今、ボクともぐらさんが目指している「やさしいリーダーシップ」と同じ。

真のマネジメントは解放することである」(「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」(マーカス・バッキンガム))という表現も見つかった。

リーダーシップとは、責任や権限といったことではない。自分の部下である人たちをどう思いやるかということなんだ」・「リーダーシップとは、争って勝ちとる階級や地位のことではない。リーダーシップとは、仲間のために奉仕することを言う。」(「一緒にいたい」と思われるリーダーになる。(サイモン・シネック))という表現もあった。

とにかく、もぐらさんの意見を頂いて、いつかどこかの、大切なひとが悩むその時に、すてきな言葉で鼓舞できるよう、読書を続けよっと。たまたま趣味になってよかった。

「”こころがいたむときは、どうしたらいいの?” ぼくがたずねると、馬がこたえた。”ともだちといっしょにいなさい。その涙と、つらい時間をわかちあう。そのうち希望にみたされて、幸せなきもちがやってくる”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。

一緒にいたいと思われる、やさしいひと、やさしいリーダーになって、仲間が悩むときには、心落ち着く希望の言葉をかけてあげたい。

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