見出し画像

ワンチャン?Wang Chung?若者から学ぶべし(素敵なリーダーになりたい編_v4-26)

行きつけのお昼ご飯食べるお店のマスターと若者が使用する言葉の話になった。

お店のバイトさんを3名ほど雇ったけど、家庭の介護などのやむにやまれぬ状況が発生して、偶然に2名が来れなくなった。再度、知り合いの紹介とかで採用を追加した。けど、時にドタキャンもあり、自分ひとりだけで朝から晩まで対応して、死にそうな時がある。というか全般的に死にそうだ、とのこと。

で、若者言葉でわからないのがあるんだよ、とか言う話に発展。いわゆるオフィスがある職場でもありますか?との質問。

ボクの会社ではあまり気にならないが、たまに、20代、30代の仲間が、ここ5-10年ぐらいか、「ワンチャン」、更に略して「ワン」を多用する。なんかその言葉を使いたいようで、あえてそれが使える表現をしゃべろうとする。意味はもちろんわかるけど、ボクはどういうタイミングで使うかに長けておらず、人生で一回も使った記憶が無い、と伝えた。

えええ、そうですかぁ、って驚かれていた。ワンチャンは普通に使うけどなぁ、とのこと。

「でも、いつも「ワンチャン(Wang Chung)」というイギリス出身のデュオ(大昔に解散しているけど)が大好きで、それを思い出して、その曲を聴きたくなるんだよ」って多少誇張して話したら、なんと、このデュオのことを知っていたのだ。

マスターはバンドマンで、ベースを弾き、洋楽好き。で、ボクも同じような感じだから、その話に発展。ワンチャンを知っているひとはなかなかおらず、ニコニコしながら会話。アノ曲はヒットしましたね、とか、知られていないけどあのアルバムが良い、とか、えー、それは知らない、とか。

ちなみに、スラングで、Wangは男性器、Chungは美女・美男の意味(のはず)。このデュオはアジア好きなのかな、と思って昔調べたが、こんな言葉遊びでした。「Everybody wang chung tonight、って歌詞があるのだけど、意味分る?」と尋ねたけど、マスターは「知らないですー」。

ついでに、ボクの好きなバンドはTOTOなんですが、知っていますか?と聞いたら知らなかった。マスターは想定35歳。ワンチャンを知っていて、TOTOを知らないのか。。。ま、トイレの便器で出会うTOTOか、スポーツくじのtotoしか思い浮かばないですものね。。。

で、話を戻すと、こんなマスターが素敵なのです。というのは、その若者言葉について行けないと言いながら、否定的・批判的に言わないのです。楽しんでいる感じで、「その意味を教えて」「俺も使うから、間違っていたら指摘してね」ということらしいのです。

マスターなのに、TOPなのに、リーダーなのに、そういう言葉使いを禁止せず、拒絶せず、自ら”下りていって”いるのは、素敵なリーダーと思ったのです。頭ごなしに否定せず、世代を受け入れる。ギャップを受け入れる。

若者との、コミュニケーションの一つのツールとして、有効活用しているのですね。レストランですから、オープンキッチンですから、一生懸命とともに、和やかな、楽しい雰囲気の方が、お客様も満足ですもの。マスターはもともとこんなキャラで、無意識的なのかもしれないけど、素敵だなと思ったのです。

本当か嘘か、ピラミッドにイタズラ書きがあって、「最近の若者は困ったモノだ」的な意味だそうです。ピラミッドは紀元前2500年ぐらい前に造られています。あ、嘘だったらすいません。何かの本で読んだ記憶が。実は最近のまさにイタズラ書きだったりして。ま、いつの時代も、若者と年配者の感性、感覚、人生観、言葉使い、趣味・趣向は、当然、違うものです。拒絶するのか、知り・背景や効用を学ぼうとするのか。マスターのようにコミュニケーションの技として使うのか。

ま、若者用語は別にしても、若者の感性・人生観は知りたいですね。いつの時代も若者世代のパワーに勝つことはできませんし、次の時代を創って行くのですから、その源泉を学ばないと。ビジネスしているなら、社員としてもお客様としても、若者を無視するなんてできませんから。例えば、介護のようなビジネスであったとしても。

「素敵なリーダー」: AI、コンピューターアルゴリズム、バイオサイエンス、サイボーグなどサイエンス技術の進歩が激しい現代。後輩の”チカラ”の方がどう考えても凌駕しているような。後輩から、若者から、学び、自分も成長していく。基本的な望ましいスタイルのような。知識・技術を持った後輩・若者が年上のリーダーに付いて行く理由ってのは一体なんだと考えると、人格的・知性的な点で学びになると思ってもらえること以外に無いような。素敵なリーダーの条件ですね。

こんな素敵なリーダーになりたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?