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ボクともぐらと 21_ろじかるてぃんきんぐ、って何ですか。どうやるの?

「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)が人生の書として大好きなボクと同僚のもぐらさん。この絵本から、互いをボクともぐらと呼ぶことになり、そして、やさしいひとになり、やさしくあり続けるひとになることを夢にして良いんだとの勇気をもらい、やさしいひと、やさしいリーダー、やさしい経営を目指す日々、一歩一歩の物語。

今日は金曜日。お仕事終わり。さて帰えろかな。リモートだから今日もひとりぼっち。と思っていたら、もぐらさんがやってきた。のっくのっく。相変わらず部屋なんてないけど、のっくのっく。

「のっくのっく。お疲れ様です。帰られますかぁ。急いでますかぁ。」「うーうん、別に急いでないよ。何の予定もないもの。」「ですよねー。」で、ですよねーって、誰からもお声がかからない寂しいひとみたいなレッテル???「うーん、そうね。。。人気無いもの。。。」「あ、ジョーダンですよ。ジョーダン・スピース!これが言いたかっただけです。一体、誰のことかわからないけど。」

「教えてください。ロジカルシンキング、改め、Thiンキング(THサウンドを強調して)について。これってつまり何ですか?どうしたら身に付くんですか。フライデーナイTHだから(ナイトはナイトでTHではありません)、エッセンスだけ手短に教えてくださいー。」

ロジカルシンキングかぁ。しかも手短にかぁ。うーん。って、もぐらさん、充分ロジカルだけど。「そうねー、手短に説明すると、”お題、結論、その結論をささえる個別に独立した同じ階層の理由3つ~5つ” が整理されて、納得感が生まれること、じゃないかなぁー。」

「へええ、ごめんなさい、意味不明です。」 「うーん、例えば、ボクはなぜもぐらさんが好きかがお題だとして、それは今まで会ったことがない素敵なもぐらだから、が結論で、それを支える理由が、①.外見:もぐらなのに人間の容姿だから ②.性格:一生懸命の努力家でみんなのために動ける利他主義の性格だから、③.ボクとの関係性:ボクのことを頼ってくれているから。

どう? 納得できる? 重要なのは理由3つそれぞれ独立していて、且つ、同じようなレベル感が維持されていること。それに3つあります、と最初に言われると安心するよね。延々に話がつづくのではなくて、3つで世の中すべて、って、終わりがわかるからね。」

お題:ボクはなぜもぐらさんが好きか
結論:なせなら、今まで会ったことがない素敵なもぐらだから
結論を支える独立した同じレベル感の理由:3つあります。
 ①.外見: もぐらなのに人間の容姿だから
 ②.性格: もぐらなのに人間のために一生懸命動ける利他主義の性格
 ③.ボクとの関係性: ボクを頼ってくれるはじめてのもぐらさん

「あー、なんとなくわかります。」ちなみに変なロジックの例だと、例えば:

お題:ボクはなぜもぐらさんが好きか
結論:なせなら、ボクが好きなキャラだから
結論を支える独立した同じレベル感の理由:3つあります。
 ①.外見がボクのタイプ
 ②.この間、野球のチケットくれたから
 ③.指が綺麗だから

理由3つが結論を支えていないし、網羅性がないし、理由3つのレベル感に違和感があるでしょ。それに、そもそもお題の結論が正しいようであるけど、充分でないような。キャラ以外も気になってくるよね。

突然だけど、ボクが友達の健一君の結婚式で使った、”健一くんは18金(18K)です。100%の男とは言いませんが、75%の金含有率な男です。かなり高品質です。”

外見の3K
 Kao(顔)がいい
 Karada(体)がいい(身長や体重や筋肉とか)
 Kakko(格好)が素敵(ファッションセンス)

内面の7K
 Kashikoi(賢い)
 Kizukai(気遣い)がある
 Kawaii(かわいい)
 Kirei(綺麗)好き
 Kigaru(気軽)な雰囲気
 Kookishin(好奇心)ある
 Kodo(行動)的(閉じこもり型ではない。色々連れて行ってくれるよ)

金銭面の2K
 Kane(金)がある(ストックの話)
 Kasegeru(稼げる)(フローの話)

本質的4K
 Kenko(健康)
 Kazoku(家族)が仲良し/面倒くさくない
 Kachikan(価値観)が合う
 Kami(髪)がある(これは皮肉。健一君の髪は薄かった・・・)

裏品質の2K
 Kiss(キス)がうまい
 Koui(行為)がうまい
この2つはジョークです。ぼくは彼のココだけはわかりません。あ、一回だけしました。笑。みたいな。さらに彼はKenichi。Kの一番野郎です、で締めた、みたいな。

お題:新婦のご家族さま。健一くんはGoodな男です。安心してください。
結論:なぜなら、健一くんは18金(18K)だからです。
結論を支える独立した同じレベル感の理由:18種類のKの説明

もぐらさん、これはわかりやすくない?

「はい。わかります。そんなことより健一さんに会いたくなって妄想してます。」「あ、だから既婚者です。」「いえ、結婚してても素敵な人には会いたいものです。もう離婚してたり? 今度3人でパンケーキ食べましょう。人生をやる気にさせるシンボルのパンケーキ。」

ちなみに「ぼくモグラキツネ馬」に見習って、ボクともぐらさんは落ち込んだらパンケーキを食べて復活することにしている。ちなみにこれは披露宴の持ち上げトーク。今頃、奥様は健一にはKenichiのKしかないことに気づいている。から、離婚しているかも???

いずれにせよ、相手に伝えるべきお題の結論をMECEな世の中で示せるか、がボクの思うロジカルかなぁ。違っていたらごめんなさい。

プレゼンの場合だと、結論はあえて最後にするとか、結論を最後にも繰り返えすとかはありね。

あと、ページ数が増えても、1枚にひとつのメッセージを維持して、その1枚1枚のページの中もこのようなロジカル状態が維持したい、かな。例えば18Kの説明なら、ページ数は18あって、それぞれ1枚でKの説明やエピソードが1~3種類解説される。顔写真が3種類あるページ、違ったファッションの格好の写真3つのページ、気遣いを見せたエピソードを3つ紹介するページ、みたいな。ま、単純な話だから1ページに3Kでも4Kでもいいけれど。

あ、あと、資料の各ページは”題名”だけではなくて、メッセージを書くのがボクは好きかな。「1K:Kao(顔)」ではなくて、「1K:Kao(顔)_ 健一の顔はまじでハンサムだ」とか。最初にメッセージだけを箇条書きして、それから1ページ1ページ作り出すと流れの全体像をつくれながら、早く作れると思う気がする。

「どうぉー、もぐらさん、聞いてたぁ。わかる?」「トム・クルーズですか? ヒュー・ジャックマン?誰にケンイチさんは似てますかぁ?あ、ティモシー・シャラメがいいです」。 

「あああ、ううう。。。ですね、みんなカッコいいですね。ボクも会いたいです。外国の俳優さん、好きなのですね。では、また来週ー。」「はーい。お疲れ様でした。勉強になりました。Come Home Happy!!!できます。ありがとうございましたー。」

でも、ロジカルって大切なんだろうけど、大切なのかなぁ。気にしないなぁ。。。ロジカルだけでは生きていけないし、本当にひとを動かせるのかなぁ。心から湧き上がる想い、そっちが大切な気がするな。自分を動かすのも、仲間に動いてもらうにも、ロジカル説明できなくても、正直な強い想いがあれば。

”すきなことわざは?”とぼく ”あるよ”とモグラ。 ”なに?” ”うまくいかないときは、ケーキを食べよう”」(「ぼくモグラキツネ馬」より) これはロジカル? わからないけど素敵だよね。

”なにかがおきたときにどうふるまうか。それこそが、オイラたちにあたえられているさいこうのじゆうってもんさ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より) ロジカルに考えてふるまう? 正直な心に従う? 一瞬の判断がもとめられたら? 

”くらい雲がきても・・・前にすすむんだ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より) ロジカルに考えたら前に行く?後ろ?その場にとどまる? ロジカルに考える情報は得られるの?自分の素直な気持ちは?直感は?

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