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自分次第・自分らしさでイイんだよ。正しいなんて無いんだから(素敵なリーダーになりたい編_v4-22)

今日は静岡出張。文字通り静岡駅下車。新幹線で名古屋や大阪は行くけど、人生初の静岡駅。この静岡から連想されたのが富士山。名古屋行く時も当然、静岡経由するので右手に見える。でも、静岡だからこそ富士山が連想された。なので、太宰の「富嶽百景」(富嶽とは富士山のこと)を新幹線で再度、読もうと思い立ち、持って行った。家出て、新横浜経由の静岡。ちょうど読み終わるページ数。尚、過去も読んだけど、残念ながら文学を読み解くチカラが無いのか、何も感じず。さて、今日はどうかなぁ。

新幹線、満席。混み混み。海外の方がたくさん。京都に行くのかしら。ひかりで。のぞみでは無く。ボクは3人席通路側がどうにか取れた。左側だから富士は見にくい。。。

隣からはドイツ語らしきが。ご夫婦。ウナギ弁当と海鮮丼を2人席通路側前後に座って交換しながら食べている。が、2人とも、両弁当とも、イマイチのご様子。半分以上残ってしまった。。。ボクは本を読みながらサンドイッチ。そっちの方が美味しそうなのだけど。。。

しばらくしたら、その前に座っていた奥様が手を後ろに回して旦那様の膝をとんとん。「何?」「窓の外、見て」。で、ボクもつられて、通路越しに、そのドイツ人らしき旦那さん越しに窓の外を見たら富士山が。曇り空でいまいち。雪はまだ残っているけど美しさはなし。この新幹線に乗っている海外からの皆様のことを思い、残念、と思ったのでした。

「富嶽百景」は静岡に着く前にちょうど読み終わる。30ページほど。この本の中に出てくる富士に対する作者の形容詞がたくさん。

・そんなに驚嘆しない
・心細い山
・やっていやがる
・たのもしさ
・くるしい
・軽蔑
・風呂屋のペンキ画
・恥ずかしい
・偉いなぁ
・よかった
・したたるように青い
・燐が燃えているような感じ
・ばかにできない
・俗でだめだ
・月見草がよく似合う
・気が重くなる
・妥協しかける
・閉口
・どこか間違っている
・大親分
・お世話になりました
・酸漿に似ていた

まだまだ有りそうだ。いずれにせよ、当然だけど、見る側の気持ちによって、対象をどう思うかは変わる。自分次第。そんなこと分っているけど、再度、教えてもらった、のかな。

今回、「富嶽百景」を読んだ感想はそれだけ。あとは、前と同じで、どこがどうすごい、というのか、「素晴らしい」作品と言われるのかは、わかりませんでした。。。能力不足変わらず。。。

でも、仕事には役立ちました。弊社の商品を一定数の方に同時説明したのですが:
・ツールに対して使える/使えないと思うかは自分次第、
・来年の法改正はこんな内容の予定だけど、それに対して右往左往するのか/事前に準備するのか、あるいは無視するのかは自分次第、
・制度事業に対して受け身になるのか/自分達としてのコダワリ・差別性を打ち出すのか、その中で稼ごうとするのかは自分次第。などなど。

何事も自分次第なんですよ。ビジネスも、法律も、どう思うかは。チャンスなのか、危機なのか、立ち向かうのか、逃げるのか、無視するのか。だから自信もってください。他社がどうとか、制度の要求通りだけをすべきとか、関係無い。我が道を進むと、結局は勝てる会社のように思います。世の中、正しいこと、なんてないのだから、それを理解しないと。大切なのはやりたいこと。上手く行っている経営者を紹介して、独自のこだわりを貫いていますよ。そんな話に。太宰を読まずに来たら、違うことを伝えていたかもしれません。

しかし、「何事も自分次第」なんて分かり切ったことをお客様にことさらに伝えたことが「役立った」とは言えませんね。別の内容の方が価値があったかもしれません。でも。。。

一瞬一瞬、何かが選択されます。その時は他はできないです。だから、しょうがない。何をお客様に伝えたいか、自分のこと(=お客様自身)をより自信を持って好きになって、奮い立って帰ってもらうには、何を伝えるか。それも自分次第ですね。

「素敵なリーダー」: リーダーは自分の目指す方向、ビジョンを、確固たるものとして持たないとリーダーではないですね。それを他人がどう思うかは関係無いですね。自分は今、これで世の中に価値を提供したい、これを伝えたい。理由はわからない。世の中、正しいこと、なんてない。だから大切なのはやりたいこと。それに賛同してくれる、共感してくれるなら、一緒にビジネスしようよ。リーダーの大切な、重要な、決して欠くことはできない、素直なビジョンを描くチカラ、と、それを仲間に素直な言葉で語れるチカラ。素直な正直な気持ちを根底に。

こんな素敵なリーダーになりたいですね。

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