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”仕事は冒険”と巧みに定義する(素敵なリーダーになりたい編_v4-3)

人生は、大なり小なり冒険だ。地球が回り、時は止まらず進み、死ぬまで生きていかないと行けない。生きていくのは本質的に冒険だ。何も約束されていないのだから。人間も動物も、日々、太古から、冒険している。生きるために。35-40億年前に生命が誕生。5、600万年前に人類が誕生。幾多の冒険を生き抜き、今、我々がいる。冒険を生き抜いた結果。

さらに、未来を自ら創ろう、と自分の設定した夢や目標に向かっていくなら、もっと冒険だ。夢や目標っていうものが、その定義上、簡単に達成できるわけではないから、何も約束されていないから、冒険だ。未来は予測するんではない、自ら創り出すんだ、的なマインド。

で、冒険って定義したら、問題・課題・困難・災難・非難・壁・障害・落とし穴・失敗・不都合・面倒・妨害・厄介などが来ても、へっちゃら。だって、冒険にはこれらが付きものだから。これらがあるから冒険だから。人生は冒険で、だから面倒がたくさん。これらに文句を言うは空気に文句を言うようなもの。諦めずに乗越えればいい、だけ。乗越えられなかったら、次の策を企画して実行だ。

もし、自分に夢や目標が無くて、組織の上から降ってきた目標であっても、それの実現を目指す旅は冒険だ。目標はだいたいストレッチされるから、達成が簡単ではないから、問題が立ちはだかるから、課せられた目標でもそれに向かうのも冒険だ。

会社を興し、ビジョンに向け、仲間を集め、チームワークで歩むことは「冒険」。日々の業務もその一環で「冒険」。もちろん、穏やかな天気で船が順調に進み、海賊も襲って来ず、不測の事態も無い、落ち着いた日々もあるけど、それでも「冒険」の一環。だから日々の仕事もやっぱり冒険のはず。

そもそも「冒険」って聞いて、わくわくする? 安定志向の人は魅力を感じないかな。ま、一つの比喩ですね、冒険と言う言葉は。「楽しく、前向きに、やっつけにならず、目的や価値を認めて、挑戦・難題に積極的に取り組みたいよね、みんなで」という気持ちにさせる、という意味です。

でも、変なの。会社でのお仕事は、あまり「冒険」と思えない。どうしてかな。わくわくしない。ちょっとイヤイヤ「やらなきゃいけないこと」って思うだけだ。

冒険と思えない。どうしてだろう:
1.やりたくないことをやらされるから
2.その結果がどう世の中や仲間の役に立っているか不明だから(価値、目的が不明確)
3.やったところで誉められないから
4.精神的疲弊で、手足だけを動かすだけで、身体全体が疲れるようなことではないから
5.独り作業で、仲間とやっていないから
6.難易度が高くなくて、作業量だけが多いから
7.危険・リスクはあまりないから
8.達成感・満足感・爽快感・大きな成果物は得られないから
9.結果がでるのが先の事だから成果を測れないから
10.自分の何の成長につながるかわからないから
11.どうあがいても、やっぱり「日常的」としか思えないから。

そうですね、こう考えると、会社の仕事で「冒険」って難しそうですね。「冒険」な場合もありましょうが少ないですね。つまらない。。。

なので、ここでリーダーの登場なんです。素敵なリーダーの。

アフリカで人類が誕生して世界中に散らばって、今があるってマクロに見るとかなり冒険の連続。あるいは、受験したり、留学したり、スポーツに打込んだり、会社興したり、結婚したり、子供育てたり、病気を乗り越えたり、苦難を乗り越えたり、マクロに見ると1人の人生も冒険いっぱい。だけど、日々の仕事になると冒険にならない。

これの定義・捉え方を打開するんです。仕事を「冒険的」に定義する。
1.
どんな価値をめざすのか。うまく定義するんです。その「仕事」をふかーく見つめると、大きな価値がそれぞれあるもの。自分なりのアレンジでもいいですね。ま、あまり嘘くさくなく。。。重要な課題に参画しているんだ!全力投球したくなる価値だ!誇りだ!って思わせる。

2.
そして、その実現に向けて「冒険」的な難易度をチームメンバーに割り振る。仲間のことがわかっていないと割り振りずらい。そんなときは対話しながら。個々人の目指したい成長につながるちょっと難易な負荷を割り振る。そしたら、自発的になる。前向きになる。挑戦心につながる。

3.チームメンバー間に助け合いの関係を実現するんです。そのために、まずは自分が率先して助けるのです。傍観せず、現場に降りて。必ず伝播する。

4.そして、日々、仲間を鼓舞すべく繰り返しコミュニケーションするんです。みんなの挫けない心・前向きマインドを継続させるんです。失敗を楽しみ、気にせず、批判せず、解決させ、次に向かう。

会社からの不当な暗黙のプレッシャー に「1.価値+2.成長+3.助け合い+4.挫けない心」で戦うのです。冒険です。で、宝島で宝を見つけるべく。めんどう?難しい?いやいや、これこそリーダーの仕事かなと。

「素敵なリーダー」: 日々の仲間の仕事を巧みに上手く冒険的に位置づける。こんな価値を社会に提供できるよ。でも、こんな難易度がある。でも、それぞれこんな成長につながるよ。独りじゃ無理。みなで乗り越えよう。達成したら、どんな気持ちになれるかな!試してみようじゃない!

こんな素敵なリーダーになりたいですね。

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